かるた大会が大成功

1102ayaka
小川彩華さん
学習院女子大学国際文化交流学部1年
2011年2月参加


カルタは、小学生時代の好きな遊び

まず初めにイギリスでカルタづくりをするということは、私が今回のインターンに参加をすることを決めた要因の一つである。なぜならばカルタは、小学生時代の私の好きな遊びの一つであり、地域の小学生が集まる大会に参加をしたり、友達と自分たちのオリジナルのカルタを作って遊んだりするなどして、とてもカルタに慣れ親しんでいたからだ。だから今回のインターンでカルタづくりをするということを聞いたときは、当時のことがとても懐かしく思い出され、ぜひイギリスの子供たちにもカルタの楽しさを知ってもらいたいと思ったのだ。 しかしイギリスにはカルタのようなカードゲームはないので、カルタについて上手く理解してくれるかということや、気に入ってくれるかどうかということを初めは不安に思っていた。けれども実際にイギリスの小学校を訪問し、授業に臨んでみるとみんなとても真剣に話を聞いてくれ、すぐにルールやどのようにカルタを作るのかということをわかってくれた。あまりにもスムーズにカルタを作成することが出来たのでとても驚いた。


学校カルタづくりに参加

私が携わったのは学校に関係したカルタ作りだった。学年はイギリスの小学3年生。作る手順は、まずみんなで学校に関する単語を出し合い、沢山でたらそれぞれが担当したい場所を挙手で決めていった。喧嘩や揉めたりすることもなく、一人ひとりの担当箇所が決まった。またこの方法のおかげで偏ることなくいろいろなテーマに関するカルタが出来た。このことはゲームをする上で、いろいろな種類があると飽きないでより楽しむことが出来ると思うのでとても良かった点だと感じる。 カルタ作りの一日目は決まった題材の絵の読み札作りと絵札の下書きをした。読み札づくりは3つ、しかも頭文字が異なるものを作らなければならなかったので、子供たちは少し苦労をしていた。しかし先生や私たちに助けを求めたり、上手く文を倒置させたりして、そんなに時間を掛けずに読み札を作り終えた。みんなでそれぞれのアルファベットの頭文字が被らないように決めるのも、すんなり決まってすごくカルタ作りは苦労するだろうなと思っていたが、むしろ呆気なく完成してしまった。二日目は絵札を絵の具で描き、生徒ひとりひとりの思いの詰まったイギリス初のオリジナルのカルタがついに完成したのだった。


苦労した点

しかし苦労したのは生徒たちにカルタをつくるのを教える時ではなく、そのあとの事務作業であった。その理由は二つある。一つ目は小学三年生の文字は、まだ字体がはっきりしていないのでなかなか読むことが出来ず、なんと書かれているのかを読み取ることが一苦労で、誰が作ったのかという名前さえも先生の力を借りなければ正確に読み取ることが出来ず、とても時間が掛かってしまった。二つ目は誤字脱字が思っていたよりもとても多かったことである。特にbとdを混同して使っている生徒がとても多かったことにはびっくりした。同じくらいの年齢の日本人の生徒が「は」と「ほ」を間違えてしまうようなものなのかなと思った。どちらの問題も最後に先生にチェックをしてもらったことにより無事に解決でき、妥協をすることなくしっかりとしたカルタが完成した。


日本と違う、イギリスの生徒

カルタづくりを通してイギリスの生徒と日本の生徒の違いを二つほど感じることが出来た。一つ目はイギリスの生徒の方がとても積極的であるということだ。なぜなら日本の生徒は答えがわかっていたとしてもなかなか手を挙げないが、イギリスの生徒はどんな質問にもクラスのほとんど全員が一斉に手を挙げて意見を述べようとしていたからだ。 二つ目は集中力がとても高いということ。なぜなら一つ目に述べたことからも話をよく聞いているということが言えるし、無駄話や違うことをする生徒は全く居ず、決められたやる作業が終わったら「次は何やるの?」としょっちゅう聞かれて逆に困ってしまうくらいだった。これらの違いはイギリスと日本の教育現場の違いから生まれて来るのかと感じた。それはクラスに先生が二人居て、生徒に目がよく行き渡っているからなのだと思う。またそれは、みんなが黒板のほうに向かって、同じ向きに座る日本とは違い、グループになっている机の並び方からも影響を受けているのだと思う。


カルタ大会が大成功

最後にカルタ大会についての感想を述べる。結論から言うと、大会は大成功だったと言えるだろう。なぜならゲームをしている子供たちの顔がとても生き生きとしていて、カルタを楽しんでくれていることが伺えたからだ。そのことからもイギリスの子供達にも、日本の伝統の一つであるカルタが受け入れられたということが感じられ、とても嬉しく思った。またチーム戦だったお陰で、自分のチームの子がカードを取ったらみんなでハイタッチをするなどして、とても盛り上がっていた。楽しそうにしている生徒たちの笑顔を見ることが出来てすごく嬉しかった。 でもやはり一番苦労したことは、言葉の壁である。生徒達が人見知りもせずに一生懸命話しかけてくれているのにも関わらず、上手く聞き取ったり、言ったりすることが出来なかったたからだ。しかし日を重ねるごとに出来るようにはなっていたが、自分の満足できるレベルではなく、とても悔しくて今回の経験で、語学力のアップに磨きをかけることについて今まででの経験の中で一番思い知らされた。このことに気づかされたことも今回のインターンに参加できて良かったことの一つだ。


フェアトレードも学びました

またタミー(※)さんに出会い、いろいろなフェアトレードに関するお話を聞くことが出来た事もとても良い経験であった。まだまだ勉強不足だと痛感し、これからの大学での勉強や、自分の勉強に生かしたいと思う。そして日本でももっとフェアトレードの認知度が上がり、フェアトレード商品を買う人が増え、アフリカやラテンアメリカ、アジアなどで今もなお苦しんでいる人々が、私たちが今出来ているような当たり前の生活をできるように、一刻も早くフェアトレード、つまり公正な貿易が行われるような日が来るといいなと思う。 (※招待団体サネットフェアトレード団体会長)