かるたの面白さは世界共通

1109yuri

金田悠里さん
法政大学人間環境学部3年
イギリス・2011年9月参加


私は今回のインターンを通じて、観光や留学では決してできない体験ができました。また、私自身も以前より日本文化に詳しくなったと感じております。日本文化ということで、かるた、折り紙、紙芝居、書道、茶道を紹介しましたが、かるたづくりは特に大掛かりで大変な内容だったと思います。

かるた紹介に関しては大きく分けると3つの内容がありました。かるたゲーム、かるたづくり、そしてかるたトーナメントです。

かるたゲームは、かるたの発祥について紹介し、遊び方のルールを紹介した後、実際に遊んでみるとう内容でした。こどもたちは、かるたははじめ貝殻に絵を書いて遊ばれていたと知るととても驚いているようでした。実際に貝殻かるたで遊んでみると、同じ番号の貝殻はそれぞれぴったりと合わさることを発見しとても楽しんでいました。かるたゲームにも夢中になって取り組んでくれたので、日本で子供たちが楽しんでいるかるたは世界共通であるという発見がありました。

かるたづくりはとても骨の折れる内容でした。ローカルかるたを作るにあたって、まずはじめに街歩きをし、現地のランドマークとなるような場所を把握、子供たちにかるたを作ってもらいます。最後にカルタの形に仕上げる作業をしました。街歩きは、一日ないし半日かかる作業でしたが、観光ではいけないような素晴らしい土地をたくさん訪れることができました。また、この作業によって子供たちにかるたを作ってもらう際にアドバイスができました。子供たちは発想力豊かでのびのびとし、進んで作業にとりくんでくれたので、かるたづくりの授業は大変でしたが予想していたよりもスムーズに進めることができました。私が小学生の時と比べるとイギリスの子供たちは自由に学び、みないきいきとしているという印象をうけました。最後にファイナライズの作業ですが、これも初めて作業したときは思わず時間がかかってしました。しかし、この反省を生かし2回目のかるたづくりにはうまく作業ができるような改善点(プリントに生徒の名前をちゃんと書いてもらう、絵札の原画にもアルファベットを書いてもらう、作業の役割分担を決めるなどなど)を実行し効率化を図ることができました。インターン同士の中もより深まり、自分自身の成長も感じることができた体験でした。

かるたトーナメントは実際につくったかるたでゲームをし、優勝したチームを表彰するというものでした。同時進行で絵札の投票も行い、こちらも上位5名と先生が選んだ絵札の生徒を表彰しました。生徒たちはみな一度かるたゲームを体験していたので、トーナメントでは日本人の子供さながらのゲーム展開となり、また自分たちの作ったかるたということもあったのでとても白熱した試合となりました。また、絵札の投票を行うことによって自分が作ったかるただけでなく友達がつくったかるたにも興味を持って接することができたと感じております。表彰時には、手作りの日本語の表彰状と折り紙で作ったメダルをプレゼントしました。イギリスでは優秀な子はどんどん褒めるという風習があり、表彰された生徒たちはとても誇らしげにしていました。また、日本語や折り紙も生徒たちにとっては珍しいもので興味を持ってもらえました。

このインターンに参加する以前、私は特に日本文化としてのかるたというものを意識することがありませんでした。かるたを紹介すると聞いたときも「イギリスの子供たちが果たしてかるたに興味を持ってくれるのか」と全く反応が予想できませんでした。しかし、実際に活動してみて、かるたを含め日本文化に対してイギリス人は興味を持ってくれたし、すばらしいものだと感じてくれたようです。小学校の先生のなかにもかるたのルールが面白いからぜひこれからこのゲームを取り扱っていきたいとおっしゃってくれた方もいらっしゃいました。実際に、子供たちはとてもかるたを楽しんでくれていたので、かるたの面白さは世界共通なのだということも感じました。

世界にはさまざまな文化があり、それぞれが素晴らしいものだと思います。今回のインターンで私は主に2つの文化(イギリスと日本)について触れましたが、お互いそれぞれの文化を尊重し尊敬しながら共有できたと感じております。これからはさらにほかの国の文化に触れられたら良いと考えております。