いろんな出会いがあって、毎日とても新鮮だった

福山 桃子さん
新潟県立大学
国際地域学部1年生
イギリス・2016年9月参加


参加して良かったですか?

とても良かった(評価5) ※以下、5段階評価(5が最高)

いろんな出会いがあって、毎日とても新鮮だった。どうしたら分かりやすく子供に伝えるか考えたり、日常生活も常に英語を使用するのが大変だったけれど楽しかった。インターンを共に行ったメンバーとも、こんなに仲良くなれると思わなかったので、すごく良い経験をさせてもらったなと思う。

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毎日試行錯誤を繰り返しながら、取り組んだ三週間

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中野美里さん
和歌山大学観光学部2年
イギリス・2016年9月参加

「今回の三週間のコミュニティインターンは、非常に有意義なものとなった。私にとっては初の海外であり、現地で初めて会う人たちと一緒に活動をしていくということは不安も大きかったが、良い経験になった。」

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貴重な二週間

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福永万里子
熊本県立大学環境共生学部2年
イギリス・2013年2月参加


私がこのコミュニティインターンに参加したいと思った理由は主に三つあります。

一つ目はイギリスと日本の文化交流です。日本から出るのは初めてだったため、日本の良さを改めて実感すると同時に、イギリスの良さにも気づくことができました。また子供たちは折り紙や書道、カルタには興味津々で、自分の手で教えることができて本当によかったと思います。海外にはない日本の文化を大切にしていきたいと思いました。

二つ目は昔から夢だったヨーロッパの建築物を間近で見ることです。特に教会は歴史を感じ、歴史を学ぶことができました。今回は時間と人数の関係もあり、建築模型をつくることができず残念でしたが、西洋建築に直に触れることができ、感動しました。イギリスではレンガ造の家に自分たちでペンキを塗っていて、建物をいかに大切に思っているかがわかりました。イギリスの家の寿命は約80年、しかし日本は30年ほど、イギリス人の建物に対する思いやりを見習わなければならないと思いました。

最後は現地の人たちとコミュニケーションをとれるということです。Churchill houseをはじめ、小学校の先生、生徒たち、ホームステイの家族など多くの人たちと関わることができました。私の拙い英語でも子供たちは真剣に話を聞いてくれてとてもうれしかったです。しかし、ホームステイなどでは英語が話せず、コミュニケーションをうまくとることができませんでした。これからしっかり勉強し、再チャレンジしたいです。今回はチームで活動したため、何度も助けてもらいました。チームワークの大切さも学ぶことができました。

また、フェアトレードについても学ぶことができました。熊本がフェアトレードタウンということも初めて知ったので、大変興味が湧きました。熊本の人でもまた知らない人は多いと思います。フェアトレードはとても素晴らしい活動だと思うのでもっと活動の輪が広がってほしいです。自分も機会があれば活動に参加したいです。

二週間という短い間でしたが沢山のことを学び、これからの課題も見つかりました。今回の活動に参加でき、本当によかったです。この経験を活かし、一つのことだけでなく色々なことに挑戦していきたいです。

ガイドブックに載っていないイギリスの魅力

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北島明子さん
熊本大学文学部3年
イギリス・2013年8月参加


私がこのプログラムに参加したきっかけは、大学、、、で案内を見つけたことでした。もともと国際交流に興味があり、外国の人に日本に興味を持ってもらいたいという思いと、外国に行って子ども達と触れ合いたいという思いからすぐに参加を決意しました。

海外に一人で行くのは初めてだったので何か失敗をしないか不安でしたが、配布資料で丁寧に説明が載せられていたり同じ便で行く(他のインターン)と会うことが出来たので、無事到着することができました。福岡から韓国、韓国からイギリスへ行く飛行機の中では、隣の席になった人といろいろな話をして、頂いた配布資料を読み直していました。イギリスに日本文化を伝えに行くと言うと、頑張ってねと言ってもらえ、さらに気持ちが高揚してワクワクしながら起きていました。

イギリスについてまず驚いたのは、空港がとても広かったことです。私達は第四ターミナルについたのですが、第三ターミナルまで行くのにかなり時間がかかり、必死で引率の方について行きました。京都での事前研修以来、みんなと会うのは二回目だったけれどすぐに打ち解け、移動のバスの中ではずっとおしゃべりをしていました。私はホームステイ先に着くのは最後だと思っていたので、のんびり頭の中でシュミレーションをしていたけれど、一番初めだったのであたふたしてしまいました。三週間お世話になったホストファミリーはとても優しくて、親切にして下さいました。事前に見ていた体験談集と違って、この家庭では特にルールがなく、門限もないしシャワーはいつ浴びても大丈夫でした。ホストマザーはとても料理が上手で、私のイギリス料理に対するイメージを覆しました。イギリス料理はまずいというイメージがあり、出国前には友達からも散々言われたけれど、料理はとてもおいしかったです。それはホストマザーの料理だけではなく語学学校の料理や給食も同様においしく、日本とは違うメニューばかりで物珍しくもありました。個人的に、Ramsgateのレストランで食べたパニーニが一番おいしかったです。ただ、お米はやっぱり日本のものがおいしいなと感じ、イギリスではあまり野菜を食べないんだなと思いました。また、子ども達が残飯を捨てている姿を見るのは悲しかったです。日本語の「いただきます」と「ごちそう様」の深さを改めて感じ、プログラムの中で子ども達にこれらの言葉を教えられたら良かったなと思います。

イギリスに滞在している間は本当に規則正しく、健康な毎日を過ごすことが出来ました。ホームステイ先が語学学校から一番離れていたので、毎日三十分ほど歩きました。歩くのもすごく楽しくて、いろんな発見がありました。車が路上に駐車されていたり、信号機の形が違うのも新鮮でした。雨の日にでてきたカタツムリが大きかったり野良猫がふさふさだったのも驚きでした。皆には日本でも一緒だと言われましたが全然違うのです。

語学学校での授業のおかげで本番への心構えができました。最初は全然話せませんでしたが、回数を重ねるごとに良くなっていることを実感できました。ルーシー先生の授業はとてもわかりやすく、英語でどう伝えたら効果的か学ぶことが出来ました。しかし、小学校で実際に授業を行った後の方が問題点が多く浮上し、ルーシー先生に質問したいことがたくさん出てきました。私達の班ではカルタの説明を大幅に変えたので、文法や語彙が合っているか確認していただきたかったです。また、小学校に行く前に名所やサネット市について知識を得て、実際に訪問しておけばよかったなと思います。週末にMargateの名所を一通り周ったのですが、カルタの題材になっている場所とは違ったので、題材になっている場所をちゃんと見て子ども達にアドバイスが出来れば良かったです。

どの活動も印象に残っていますが、一番心に残っているのはカルタmakingです。みんな一生懸命読み句と絵札を考えてくれて、カラーペンで塗ったのでとてもきれいな仕上がりになりました。早く終わった子には折り紙を教えたのですが、手裏剣作りが途中になってしまったのが残念でした。絵札を作成中、中には写真をそのまま映している子もいたので、オリジナリティを出していいと伝えたかったけれど上手く言えませんでした。また、せっかく子ども達が話しかけてくれても何と言っているのか理解できず、自分の英語力のなさを痛感しました。交流の機会を無駄にしないためにも、もっと英語を勉強してスピーキング力を身に付けたいです。プレゼンテーションでは自分で調べて来てくれた子もいたし、先生が補足の情報を付けたして下さったり、発表が苦手な子のアシストをして下さいました。イギリスの子ども達は日本の子ども達と違って積極的でみんな手を挙げるので、発表も得意だと思っていましたが、緊張していたり照れたりしていたので少し意外でした。最後に手作りカルタでゲームをするときはみんなすごく楽しそうで、自分が作ったカルタを自分で取れると「僕のだよ!」とすごく嬉しそうでした。ゲームをする上で、先頭が誰だかわかるようにかぶとをかぶってもらったり、Hereシートを作って札により過ぎないよう工夫しました。かぶとをかぶると先頭が誰だかわかりやすいけれど、動くと落ちてしまったり髪形によってはかぶりにくそうにしていたので、最後にはかぶりませんでした。また、お手つきを伝えるのは難しく、お手付きをしていない子が休みになってしまうので、間違いはカウントせずゲームを行いました。キーワードに重点をおいた説明を行うと、子供達はすぐにルールを理解してくれて次の日も覚えていました。カルタをしながら、なぜカルタが日本でしか浸透していないのか考えていました。自分なりに考えてみた結果、①日本語はモーラ言語である ②枚数がゲームをする上でちょうど良い(みんなで輪になってできる) ③和の文化である ④単一民族国家である という四つの要素が関係しているのではないかと思います。モーラ言語では音節で語を区切るため、ひらがな一音の音は変わりません。しかし、アルファベットだと単語によって音が変化してしまい、最初の文字が聞き取りにくくなってしまいます。また、ルールを守ったり、待ったり、一緒に何かをすることは集団生活を送る上でとても大切なことだし、単一民族なので文化や言葉の壁がありません。そうしたことから日本でのみ発展したのではないかと思われます。

折り紙では犬、猫、魚、かぶと、手裏剣をレベルに応じて折りましたが、どれも楽しそうに折ってくれました。休み時間にはピカチュウやキティちゃんも教えました。手裏剣ができる行程にみんなとても驚いていました。犬と猫は折方がほとんど同じなので、完成の時は犬ができた子と猫ができた子がおり、区別が必要だなと思います。

習字では清書の他にもメッセージカードを作ってもらいました。中には私達にカードをくれた子もいてとても感激しました。

どの活動にも言えることは、早く作業が終わる子と遅く終わる子の差をいかに埋められるかだと思います。私達は余裕を持って準備していたつもりでも、用意していた活動を全て終わってしまう子がちらほらいました。先を読んでいろんな活動を準備すれば良かったなと思います。また、日本から剣玉やこまなど子供達の興味対象になりそうなものをたくさん持ってきたらよかったなと思いました。

その他にも、私はフェアトレードに関する活動がとても印象に残っています。中でもタミーさんのお話を拝聴できたことで、フェアトレードにとても関心がわきました。実際に調査をした際は、店員の人が店で取り扱っているフェアトレード商品を把握していたことに驚きました。しかし、アンケートにおいて、フェアトレード商品を買っていてもサネット市がフェアトレードタウンだと知っている人がほとんどいなかったことも驚きでした。フェアトレードを推進する側と実際に買う側に意識の差があることを受け止めてその差をどう縮めるかが、今後の活動において大切なことだと思います。同様のことは日本にも言えます。私は熊本に在住しているので、自分なりに勉強したり活動に従事し、少しでも多くの人にフェアトレードについて知ってもらいたいです。

三週間はあっという間に過ぎてしまい、とても楽しくて有意義でした!この経験は、私の人生において大切なものの内のひとつです。迷惑ばかりかけていましたが、自分に足りない力を見直すことができたし、フェアトレードにも出会うことができました。また、他の参加者やホストファミリー、子供達や同じ語学学校に通っていた生徒さんなどたくさんの人と交流することができました。みんなと出会えてすごく良かったです。日本に戻ってもずっと繋がっていたいです。

帰りの飛行機で、隣の席になった同年代の女の子と仲良くなりました。お互いの思い出を話していて、その子は私が参加した活動に非常に興味を持ってくれて、自分も参加したいといっていました。もしかしたら、次のインターンシップに参加しているかもしれません!こんな風に、自然とつながりが増えていくことがとても嬉しいです。郷土カルタや日本文化を通して、子供達がたくさんつながりを増やせていけたら幸せです。ぜひまたこのプログラムに参加したいです。その際は、今回できなかった活動や新しいことにも取り組んでみたいです。

 

私のイギリス体験記

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堀田真司さん
中京大学法学部4年
イギリス・2012年2月参加


海外に行くのは初めてだし、そもそも飛行機に乗ったことがない。教職を目指している訳でもないので、授業なんてしたこともやり方も分からない。英語だって受験以外で使ったこともないし、私にとって初めて尽くしの参加となった。だから全ての事が新鮮で、どんな些細な事でも感情を揺さぶられ、鉛筆が倒れるだけで笑ってしまう思春期の子供の様に、条件反射的に「スゲェ!!」としか言っていなかった様に思う。イギリス風に言えば「Brilliant !!」。やたらBrilliantを多用する同参加者の彼の発音が耳に残って離れないが、彼も私と同じ気持ちだったのだろうか。

と、まあ、そんな人間が正に今、体験談として作文を書く訳だが、書きたい事が多過ぎて上手く文章に纏まらない。まだ1日1話形式で3週間分仕上げるとか本1冊分とかの方が気分的には遥かに楽である。つまり何が言いたいかと言うと、それだけ充実した語り尽くせない3週間だったという事だ。とある参加者の言い回しを借りて表現するなら「ムッッッチャ!楽しかったわぁ!!」といった所だ。私は愛知だから「どえりゃぁ楽しかったが」とでも言おうか。そう、参加メンバーも北は北海道から南は沖縄まで取り揃っており、世界の広さよりもまず、日本の広さを再認識させられたインターンだった。一部の人しか分からないであろう「しんがーそんぐりゃーたー」という言葉が生まれた方言談義も良い思い出だ。

・・・・・・・。
いかん・・・。全然イギリスの事に触れずに、話題が出国しないまま話が進みそうだ。分量は問わないって言われてはいるけど、イギリスと関係ない話で1、2ページはイケそうである、これは不味い。話題がイギリスになったらもっと長くなるのでは? という訳で、これから以下の3点に絞り、且つその中でも事柄をピックアップして述べよう。①ホームステイ先での事 ②学校での活動 ③休日の過ごし方
体験談集に載せるとの事なので、分量は控え目で参考になる内容になる様に心掛ける。


① ホームステイ先での事
まずはざっくりと。私が過ごした家は、若い夫婦に犬、そして生後間もない女の子という家族構成。そして初めの1週間はアルゼンチンからの留学生(21)と同じ部屋で過ごした。門限がある家もあった様だが、私の所は自由で、時間を気にせず毎晩パブに出掛ける事が出来た。ご飯は時間を伝えれば何時でも作って貰えたし(育児で食事時間が不規則だからかもしれないが)、シャワーも何時でも良いという事だった(中には風呂に浸かれるという贅沢な家もあった様)。他の家もそうだが、洗濯物は溜め込んで一気に洗う方針。私の所の基準は“洗濯籠が一杯になったら”。なので、ある程度の量と嵩張る衣服(防寒、乾き易いという側面からもフリース素材の物がベスト)があると良い。ネット環境にあったので持参したパソコンは無駄にはならなかった。(私は無料で使わせて貰ったが、家によっては料金を払う場合も)しかし、これは幸運な例でネット環境でないことを前提に準備をした方が良いかもしれない。が、街には意外とWi-Fi環境があるのでスマホは活躍するかもしれない。

そんな家で3週間過ごした訳だが、まず一番良かったのがルームメイトの存在。勿論、気が合う合わないによって良し悪しが変わる訳だが、幸いにも直ぐに打ち解け、家に着いてから就寝までの3時間ずっと喋りっぱなしだった。その後も毎日、折り紙や紙芝居の授業の練習相手になって貰ったり、パブに出掛けたりとイギリスでの生活をより楽しい充実したものにしてくれた。なので、ギャンブルする気で事前のアンケートのルームメイト可の欄に記入する事を私はお勧めする。同室というのは本当に話すネタに事欠かないし、会話能力が格段に上がる(私の場合は元々のレベルが低すぎたのかもしれないが)。

また、ファミリーと会話する上で重要なのはジェスチャーだ。特に日常生活でとっさに出てこない時は重要。私なんかは慣れるまで殆どジェスチャーで会話をしていた。口に出すのはIとかYouとかくらいのもので、その内に向こうもジェスチャーだけで会話し出すから、はたから見るとパントマイム状態である。しかし、下手な英語よりも通じるから馬鹿に出来ない。勿論話せるに越したことはないが、まあ、何とかなるもんだね、という事を述べておく。ただし、家の外でやるのはお勧め出来ない。間違いなく変な奴に認定されてしまうから。

2週目にホストファザーの誕生パーティーがあり、親戚を招いてのどんちゃん騒ぎになった。事前に伝えるというサービスは残念ながら無いらしく、「あれ?何時まで経っても帰ってこない」と途方に暮れていた所に「今夜はパーティーだぜ!ヒャッホウ!!俺の誕生日なんだぜ?フゥーー!!」というテンションで帰宅。というより、玄関を開けた瞬間がパーティー開始の合図というテンションの上がり方。そういうサプライズがあるかも知れないので、普段の動向には気を付けるべきである(言われてみれば冷蔵庫の中に謎の色のケーキ?が買ってきてあった様な、お菓子のストックが増えていた様な、キッチンにロウソクが転がっていた様な・・・という程度)。私は日本から持ってきていた使い捨てカイロをプレゼントしたが(突然だったので苦肉の策)、案の定カイロを知らなかったので、日本の防寒具だと説明しておいた(仕組みはジェスチャーとAir make it hot という頭の悪そうな英語で通じてしまった)。カイロの実演販売の様な事をさせられて、しかもその後もずっとそれで盛り上がるという驚愕の展開を見せたので、意外とウケは良いのかもしれない(「キャシー、それは何だい?」『あらジョン。日本の防寒具でカイロっていうのよ。使い方は簡単、袋から取り出すだけよ』「そいつは便利だね」『しかもこれはシールタイプなのよ!』「な、何だってーー!?」みたいなノリの説明。初めは一人でやる→後で何故かノリノリになった皆でやる)。
帰国時には折り紙でハート形のスタンドを作り、メッセージを挟んでさり気無く置いて去るという演出・・・をするつもりだったが、別れる直前に発見されてしまい計画失敗。まあ、形はどうあれ感謝の気持ちを伝えることはやっておいて損はないはず。


② 学校での活動
日本文化を紹介するという名目の活動だったが、私は紹介の仕方に2通りあると考えていた。1つは折り紙や書道体験といった子供達と一体となってする活動。もう1つは紙芝居や日本文化カルタにおける文化紹介などの、こちらから発信するだけの体験を伴わない活動(紙芝居は子供達にやらせたチームもあった様だが)。偉そうな事を言える立場では無いが、後者よりも前者のクオリティが高かった様に思う。要因としては教職を志望する参加者が多く居たり、個々の工夫のお陰で、全体として授業内容のレベルアップが図れたが、後者のレベルアップに関してはスペシャリストの存在が不可欠だ、という事が挙げられる。前者の肝は“共感”、後者は“魅せる”。それぞれの観点を重視して授業をする訳だが、後者の場合、寄せ集めの人材では中々それも難しい。現段階で出来る事は、もし“魅せる”特技を持った参加者がいれば、それ中心に内容を組み替える事をするという程度だろう(実際にあった例としては日本舞踊や空手など?)。
それでもスペシャリストでない私達が“魅せる”工夫としては、とにかく練習量が物を言う。私のチームでの紙芝居を例にして少し記しておく。そもそも、紙芝居は子供達の創造力を働かせる様に読むものだが、日本文化という背景を持っていないイギリスの子供達には難しい。そこで、通常と違い子供達の想像を誘導させる様に、寸劇の様に紙芝居を行った。良いか悪いかはともかくとして、そういう配慮も必要かもしれないという事だ。そして声色や捲るタイミング等、読み合わせを何度も繰り返し練習し、夜も集まって練習した(主に私が未熟な所為で、そしてチームメイトはスパルタだった)。学校への道中も練習していた。とにかくその位の情熱をもって臨んで、初めて子供達に魅せる事が出来るという事を言いたい。

カルタゲームや折り紙等の“共感させる”授業は子供達と一緒に楽しむ気持ちで臨んだら良いと思う。が、楽しむ為にも準備はしっかりとした方が良い。とにかく準備だ。

今回、朝礼やイベントで歌の発表をもって日本紹介をした。そこでは“共感”と“魅せる”2つの要素を混ぜた訳だが(身振りを交えた歌と、純粋に歌って聞かせる日本らしさを重視した歌の2曲を発表)、個人的に小細工抜きにした“魅せる”事に特化した歌の発表というのもしてみたかった。つまりは本気で練習して日本らしさを前面に出した歌である。残念ながら、私はもう参加出来そうにないので、これを読んだ次回以降の人に託したい。しかし、動きを交えた発表もそれはそれで良いので、と悩ませる様な事も言っておく。

あと、子供達は早口なので聞き取るのが非常に大変であった。事前に訓練できるものかどうかは分からないが、覚悟くらいはしておくべきかもしれない。そして、体調にはくれぐれも気をつけて(最後に私の喉が潰れてチームメイトに多大な迷惑を掛けてしまった。済みませんでした)。


③ 休日の過ごし方
休日の事を語る前に、この書き言葉を何とかしなければならない。何故ならば私にとって休日とは、全力をもってして遊び倒すものであり、その魅力的な日の事を書き表すのに、こんな堅苦しい語り口の言葉使いは相応しくないからである。

と、言う訳で。こっからはフリーな感じで、感情込めて、臨場感たっぷりに描かせて貰う!あぁ~、最初からこんな感じで書けば良かった!!楽だわぁ。 まず休日に出来る事!もう、何でも出来るわ!!ルームメイトは3日くらい家帰らずにスコットランド行ってたし、ユーロスター乗ってフランス行った人もいるし、自由度はかなり高いと言って良いです。カンタベリ大聖堂が結構近くにあったんだけど、後になって思えば自転車で行けるね、アレ。語学学校で自転車が借りれるみたいだから、体動かしたい人にオススメ。あと、電車のチケットは4人1組で買うと半額?になるよ。3人でも4人分買えば結果安くなるから良いんでないかな。
さて、ロンドンとかリーズ城とかドーバーとか、皆色んなとこに行ったみたいだけど、折角だから他の人が書かなさそうな場所を書いておこう。ずばりハートフィールド。なぜ他の人が書かなさそうかと言うと、僕ともう1人しか行っていないからだ。・・・逆に被りそうな気がしてきたけど。どんな所かと言うと、ザ・自然!という感じの場所。なんでもクマのプーさんの生まれ故郷で、ディズニーに身売りされて働くようになるまで、制服の赤いTシャツを着る事もなく転がり遊んでいた場所だとか。片道3時間で、散策するのには1日かけても足らない様な大自然。日帰りはキツイけど頑張ったぜ!という行動力と体力が試されるスポット。だから皆行かないのさ・・・。実際すごく疲れたしね。魅力としては「とりあえず行ってみ?」としか言い様が無い程大迫力の自然が広がっていて、感動の全てを伝えようにも言葉にも写真にも表し切れぬ!といったところ。プーさんが好きな人は是非行ってみて下さい。そしてプーさん達の家を探そう!←重要

もう1つ近場で。マーゲートにシェル・グロットっていう貝で出来た洞窟みたいな所があるんだけど、圧巻!もう貝しか目に入らないって位に一面の貝。気分的には完成度の高いトランプタワーを見ている時に近い。「なんでワザワザこんな事を・・・でもスゴイ!!」みたいな。 こっちには結構他の人も行ったみたいだけど、行った人は皆「行って良かった、言ってないなら絶対行くべきだ」って言う位、気持ち的に満腹になる場所。なんで作られたのかよく分かんないけど、「日本人も貝塚残す位なら、シェル・グロット残せよ」とか思ってしまう程に綺麗な装飾がされていました。

以上、簡潔ですが私の体験を纏めました。今までチームで何かをするという事をあまりせず、個人プレイに走る事の多い私ですが、本プログラムを通じて協調性を身につける事が出来ました。学生を終える前に身につける事が出来て本当に良かったと思います。

イギリスで得たもの学んだもの

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比嘉貴洋 さん
琉球大学法文学部3年
イギリス・2012年2月参加


今回の海外インターンは3週間でもともと興味のあったイギリス、時期も大学の春休みということで、とてもいいタイミングと期間だったので、友達の誘いにのっかり、参加させていただきました。自分の場合は、初海外でしかも初めて会う人達と一緒に現地の小学生に授業をするというのは、おもしろそうだと思う反面、不安もありました。しかしいざ実際に始まってみるとあっという間で、3週間という短い間でしたが本当に充実した日々を過ごせました。

学校では普段の授業を見学する機会もあり、自分は英語の教師を目指しているので英語の授業を観察したところ、小学校の授業ではありますが、参考になる部分が多々ありました。例えば、先生から生徒への発問が多く、そのやり方も上手で、生徒が積極的に授業に参加できる雰囲気を作り上げていたと感じました。実際に教育実習がこれから控えているので、ぜひ授業見学で学んだことを生かしていきたいと思います。

学校での活動で印象に残っているのは、もちろん子供たちのきらきらした笑顔もそうですが、カルタづくり、カルタ大会を仕切るリーダーに自分がなったことです。チームメンバーの中には英語が上手な人、クラスのまとめが上手い人、盛り上げるのが上手な人がいて、また逆に前にあまり出たがらない人もいました。カルタ造りの授業ではそれぞれの希望と個性を考えながら、それぞれの活躍の場があるように役割分担を工夫しました。カルタ大会では、、複数のクラスが体育館に集まってカルタをするので、移動の方法、ルールの統一、大会全体の流れと、司会、あいさつ、審判、表彰、賞品をつくる係などの役割分担をしました。一緒に活動したチームメンバーそれぞれの個性や得意な分野を考慮しながら全体に仕事を割り、その進行状況を確認しながらまとめていくのは大変でしたが、とてもやりがいがあり、楽しかったです。

全体しての授業や大会の出来は100パーセント成功とはとても言えませんが、多くのことを経験し、多くの人とかかわる機会を得ることができて自分にとってはとても意味のあるものになりました。これから先、このときのリーダーというポジションでの経験は今後の自分の活動や生き方によい影響を与えてくれると思います。これからもどんどん自分ができると思ったら積極的にリーダーになって経験をつんでいきたいと思います。


次に、自分は大学で英語を専門として学習していたので、今回は英語力の向上と英語圏の文化を学ぶも目標として掲げていました。活動自体は授業以外は日本語で話しあいをしてましたが、ホストファミリーとの会話や、観光地やパブに行くことで現地の英語話者と関わる機会を多く持つことができました。自分の英語、知っている表現が実際の場面で通じるのかどうか、確かめることができ、さらに今までの英語学習では知り得ない、現地ならではの表現もいくつか知ることができました。初めはいつも考えているアメリカ英語と慣れないイギリス英語の違いに戸惑ったり、洗濯が週に一回、夕食は6時ごろから、4時にお店がしまるなど、日本との生活様式の違いにあたふたした時もありましたが、徐々に生活には慣れていき、日常会話に関しては上達を感じることができました。苦労した点としては、やはり話しかけられて、すぐに英語で反応したり、長い文章を流暢に話すことはできませんでした。また学校での活動も英語でやるというのは、想定はしていたもののとても難しく、子供たちに自分の伝えたいことが上手く伝わらないもどかしさや悔しさを感じました。しかし自分の英語力の足りなさを痛感した半面、もし1年や半年いることができたら、上のレベルまで到達できるような手ごたえを得ることができたので、今後ぜひもっと長期での留学に挑戦したいと思います。


またホストファミリーの方々は本当に優しくいい人たちで、快適に生活することができました。また他の国からの留学生も受け入れていたのでスペイン語、フランス語、サウジアラビア語、日本語なまりの英語とイギリス英語が飛び交う多様性に富んだ食卓に参加できてとても楽しかったです。夜はほとんどパブにいき、メンバーと次の日の話し合いをし、終わったら酒を飲んでお互いのことを語りあったり、そのパブにいた現地の人にテキーラの飲み方を教わったりすることができました。ある本には、お酒が入ると、英語学習者は英語をいつもより流暢に話すことができるという説が書かれていたのですが、イギリスで実際に自分がパブで飲みながら現地の人と話すときは、普段よりすらすら英語が話せたので驚きました。間違うことはの恐れがアルコールによってなくなったためだと考えられます。


最後に、イギリスに行って、改めて知識の大切さや、必要性に気付きました。今までなんとなく学んでいた知識が実際に使える場面に出会うことで、使えると言う実感とともに勉強してよかったと思えました。また知らないことにであったときも、前よりも積極的にそれを吸収しようとし、知識を広め深めるモチベーションが上がったと感じています。また沖縄に帰ってから、英語の勉強を再開したときに、普段はあまり気の進まない単語の暗記でさえも少し楽しく感じるようになりました。今回のイギリス渡航は勉強を楽しむことを学んだいい機会になりました。またわからないことがあったら、まずは聞いてみること、異国の地で言語が違っても怖がらずに精一杯尋ねることが、外国で上手く暮らしていくコツだということがわかりました。そのような体験も含めて、何から何まで初めての経験ばかりで焦ったり戸惑ったりすることもありましたが、有意義な時間をこの三週間過ごせてよかったです。先ほども言いましたが、自分の夢は教員になることです。もっともっと世界をしり、見聞を広げ、その経験を子供たちに伝えていけるような教師になりたいと思います。

日本とイギリスの教育

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武井理美さん
信州大学教育学部3年
イギリス・2012年2月参加


私は大学で英語教育を専攻し,将来は中学校で英語の教員になることを目指して勉強しています。しかし,これまで海外に行った経験がなく,ネイティブスピーカーの人に対して英語を使う機会もなかったため,自分の英語力に自信がもつことができませんでした。そこで,大学生活が残り一年となった3年生の春休みに,最後のチャンスだと思い,海外に短期留学することを決めました。始めのうちは留学代理店を通した一般的な語学留学を考えていましたが,大学の掲示板でフロムジャパンのポスターを見つけ,英語を学ぶことができ,更にイギリスの教育現場を見ることができるというプログラムに魅力を感じ,すぐに応募しました。


私は3週間のプログラムに参加し,2つの小学校で日本文化を紹介し,子どもたちに体験してもらう活動を行いました。その中で日本とイギリスの教育の違いを感じる点がいくつかありました。

まず1つ目は入学年齢の違いです。イギリスは日本より入学年齢が2年早く,5歳で小学校に上がります。私は最初の授業で3年生のクラスを担当しました。日本では小学1年生にあたる歳の子どもたちです。私は実習で小学1年生のクラスに配属された経験があったため,その時のクラスと同じような学級の雰囲気を想像していました。しかし,活動を行ったクラスの子どもたちは,想像以上に集中力が高く驚きました。特に,教師や発言している他の児童の話を聞く姿勢が整っていて,教室を静かにさせることに苦労した日本のクラスに比べてかなり落ち着いているという印象がありました。年齢は同じでも早くから学校という環境の中で教育を受けることで,成長が早まるのかなと感じました。

2つ目は,イギリスではティームティーチングが徹底されていたことです。1クラス約30名の学級には必ず2名の教師がいました。私が見学したクラスでは1人が主に授業を進め,もう1人は支援が必要な児童に付いて手助けするという形でした。日本でも学級の小規模化が目指されていますが実現されていない学校も多く,私の実習校でも40人の生徒に対し1人の教師が授業を行っていました。実際に授業をしてみても,40人の生徒1人1人を満足いくように指導できませんでした。ティームティーチングが徹底されているイギリスはとても良いと思いました。

授業形態については他にも日本とは異なる点がありました。日本では生徒全員が黒板の方を向いて列を作るようにしたり,コの字型に机を配置するのが一般的ですが,イギリスでは5人から6人で机を合わせたグループ学習が行われていました。日本でも必要に応じてグループ学習が行われますが,多くの場合,効率が良いとされている集団方式の授業(教師が生徒全員に対して講義する形態)が行われているので,新鮮に感じました。また,グループ学習では生徒同士が顔を合わせているため,おしゃべりなどで教室が騒がしくなるのではないかと考えていましたが,子どもたちは課題に打ち込んでおり,集中力の高さに驚きました。

また,教師たちの違いも感じました。イギリスの教師たちは子どもたちの発言や取り組みを本当によく褒めます。子どもたちを認めてやることで自信を付けさせるためだそうです。それに比べて日本の教師たちは,褒めることが少ないと思います。私は授業中,問題に正しく答えても褒められたという記憶はほとんどありません。中学校ではいちいち「すごいね!」「よくできました!」という言葉がけをすることに違和感があるからかもしれません。しかし,英語の授業なら「Good!」「Well done!」「Excellent!」などの言葉がけがとても自然に感じられるのではないでしょうか。これは英語という言語や教科の特性であり大きな強みだと思います。私はイギリス滞在中このような英語の特性を感じる機会が何度もありました。日本では知らない人に道を尋ねることができませんでしたがイギリスでは気軽に声をかけることができました。イギリス人の明るい人柄と英語の気軽な雰囲気によって積極的になることができたのだと思います。

以上が私が感じたイギリスと日本の教育の違いです。


私はこのプログラムに参加し,改めて日本の教育について考えることができました。また,日本文化を伝えることを通して日本文化の魅力を再発見しました。特に折り紙は子どもだけでなく大人にも人気があり,一枚の紙から精巧な作品が出来上がることに感動されました。この経験を生かし,子どもたちが世界の言語や文化に興味をもつことができる英語の授業を作っていきたいです。

最後に感謝の気持ちを書きたいと思います。このプログラムではとてもたくさんの人に出会い刺激を受け,助けてもらいました。他の参加者や語学学校の先生,主催者である景谷さんのおかげで日本語が通じない環境でも,なんとか授業をすることができました。そして,私を温かく迎え入れてくれたホストファミリーなしではこんなにも楽しい時間は過ごせなかったと思います。初めての海外は周りの人に恵まれ,とても良い思い出になりました。

コミュニティインターンに参加して

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内堀万里恵さん
信州大学教育学部4年
イギリス・2012年2月参加


この度は、コミュニティインターンに参加させていただき、ありがとうございました。初めての海外で、たくさんの貴重な経験をさせていただきました。海外へ行ったこと自体も、自分にとっては大きな経験でしたが、小学校を訪問し、日本文化を紹介したり、授業を参観させていただいたり、フェアトレードのイベントに参加したり、と、ただの旅行ではできないようなことをさせていただきました。毎日の活動については、週間レポートや修了レポートに記したので、そこには書ききれなかったことの中から、いくつかを、この作文に書きたいと思います。


小学校を訪問して

初めて訪問したクラスでは、音楽かフランス語の授業を行っていたようでした。子どもたちは歌っていて、最後に先生はフランス語であいさつをされていました。子どもたちが歌っていたとき、あまり口を動かしていない子どもに、先生が強く叱っている様子が見られました。その授業が終わった後、叱られていた子どもは、悔しそうな顔をして、鉛筆を真っ二つに折っていました。

私は、自分が小学生だった頃のことを思い出しました。音楽の時間に、大きい声を出すことができず、先生に怒られ、余計に萎縮して声が出なくなり、音楽の授業が嫌いになりました。大学生になって、自分の好きな音楽を発見したり、コンサートで感動を味わったりしたことによって、自分の中に、音楽を好きになれる要素があったことに気付きましたが、今でも、音楽に対して苦手意識があります。

教師の対応の仕方によって、子どもが、ある教科を嫌いになってしまうということは、とてももったいないことだと思います。一度、その教科を嫌いだと感じてしまうと、意欲も減少し、学習の成果も上がらなくなり、より自信がなくなっていき、さらに嫌いになってしまうという悪循環になりかねません。また、その教科に対して本来持っていた才能を、活かすことができなくなってしまうかもしれません。

子どもが、自分に自信を持ち、意欲が増し、その教科を楽しいと感じられるように、声掛けや、授業展開など、よく考えて工夫していかなければならないな、と改めて思いました。私は、学校の教員になるかどうかは分かりませんが、子どもが好きで、教育に関心があるので、残りの大学生活で、子どもにとってどのような授業や声掛けがよいか、学んでいきたいと思います。


ロンドンでの出会い

最後の休日、一人でロンドンへ行きました。メインの目的地は、ロンドン動物園でした。バスで近くまで行きましたが、たどり着き方がわからず、道を歩いていた若い女性に、”How can I get to the London Zoo?”と尋ねました。するとその女性は、「私も今からそこへ行くところだから、一緒に行きましょう」と言ってくれ、しばらく2人で歩きました。

 歩きながら、彼女は、イタリア出身で、ロンドンに語学留学していること、語学学校はもうすぐ修了するが、あと数カ月はロンドンに滞在するため、仕事を探していることなどを話してくれました。

そして、これからどんな大学に行くか考えているところだと言っていました。彼女は、高校を卒業した後、すぐには大学へ行かずに、ロンドンに留学(+ワーキングホリデー?)したようです。

私の周りでは、高校生のうちに受験勉強をして、高校生活の終わり頃に一斉に大学受験をする、というパターンが当たり前のようになっていました。そのため、大学を決める前に海外へ留学する、という考えは、とても新鮮に思えました。

そのようなことを話しているうちに、私たちは駅にたどり着きました。そう、動物園ではなく、地下鉄の駅に着いてしまったのです。どうやら、私の発音が悪かったのか、”zoo”と言ったつもりが、”tube”と聞こえていたようです。動物園へは、少し遠回りになってしまいました。

しかし、聞き間違えられたおかげで、彼女と一緒に歩くことができ、自分の視野が広がるような話を聞くことができました。世界にはさまざまな生き方をしている人がいて、自分が「こうしなければならない」と思っていることも、無限にある生き方の中のごく一部に過ぎないのだと感じました。この出会いを大切にし、もっと発想を自由にして、自分のこれからの生き方を考えていきたいと思います。


イギリスの街並みから

イギリスに着いて最初に感じたのは、街並みがきれいということでした。レンガ造りの家が多く、カラフルな建物もありながら、調和が保たれていて、テーマパークや、映画のセットのようでした。街中の時計一つでも、クラシックなデザインで雰囲気がありました。大都市のロンドンにも、現代的で無機質なビルが少なかったのが印象的でした。

そのように、街並みの美しいイギリスですが、道のゴミや、犬のフンは多かったです。また、ロンドンでショーを見たとき、終演後の座席のいたるところに、ポップコーンが落ちていました。公園でラグビーをした後の選手たちが、靴底に付いたたくさんの泥を、人が通るところで勢いよく払い落としていたのも衝撃的でした。その泥は、従業員さんたちが掃除していました。

イギリスでは、小学校の清掃も、子どもたちではなく業者が行うそうですが、そのような習慣も含め、清掃は業者がやる(から自分は掃除しなくてもいい)ものだと認識されているのかな、と感じました。

日本文化への愛着や異文化コミュニケーションの難しさを確認

高野 佑里さん
宇都宮大学国際学部3年
イギリス・2012年9月参加


私は初めての海外旅行者ということで英国インターンに参加した。出掛けるまでの様々な手続きや、その他の色々な準備など初めてのことばかりで戸惑うことも多く、非常に大変な思いもした。、、、、、しかし日本に帰ってきて思うことは、やはり行ってよかったということである。

イギリスでの滞在先はマーゲートという港町で、非常に環境がよかった。そこで一週間の語学研修を受けた後本格的に日本文化、日本語を紹介した。最初の小学校では、正直なところ日本での準備不足とチーム内でのコミュニケーション不足により、自分たちが今何をしなければならなくて何をするのがベストなのかという判断が付かず先生に頼り切りになってしまったという面もあり、自分の語学力不足を痛感した。子供たちがワークシートをしている時に、どうやったらいいのかと尋ねられたが何を言われているのか全く分からなかったため応えてあげることができず失望させてしまった。日本語は私自身も解らない部分があるように、難しい言語であるのにそれをさらに英語で説明するということは非常に難しいことであった。どうやって教えるのが一番ベストで、どういう反応がベストなのか、を考えていたが結局マニュアルもない人と人との関係であるため、答えは出なかった。
しかし、その現状を変えたのは昼間の小学校訪問ではなく、夜のバー通いであった。私は夜は語学学校付属のバーに通い、マーゲートの地元の人々と会い、親睦を深めた。それが幸いしてか、ある程度の日常会話と現地の人々との会話がある程度できるようになった。しかし、一番上達したのはヒアリングの能力である。やはり毎日英語を聴いていると、耳が慣れていき何度も聞く単語などは覚えてくる。そうすると、英語に対して少しだけ自信が付き話すことが怖いという気持ちが少しずつ薄れてくる。そのためホストファミリーやハウスシェアをしていた友人(イタリア人)とコミュニケーションが多く取れるようになってきた。この話題は語彙力がなくてすることができないといったことがなくなってゆき、どんな話題をふられても振っても会話のキャッチボールができるようになったし、現地の友人に「最初の時よりも英語がだいぶ上達している」といわれ非常に嬉しかった思い出がある。イギリスのバーやパブは社交場として昔から発展してきたが、その効果について改めて実感したように思う。ビリヤードや、ダーツなどを一緒にやったり雑談をしながらお酒を飲んだりすることによって自然と打ち解けてゆき、それに見合うような言語力をつけていこうと自分も努力するようになる。そのため、イギリスに行く前よりもイギリスに行ってからの方がたくさん英語の勉強もしたし、辞書も使ったように思う。習うより慣れろということが本当だと気付いたのはこれが初めての経験だった。

インターンシップで3か所の小学校をまわり、折り紙やポスター、書道や紙芝居を紹介したが、その中でも私が一番好きだった活動は書道である。書道はもともと私が習っていたということもあって、書道をする上での心得や姿勢などを知っていたため他の折り紙や紙芝居などよりも少しは役に立てたのではないかと思う。書道を行う上で心配だったのは、子供たちが書道行う時に筆や墨汁などで服を汚してしまうのではないかということであった。実際に、子供たちは上に着る遊び着などを忘れてしまったり持っていなかったりした子もいて、白いブラウスを黒く汚してしまった子もいた。そんな時、私は非常に焦ったのだが逆に子供たちの方は「お母さんに怒られる」などと気にしたりする子はおらず、「ハロウィンの時に使える」とプラスの方向に考えていたということは非常に驚きだった。日本人の家庭であれば、そういうことをすると非常に悪いことをした、お母さんに怒られたらどうしよう、などと考えるものであるがイギリスの子供たちはそう考えないということが新鮮な発見であった。イギリスの学校教育では時間にシビアではなく、のびのびとした学習環境が整っているということが解り、日本でもこうしたらいいのにと考えたが日本人の何事もしっかりしたい、という社会風潮や教育環境ではなかなか実現することは難しいと思う。

そして、書道を教えていく手順として、私は最初に自己紹介をするのだが、子供たちに日本の文化で少しでも知っていることがあるということを教える為に、絵を前のホワイトボードに描いていき、解った時点で手を挙げてもらうという形式をとってピカチュウとハローキティーを描いてブレイクタイムのようなものを取った。そうすると、順番に描いていくときに子供たちも何のキャラクターだろう、と考えて知っていたときに答えることができるという喜びもあり、なかなか楽しんでもらえた。そして「彼らは日本に住んでいる」などと付け加えると日本に対しての興味もそそれたのではないかと思う。その後、書道についての説明やひらがな、カタカナ、漢字の説明をしたのだが漢字の種類などの多さについては、アルファベットに比べて文字数がケタ違いに多いので子供たちも純粋に驚いていた。それを通して自分も日本語についての知識を改めて確認したようにも思う。日本の中に居ると、「日本語」の新たな発見はほとんど失われてしまい、日本語を勉強している身ですら改めて日本文化についての新たな側面に触れることはなくなってしまう。このようなことは他人に教える立場になって初めて解るのではないかと思う。自分の文化と他の文化を比較するということによって生まれる純粋な興味は勉強をするという上で非常に重要なポイントになるのではないかと思う。実際に書道を行う前に私たちは一度デモをして、先生に書いてもらうという順番で行った。デモ時には筆に少し墨汁を染み込ませておいて、硯に水を入れ、水だということを指をつけて確認してから少し刷る。それからあらかじめ墨汁に浸しておいた筆を硯に入れると色が濃くなり、半紙に書いた時に濃い黒になる。それを見せたところ、子供たちは「マジックスティック」と非常にうけがよかった。匂いを嗅がせることにより五感に訴えるなど、色々なことを試し、どれが一番子供たちの反応が良かったか、などを他のメンバーと話し合い、情報交換してさらに授業構想を練り、最終的には自分たちで一番やりやすい、子供たちにも楽しんでもらえるという形が出来上がったと思う。様々な工夫をしていく過程で、対立もあったりしたが、書道が一番自分的には楽しかったように思う。

今回結局最終的には体調を崩してしまったり、食べ物や水道のトラブルがあったりと様々なアクシデントや困ったことなどがあったが結果的にはとてもいい体験となった。イギリスに行くということを非常に恐れていて、「やはり申し込まなければよかった」と何度も行くまでは思っていたが、行ってみたらそこまでコミュニケーションを取ることに苦労もせず、むしろコミュニケーションに失敗して仲互いするなどという苦労があるのは同じ言語の日本人とのことであった。このことから、同じ文化圏の人との対立は起きやすいが、多文化圏の人との対立は多文化圏の言語を使い慣れていない人は特に起こりにくいのではないかと考える。そのため、私たち日本人はコミュニケーションをするということを怠ってしまうと日本人同士でのいさかいや対立が生まれてしまうため、今度インターンシップに行く時にはきちんと同じグループ内でコミュニケーションを欠かさないようにし、分担もきちんと行い、事前準備も怠らないようにしたい。今回の様々な反省や「ああしておけばよかった」ということを踏まえ、次回それを克服して活かせるようにしていきたいと思う。外国に行くことで日本文化への愛着や異文化コミュニケーションの難しさや語学力の必要性などを確認できたという意味でも、今回のインターンシップは非常に有意義な旅であったように思う。