久しぶりの英国 

 

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粟野市子さん
社会人
イギリス・2011年2月参加

 


■震災翌日の出会い “日本の東北地方に大地震”の衝撃ニュースの翌日、3月12日土曜日の午前中です。あちこちインターネットをできる場所を捜しました。BBC放送だけでは詳しい情報がつかめません。息子が住む東京の震度もわかりませんでした。Churchillhouse School のインターネット教室、ズーッとパソコン故障で使用叶わずでしたが、前日様子を見に寄ったところ何台か使用可能になっていました。が‥‥教室が開くのは午後1時半からでした ラムズゲイトにインターネット・カフェが一軒あると聞いたような。地元の方2~3人に訊ねましたが分りませんでした。英語学校まえの小さな公園で”あーーどうしよう”と思いながら座りこんでいました。かなり疲れた表情だったのでしょうか? その公園で植栽作業をしていた女性に話しかけられました。 ラムズゲイトに長く住んでいるその方もネットカフェがどこにあるかを知りませんでした。私が英国滞在中の日本人と知ったからでしょうか? ”もし万が一、ネットカフェが見つからなかったら、家にいらっしゃい”と、初めて知り合って5分くらい会話を交わしただけの私のノートに住所、電話番号、メールアドレスを記入してくださったのです。 14日月曜日ロンドンに向かう日、ホームステイ宅を引き払い、感謝の気持ちを伝えたくてその方の家を訪ねました。彼女は数年前の旅行に日本航空を利用して、搭乗員の接客態度の丁寧なこと、食事の美味しさが忘れられないとのことでした。その数日前、イギリス郷土かるた作りに取り上げられたラムズゲイトの場所をあちこち訪ねた日に、私達が出会ったコックス規子さんと知り合いだそうです。 3.11地震の余波でロンドンへ行く準備が整ってなく、ロンドン行きの電車・汽車のことやホテルの予約について相談にのっていただきました。彼女は色々調べて下さり、Speed express(?)の発車時間にあわせてラムズゲイト駅まで送ってくださったんです。もし将来万が一、またイギリスへ行く機会ができましたら、あらためてお礼を伝えるためにラムズゲイトを訪ねようと考えています。


■布ぞうりを教えて 布ぞうり作りを実施した小学校2校とも参加した子どもは全員が1組2個を完成させようと真剣に取り組みました。ヨーロッパでよく見るflip-flopサンダルとも素材が違う、初めて見る珍しい布ぞうりをひとつぐらい作ってみようかなといった軽い興味以上の熱意が、子どもたちみんなに溢れていました。作りながら日本のことを色々質問してくる子もいましたョ。マーゲイトのお店に参加した大人の方々も熱心でしたネ。足のサイズが30cmくらいあるみたいな素晴らしい体格の男性も、時間がかかっても諦めずに仕上げてニコニコと帰られました。編みこみ作業に入る前にそれぞれの足に合わせて型紙作成した方が良いみたいです。 そういえば、子どもさんの用事で偶然学校にいらした、夫がイギリス人の日本人女性が、絶対作ってみたいので布ぞうり本のタイトルと出版社を教えてと、書き留めていかれました。


■空手演武 空手への注目度もかなり高かったですネ。ホールに集まった子どもたち全員の視線が指導する千葉さんに集中してましたョ。空手には流動美があります。空手の動きが体力保持、健康維持にも繋がっているんですネシェーン英語学校勤務時代、父親が空手インストラクターで英国生まれの日本語はほとんど話さない外見日本人の男性が、英語講師として来日しました。日本国内での就職を選んだのは古武術の習得をめざしたからのようです。


■トーマス君との再会 Monkton School昼食時間にホールでトーマス君に”Fairtrade Tea Partyで飲んだお茶がとても美味しかった。妹も一緒だったよ”と話しかけられ、本当にビックリしました。予想もしてなかった嬉しい驚きで、思わず兄妹ふたりの写真撮らせてと言ってしまいました。郷土かるた作成を担当したクラスにトーマス君がいまして、授業の合間に少しだけ話しました。日本文化全般、茶道以外への興味も強くあるみたいな印象でした。


■6時間遅れの帰国便 3.11地震の影響で、通常フライト時間より6時間も長い成田空港への帰国便。乗客は3分の1くらいだったでしょうか?以外にも数時間も睡眠とれました。一人で4席も使用できて横向きに寝ることができたからでしょうか。香港を離陸した後だったかな、”カップめんのシーフードヌードル、○○そば、○○めんを用意しました。お好きな方はどうぞ!”の放送が流れました。機内に何だか嬉しそうな空気が流れました。10年ほど前ですが、アムステルダムから戻る海外航空フライトの機内食一食分として出てきました。機内食カップめんも日本文化の波及ですネ。


■2003年以来、久しぶりの英国 ロンドン市内のレンタサイクル制度導入、地下鉄・バス共用のオイスターカードなど、8年も月日が流れると社会状況も大きく変化しますネ。交通事故による脳挫傷クモ膜下出血で一時的にかなりの記憶が消滅したからでしょうか? 過去の思い出を呼び戻したかったのか、生まれ育った故郷や旅行で行った海外へ、記憶確認の旅に出かけたくなるんです。今回、普通の観光旅行では味わえない小学校の子どもたちや地元の方たちとの会話が思い出深い英国旅行・イギリス滞在になりました