体当たりの経験、「気づき」のインターン

■文化を生活の中で意識

今回、このコミュニティインターンに参加したのは、ただの語学研修としてではなく、インターンとして目的を持った活動ができるというところに魅力を感じたからです。また、私は今まで海外に行ったことがなかったので、海外で日本の文化を伝えるという活動を通じて、より日本を海外から客観的にみることができると考えていました。こうしたことから、私は渡航前の目標として、インターンの活動を常により良くするように努力すること、そして「文化」という側面を生活の中で特に意識することを挙げました。そして、実際にイギリスで3週間、インターンを行ってきたわけですが、思っていた以上に多くの学び、気づきがありました。

■英語の土台の部分から理解

まずは、「英語」です。一週目は現地の小学校の授業準備をかねて語学研修があったのですが、これまで学んできた英語は何だったのかと思うくらいに、聞き取れない、話せない、伝わらないといったことの連続で心が折れそうになりました。しかし、研修の先生が、ネイティブの方にしか分からないような視点で、英語の基礎から授業をしてくださったおかげで、小手先のテクニックではなく、英語の土台の部分から新しく理解することができたと感じています。

■子ども達に伝えることに重点

こうして1週目の研修が終わり、2週目から実際に英語で授業をしていきました。しかし、相手が子供ということもあり、原稿ばかり見ていても内容は子供に伝わらないため、できる限り紙は見ずに説明する必要がありました。ある時はその場で文章を考える、またはボディーランゲージを用いて説明するなど、何とか子供たちに伝えることに重点を置いて授業を行ったことを覚えています。

■体当たり経験

こうした体当たりの訓練によって、私はプレゼンに一番必要なことは「伝えること」であることに改めて気付くことができました。どんなにきれいな言葉や難しい言葉で話したとしても、聞き手に伝わらなければプレゼンとしてはまだまだであるということです。このように英語でしか伝わらないような環境でプレゼンを行ってきたことで、「伝える」プレゼンを行う能力に加え、人前で話す度胸がつきました。私はこれまで人前に出て話すというのがあまり得意な方ではなかったのですが、このインターンを通じてそうしたことに対する敷居が低くなったように感じています。そのくらい体当たりの経験ができるというのは、このインターンの特長だと思います。

■とても身近で、誰もが協力しやすい途上国支援

次に、英語やプレゼンの能力に加え、フェアトレードについて学ぶことができたのも大きかったです。日本ではまだまだ浸透していないフェアトレードですが、このインターンではその団体の方と深く関わり、現地の小学校でフェアトレードの授業を行います。現地の生徒は普段の生活の中でフェアトレードマークを見てきているからか、ほぼ全員がフェアトレードについて知っていました。誰もが知っているような有名な企業でもこうしたフェアトレードを取り入れた商品を展開しており、実際にスーパーなどで身近にその存在を確認できました。その商品を選ぶだけで、途上国の農家、そしてその地域に良い影響を与えられるというのは、最も身近で、また誰もが協力しやすい途上国に対する支援だと感じました。ヨーロッパではそうした動きが広まりつつあるのを見ると、日本でもどんどん広めるべき活動だと思います。私はこのフェアトレードという存在を知ったことで、企業の社会貢献活動についてより意識してみるようになりました。

■終わりに

このように、このコミュニティインターンに参加して多くの気づき、学びがありました。当初の目標であった、活動の充実や文化の再発見もでき、満足した3週間を送ることができました。このインターンの経験はこれからの学校生活、また就職活動に新しい視点をもたらしてくれるものだと確信しています。