イギリスのフェアトレードタウンに滞在して

1102keisuke
比嘉啓介さん
社会人
イギリス:2011年3月参加


私は、今年の3月にイギリスのサネット地区のフェアトレードタウンを訪れました。ラムズゲートという港町に滞在し、そこを中心に活動しました。ラムズゲートは治安がよく、ホストファミリーもいい方で、とても快適に過ごせました。

出発当日は、入国審査に時間がかかり、さらに携帯電話を受け取るためにパディントンのホテルに行く時に道に迷い、またオイスターカードを購入するために地下鉄の駅を往復しために、ラムズゲートに到着が夜になっていまいました。

二日目は、Northdown Houseでフェアトレード・ティー・パーティーに参加しました。日本からは茶道を紹介しました。パーティーでは、フェアトレードの食材を使ったケーキのコンテストが行われました。それから、会場ではフェアトレード商品が販売していました。地道にフェアトレード普及活動していると感じました。

三日目は、現地作成した郷土カルタで描かれた場所を訪問しました。午前中は、鉄橋、ジム、公園など、ラムズゲートを中心に訪問しました。ラムズゲートはあらためて港町だと感じました。午後から、マーゲイトに行きました。フェアトレードショップが閉まっていましたのが、残念でした。


四日目は、障害児学校で折紙を教えました。数名の生徒に対して2・3人の先生がついていました。日本でもそうなのかわかりませんが、とても教育環境に恵まれていて、設備も整っていました。それでも低い年齢のクラスは、先生も大変そうにみえました。午後からカンタベリー大聖堂に行きました。観光地なのか、観光客がたくさんいました。

五日目は、Monktonの学校で郷土カルタの作成を指導しました。担任の先生が郷土カルタの理解が深く、こちらでやることは、あまりありませんでした。その後、フェアトレード推進委員会会長のTammyさん宅に訪問し、フェアトレードについてのお話を伺いました。生でフェアトレード関係者の話が聞ける貴重な体験をしました。Tammyさん宅に行くまで、とても風が強く寒かったですが、Tammyさん宅がとても暖かく、つく前の寒さを忘れてしまうほどでした。

六日目も、Monktonの学校に訪問しました。その日は折紙ポスターの作成を指導しました。生徒が積極的に作成したので、素晴らしい出来きになりました。学校の体育館に飾られました。個人的には、折紙の折り方を聞きにきた生徒に、折り方がわからず、教えられなかったのが残念でした。つくづく自分の準備不足を痛感しました。後半は、空手演武と昨日作成した郷土カルタのゲームを行いました。

七日目は、St Laurence Junior Schoolという学校を訪問しました。簡単な日本語指導を行い、そのあと、生徒の発表会を見学しました。生徒が一生懸命やっていました。この日は、平和で穏やかな日でしたが、日本で大地震のニュースを知らされました。ラムズゲートの日々とは対象的で、複雑な気分になりました。

八日目は、休日で(事務局の方)と一緒に、フェアトレード巡りに行きました。ラムズゲートのスーパーでは、日本と比べものにならないくらい、フェアトレードマークの商品がたくさん扱っていました。値段は安いのも高いのもあり、お客さんは、特にフェアトレードマークの商品を求めているわけではなく、自然に購入しています。学校の生徒と比べると、フェアトレードの認知度は低いようです。それからマーゲイトに行き、(事務局)の知り合いの議員さんと昼食を摂り、砂浜でモトクロスを観ました。砂浜でモトクロスはとても珍しく、臨時で遊園地にあるような乗り物が設置されていました。さらに、Shell Grottoという貝の寺院に行きました。誰が作ったかわからない神秘的な所でした。

最終日は、マーゲイトの教会でのフェアトレードのイベントに参加しました。日本の被災者に祈ってもらいました。ヨーロッパでは教会が、フェアトレードの普及に寄与しています。日本にはないことです。

最後に、サネット地区のフェアトレードタウンでは、学校、議員などの行政機関、教会、生協などの協力があって、フェアトレード普及活動が行われています。特に訪問した学校の生徒がフェアトレードマークを知っていることに驚きました。ただフェアトレードの認知度は、一般の人に対しては思ったほど認知されていないようです。日本でフェアトレードを認知されていないことを悲観する必要ないと思いました。フェアトレードタウンに滞在して、フェアトレードとどう関わっていくかを、今後の自分の課題となりました。