ガイドブックに載っていないイギリスの魅力

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北島明子さん
熊本大学文学部3年
イギリス・2013年8月参加


私がこのプログラムに参加したきっかけは、大学、、、で案内を見つけたことでした。もともと国際交流に興味があり、外国の人に日本に興味を持ってもらいたいという思いと、外国に行って子ども達と触れ合いたいという思いからすぐに参加を決意しました。

海外に一人で行くのは初めてだったので何か失敗をしないか不安でしたが、配布資料で丁寧に説明が載せられていたり同じ便で行く(他のインターン)と会うことが出来たので、無事到着することができました。福岡から韓国、韓国からイギリスへ行く飛行機の中では、隣の席になった人といろいろな話をして、頂いた配布資料を読み直していました。イギリスに日本文化を伝えに行くと言うと、頑張ってねと言ってもらえ、さらに気持ちが高揚してワクワクしながら起きていました。

イギリスについてまず驚いたのは、空港がとても広かったことです。私達は第四ターミナルについたのですが、第三ターミナルまで行くのにかなり時間がかかり、必死で引率の方について行きました。京都での事前研修以来、みんなと会うのは二回目だったけれどすぐに打ち解け、移動のバスの中ではずっとおしゃべりをしていました。私はホームステイ先に着くのは最後だと思っていたので、のんびり頭の中でシュミレーションをしていたけれど、一番初めだったのであたふたしてしまいました。三週間お世話になったホストファミリーはとても優しくて、親切にして下さいました。事前に見ていた体験談集と違って、この家庭では特にルールがなく、門限もないしシャワーはいつ浴びても大丈夫でした。ホストマザーはとても料理が上手で、私のイギリス料理に対するイメージを覆しました。イギリス料理はまずいというイメージがあり、出国前には友達からも散々言われたけれど、料理はとてもおいしかったです。それはホストマザーの料理だけではなく語学学校の料理や給食も同様においしく、日本とは違うメニューばかりで物珍しくもありました。個人的に、Ramsgateのレストランで食べたパニーニが一番おいしかったです。ただ、お米はやっぱり日本のものがおいしいなと感じ、イギリスではあまり野菜を食べないんだなと思いました。また、子ども達が残飯を捨てている姿を見るのは悲しかったです。日本語の「いただきます」と「ごちそう様」の深さを改めて感じ、プログラムの中で子ども達にこれらの言葉を教えられたら良かったなと思います。

イギリスに滞在している間は本当に規則正しく、健康な毎日を過ごすことが出来ました。ホームステイ先が語学学校から一番離れていたので、毎日三十分ほど歩きました。歩くのもすごく楽しくて、いろんな発見がありました。車が路上に駐車されていたり、信号機の形が違うのも新鮮でした。雨の日にでてきたカタツムリが大きかったり野良猫がふさふさだったのも驚きでした。皆には日本でも一緒だと言われましたが全然違うのです。

語学学校での授業のおかげで本番への心構えができました。最初は全然話せませんでしたが、回数を重ねるごとに良くなっていることを実感できました。ルーシー先生の授業はとてもわかりやすく、英語でどう伝えたら効果的か学ぶことが出来ました。しかし、小学校で実際に授業を行った後の方が問題点が多く浮上し、ルーシー先生に質問したいことがたくさん出てきました。私達の班ではカルタの説明を大幅に変えたので、文法や語彙が合っているか確認していただきたかったです。また、小学校に行く前に名所やサネット市について知識を得て、実際に訪問しておけばよかったなと思います。週末にMargateの名所を一通り周ったのですが、カルタの題材になっている場所とは違ったので、題材になっている場所をちゃんと見て子ども達にアドバイスが出来れば良かったです。

どの活動も印象に残っていますが、一番心に残っているのはカルタmakingです。みんな一生懸命読み句と絵札を考えてくれて、カラーペンで塗ったのでとてもきれいな仕上がりになりました。早く終わった子には折り紙を教えたのですが、手裏剣作りが途中になってしまったのが残念でした。絵札を作成中、中には写真をそのまま映している子もいたので、オリジナリティを出していいと伝えたかったけれど上手く言えませんでした。また、せっかく子ども達が話しかけてくれても何と言っているのか理解できず、自分の英語力のなさを痛感しました。交流の機会を無駄にしないためにも、もっと英語を勉強してスピーキング力を身に付けたいです。プレゼンテーションでは自分で調べて来てくれた子もいたし、先生が補足の情報を付けたして下さったり、発表が苦手な子のアシストをして下さいました。イギリスの子ども達は日本の子ども達と違って積極的でみんな手を挙げるので、発表も得意だと思っていましたが、緊張していたり照れたりしていたので少し意外でした。最後に手作りカルタでゲームをするときはみんなすごく楽しそうで、自分が作ったカルタを自分で取れると「僕のだよ!」とすごく嬉しそうでした。ゲームをする上で、先頭が誰だかわかるようにかぶとをかぶってもらったり、Hereシートを作って札により過ぎないよう工夫しました。かぶとをかぶると先頭が誰だかわかりやすいけれど、動くと落ちてしまったり髪形によってはかぶりにくそうにしていたので、最後にはかぶりませんでした。また、お手つきを伝えるのは難しく、お手付きをしていない子が休みになってしまうので、間違いはカウントせずゲームを行いました。キーワードに重点をおいた説明を行うと、子供達はすぐにルールを理解してくれて次の日も覚えていました。カルタをしながら、なぜカルタが日本でしか浸透していないのか考えていました。自分なりに考えてみた結果、①日本語はモーラ言語である ②枚数がゲームをする上でちょうど良い(みんなで輪になってできる) ③和の文化である ④単一民族国家である という四つの要素が関係しているのではないかと思います。モーラ言語では音節で語を区切るため、ひらがな一音の音は変わりません。しかし、アルファベットだと単語によって音が変化してしまい、最初の文字が聞き取りにくくなってしまいます。また、ルールを守ったり、待ったり、一緒に何かをすることは集団生活を送る上でとても大切なことだし、単一民族なので文化や言葉の壁がありません。そうしたことから日本でのみ発展したのではないかと思われます。

折り紙では犬、猫、魚、かぶと、手裏剣をレベルに応じて折りましたが、どれも楽しそうに折ってくれました。休み時間にはピカチュウやキティちゃんも教えました。手裏剣ができる行程にみんなとても驚いていました。犬と猫は折方がほとんど同じなので、完成の時は犬ができた子と猫ができた子がおり、区別が必要だなと思います。

習字では清書の他にもメッセージカードを作ってもらいました。中には私達にカードをくれた子もいてとても感激しました。

どの活動にも言えることは、早く作業が終わる子と遅く終わる子の差をいかに埋められるかだと思います。私達は余裕を持って準備していたつもりでも、用意していた活動を全て終わってしまう子がちらほらいました。先を読んでいろんな活動を準備すれば良かったなと思います。また、日本から剣玉やこまなど子供達の興味対象になりそうなものをたくさん持ってきたらよかったなと思いました。

その他にも、私はフェアトレードに関する活動がとても印象に残っています。中でもタミーさんのお話を拝聴できたことで、フェアトレードにとても関心がわきました。実際に調査をした際は、店員の人が店で取り扱っているフェアトレード商品を把握していたことに驚きました。しかし、アンケートにおいて、フェアトレード商品を買っていてもサネット市がフェアトレードタウンだと知っている人がほとんどいなかったことも驚きでした。フェアトレードを推進する側と実際に買う側に意識の差があることを受け止めてその差をどう縮めるかが、今後の活動において大切なことだと思います。同様のことは日本にも言えます。私は熊本に在住しているので、自分なりに勉強したり活動に従事し、少しでも多くの人にフェアトレードについて知ってもらいたいです。

三週間はあっという間に過ぎてしまい、とても楽しくて有意義でした!この経験は、私の人生において大切なものの内のひとつです。迷惑ばかりかけていましたが、自分に足りない力を見直すことができたし、フェアトレードにも出会うことができました。また、他の参加者やホストファミリー、子供達や同じ語学学校に通っていた生徒さんなどたくさんの人と交流することができました。みんなと出会えてすごく良かったです。日本に戻ってもずっと繋がっていたいです。

帰りの飛行機で、隣の席になった同年代の女の子と仲良くなりました。お互いの思い出を話していて、その子は私が参加した活動に非常に興味を持ってくれて、自分も参加したいといっていました。もしかしたら、次のインターンシップに参加しているかもしれません!こんな風に、自然とつながりが増えていくことがとても嬉しいです。郷土カルタや日本文化を通して、子供達がたくさんつながりを増やせていけたら幸せです。ぜひまたこのプログラムに参加したいです。その際は、今回できなかった活動や新しいことにも取り組んでみたいです。