他人を理解するには、まず自分の文化について目を向け考える必要がある

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竹本ゆり

静岡文化芸術大学
文化政策学部2年
イギリス・2014年9月参加

 

私が、このインターンに参加した理由は、イギリスという国に興味があったことと外国の教育現場や暮らしをこの目で見てみたいと思ったからである。

1週目:語学研修、チームづくり

今回、私は2週間コースを選択し、3つの小学校に出向き、折り紙、書道、カルタ、日本文化紹介の授業を行った。最初の1週間目は、語学学校で時制や発音などの授業を受けた後に、次週のワークについての準備をした。担当の語学学校の先生は、とても優しく丁寧にわたしたちの発音や考えたワークについてアドバイスをくださり、やる気につながった。今回参加したインターン生と初めて顔を合わせたのもイギリスに来てからという環境だったが、ワークについて意見を出し合い試行錯誤していくうちに打ち解けることができた。準備が終わった後や週末には、語学学校周辺や授業をする小学校周辺にも行き、どのような暮らしや環境であるのかを知ることができ良かった。

2週目。3つの小学校を訪問

そして、2週目。サネットという地域の3つの小学校に行きましたが、小学校ごとによって雰囲気がだいぶ違う印象を受けました。しかし、3校の共通点としては、壁や掲示物がカラフルであること、電子黒板や電子機器を使い授業を行っていることであった。出迎えてくれた先生方はとても親切であった。私たちが授業を行う際も、私たちの話す英語を生徒に分かりやすい英語に通訳し、生徒たちに伝えてくれた。生徒たちの目の前で話すのは緊張しましたが、先生方の温かい支援と子どもたちの笑顔に助けられ、授業を進めることができた。

日本文化をかるたで紹介

今回、日本文化紹介ということで、日本紹介カルタをもとに、26の話題を実演と写真や絵を使って説明しました。準備段階で、わたしは困惑した。26の日本文化について、すべてをきちんと説明できる自信がまったくなかったからである。その時初めて、今まで自国の文化について誇りを持ち、理解しようという気持ちが少なかったことを恥ずかしく感じた。ここで暮らしているイギリスの子どもたちにとって、どういう事柄が身近でよく知っていて、逆にどのような事柄が新鮮で日本独特の文化だと思っているのか全然見当がつかなかった。しかし、実際に生徒たちに紹介をしてみると、ポケモンやお箸、東京、侍については認知度が高いことや、生徒によっても日本についてどれくらい親しみがあるのかはばらばらであることが分かり興味深かった。地理的には遠いイギリスと日本であるが、スーパーには寿司が売っており、ロンドンでは多くの回転ずし屋や日本料理店を発見した。またポケモンやハローキティ、じゃんけんなどについてはほとんどの小学生が知っており、いろいろな分野を通して日本と世界はつながっているのだなと再確認した。そして、これから、よりお互いの文化が行き来しやすい社会になっていくのだろうなとも感じた。だからこそ、一人一人が自身の文化について他人に説明できるかどうかということが、他人とコミュニケーションを取り、お互いの価値観を理解するうえで重要になってくると思う。私は、今まで外国の文化や社会ばかりに目が向いていたが、他人を理解するには、まず自分の文化について目を向け考える必要があることに気づいた。

最後に

今回、イギリスで日本文化について紹介していく過程で、イギリスやその土地の文化について知ることができ、同時に改めて自国である日本の文化や地元の文化についても見つめなおすきっかけとなったと思う。最後に全国各地から集まった個性的なインターンメンバーと協力し、一緒に活動したことはわたしにとって大きな刺激となった。この有意義な2週間の経験を活かし、いろいろな価値観を持つ人々と関わっていきたい。