「自国の文化が受け入れられるのは、こんなにも嬉しいことなんだ」体験談

宮北真生子さん
筑波大学
 ・人間学群2年
イギリス・2016年9月参加 

大学生のうちに必ずしたいと思っていた、憧れの海外研修・ホームステイを経験できてとてもよかった。かなり濃い3週間を過ごすことができた。

コミュニケーションに大切なこと

今まで「科目」という感覚だった英語が「言語」になった。ペラペラと話せるようにはなっていないけれど、感情を込めて話せるようになり、なんとか自分の気持ちを伝えることができた。ただ、つたない英語でもコミュニケーションがとれたのは、お互いに理解しよう、伝えようという気持ちをもっていたからだと思う。

ホストマザーはいつもわかりやすく言い換えてくれたり、私が言葉に詰まったら助け舟をだしてくれたりした。生徒たちも辛抱強く聞いてくれ、私が言いたいことを察して言い換えてくれた。このように、お互いに理解し合おうという気持ちがあったから、たどたどしい英語でもコミュニケーションがとれたのだと思う。

一方で、日本人と日本語で会話するほうが難しいと感じることがあった。日本語は理解できるものという前提があるから、理解しよう、伝えようという気持ちや相手への配慮が足りておらず、その結果噛み合わないことも多かった。私はとてもわかりづらい話し方をしていると気がついたので、もっと相手が理解しやすい話し方を身に着けようと思った。

生徒たちの意欲、先生のサポートのおかげ

授業は、自分自身に関しては反省点が山ほどあるが、生徒たちの意欲に救われた。どの学校のどの生徒も、私たちの話をよく聞いて、折り紙や書道に喜々として取り組んでいた。

みんな目をキラッキラに輝かせながら、自分の作品をほめてもらおうと見せてくれる。“Miss!! Miss!! Like this?” 私は手でグーサインを出しながら”Great!!” とほめる。嬉しそうにニコニコする生徒たちを見て、私もとても満ち足りた気持ちになった。

かるたも理解がはやかったし、ゲームにとても熱中していた。かるたの創作も、難しそうではあったが、思っていたよりも速やかに読み句が書けていたし、絵も丁寧に描いていた。良い作品がそろって、それらの札を使ったゲームも白熱した。生徒たちの夢中な顔も、私を呼ぶ声も忘れられない。このような形で子どもたちに関われたことを本当に嬉しく思う。

生徒だけでなく、先生の素晴らしいサポートがなければ授業はできなかった。カタコトの英語でも私たちの意図を汲んで、快く協力してくれた。そして先生自身も私たちの授業を楽しんでくれた。本当に感謝してもしきれない。

日本文化に興味をもってもらえた

日本はまだまだあまりよく知られていないようであったが、私たちのことを歓迎し、日本文化に興味をもってもらえてとても嬉しかった。折り紙も書道もかるたもとても楽しんでくれて、来てくれてありがとうと言ってもらえて、私も心から来てよかったと思った。初めて、自分の国の文化が受け入れられるというのはこんなにも嬉しいことなのだと感じた。私も相手の国や文化を尊重できる人になろうと思った。

 

人はみな優しい

このプログラムは、全国各地の日本人がイギリスで初めて顔を合わせて一緒に活動する、という高度なものだったが、みんなとても優しく親切だった。イギリスの人々もそうであったが、人はみな優しい、ということをしみじみと感じた。みなさんのおかげで充実した活動ができました。ありがとうございました。