何事も自分から進んでチャレンジが必要

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井ノ口ひかるさん
京都産業大学3年
オーストラリア派遣
2015年8月3週間

  • 私は2015年6月頃このプロジェクトの参加することを決めました。前々から日本語や日本文化を外国人に広めるということに関して関心を持っていました。日本は世界に誇れる歴史と文化をもっています。是非とも世界中の人に知ってもらいたかったです。そのため、かるたを通して日本の文化や日本について学ぶという斬新で未知なプロジェクトに惹かれました。

  • 活動をするにあたって、まずはかるたとは何か、どういったものなのかを学ぶ必要がありました。私のかるたの記憶は小学校低学年で止まっていました。フロムジャパンさんからの課題や資料を通して、かるたについての理解を深めていきます。一つ重要になることが海外の子供たちに適したかるたをするということです。本来かるたは一対一で取り札の合計を競います。しかし、海外ではクラス全員でやること、グループで競うことなどルールが変わります。そのルールを私たち正確に理解して進行する必要があります。
  • 海外に行くまでの間で課題や手引きを通して学び、模擬授業をしました。授業の一通りの進め方や時間配分、パワーポイントの制作や必要な小道具の確認をしました。しかし、模擬授業では上手くいきませんでした。パワーポイントの不十分や英語が上手く使えず、進行に戸惑い時間が無くなったりもしました。反省点が山ほどありました。渡航までに時間が無かったので急いで資料を作り直し、英語を勉強し、時間配分や進行について話し合いをして不安なままでの渡航となりました。模擬授業はもっと事前にやるべきです。改善がみられても、直している時間が無いです。飛行機や乗り継ぎの時間を使って確認やパワーポイントを直しました。
  • 学校での時間割が割り振られていました。一日2・3コマで授業がない日もありました。担当の授業がない時間は先生の補助を主にしていました。先生一人25人弱の生徒を見るのは大変です。小学低学年では子供たちはスムーズに言うことを聞いてくれないこともあります。4年生くらいになると、やんちゃな生徒が多いので騒がしくなります。私が担当したのは4・5・6年生でした。4・5年生は日本紹介とかるたをしました。6年生はかるた製作です。他には折り紙なども考えていたのですが、すでに折り紙は知っていて、教室の中には折り紙がいっぱいでした。そこで、折り紙よりかるたをするほうが良いと思い、折り紙用のパワーポイントも用意していたのですが使いませんでした。6年生のクラスは3回の授業でかるた製作をします。1回目は日本紹介・かるた実践。2回目はかるた製作・読み札・絵札。3回目は作ったかるたで実践。すべての進行を自分たちでします。
  • 私が印象にのこっている出来事が、初日先生にあいさつをするために教室に行くと千羽鶴があったのです。それをもって集会に行きました。先生が、これは全校生徒が作ってくれたと言いました。作ってくれた人手を挙げて下さいと言うと、そこにいた全校生徒が手を挙げました。この千羽鶴は福島第一原発事故で無くなったひとへ作られたそうです。1年生が作った鶴は綺麗とは言えませんが頑張ってくれたことが伝わります。海外の人が日本を思ってしてくれたことに感激しました。何羽も折ってくれた子もいました。言語が違っても、住む環境が違っても繋がっているなと実感できました。こんなにも親日なことが嬉しいと思ったことは初めてです。全日本国民に変わってお礼を言いました。
  • 苦労したことは子供の字を読むことです。私は筆記体に慣れていないから筆記体の子の字は読みづらかったです。先生に一度スペルチェックをしてもらい、パソコンに打ち込んでからもう一度チェックしてもらいました。一日に6年生のクラスが連続してあるので、それを次週までにスペルチェックをしてもらい、パソコンに打ち込み、読み札を作るとなると忙しいです。空いている時間を使い作業をします。家に帰っても作業をします。完成した絵札を持ち帰るか、寄付するかも、スキャンをする時間が必要だったり、フロムジャパンさんと連絡をしたり時間がありません。余裕をもってするのならば、4週間が望ましいです。しかし、3週間でもできました。活動スケジュールをしっかり立てることが大切でした。
  • 授業で工夫した点として、一番はパワーポイントをより分かりやすく、簡単にするかです。長い文章を書くと見にくいので、動画を入れて分かりやすくしました。ポイントになることは一つにまとめてスライドにしました。かるたをする時に使う箱やイエローカードは手作りです。ゲームをしている最中生徒たちは真剣になるので、箱を踏んでしまったり、イエローカードを折ってしまったりします。箱は日本から広告をもって行き折りました。壊れてもまた新しいのをすぐ作れます。イエローカードは何枚も使うので多めに持っていきました。かるたを寄付する時にイエローカードも寄付しました。景品を用意したり、賞状も手作りで作ったりました。日本紹介ではクイズを交えながらしました。認知度は半分ずつくれいで丁度良かったです。浴衣をもっていきました。実際に着て紹介しました。最後に浴衣も寄付しました。
  • 学校の生徒はとてもフレンドリーでした。校舎ですれ違えば必ずあいさつをしてくれます。わざわざ走ってこっちまで来てあいさつをしてくれる子もいます。一緒に昼休み遊ぼうと誘ってくれる子もいました。放課後スーパーなどであってもあいさつしてくれます。授業は楽しかったと言ってくれました。最後の日には皆の名前が書かれたカードをもらいました。皆が私たちを受け入れてくれて、楽しい時間を過ごせて、とてもやりがいがあることができたと思います。自分たちでどうすれば良くなるか、改善を考え、今までのフロムジャパンさんからのかるたプロジェクトで行われた活動より良くしようという思いで取り組みました。自分で考えて行動して、楽しかったと思ってもらえて本当によかったです。海外生活では毎日が充実していたので時間が常に足りなかったです。意思疎通の難しさ、言語の違い、生活の違い、すべてが自分のモチベーションによって変わります。何事も自分から進んでチャレンジが必要です。そのことをこのプロジェクトで学びました。この経験はこれから先に生かせると思います。