「自国の文化が受け入れられるのは、こんなにも嬉しいことなんだ」体験談

宮北真生子さん
筑波大学
 ・人間学群2年
イギリス・2016年9月参加 

大学生のうちに必ずしたいと思っていた、憧れの海外研修・ホームステイを経験できてとてもよかった。かなり濃い3週間を過ごすことができた。 続きを読む

毎日試行錯誤を繰り返しながら、取り組んだ三週間

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中野美里さん
和歌山大学観光学部2年
イギリス・2016年9月参加

「今回の三週間のコミュニティインターンは、非常に有意義なものとなった。私にとっては初の海外であり、現地で初めて会う人たちと一緒に活動をしていくということは不安も大きかったが、良い経験になった。」

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他人を理解するには、まず自分の文化について目を向け考える必要がある

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竹本ゆり

静岡文化芸術大学
文化政策学部2年
イギリス・2014年9月参加

 

私が、このインターンに参加した理由は、イギリスという国に興味があったことと外国の教育現場や暮らしをこの目で見てみたいと思ったからである。

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貴重な二週間

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福永万里子
熊本県立大学環境共生学部2年
イギリス・2013年2月参加


私がこのコミュニティインターンに参加したいと思った理由は主に三つあります。

一つ目はイギリスと日本の文化交流です。日本から出るのは初めてだったため、日本の良さを改めて実感すると同時に、イギリスの良さにも気づくことができました。また子供たちは折り紙や書道、カルタには興味津々で、自分の手で教えることができて本当によかったと思います。海外にはない日本の文化を大切にしていきたいと思いました。

二つ目は昔から夢だったヨーロッパの建築物を間近で見ることです。特に教会は歴史を感じ、歴史を学ぶことができました。今回は時間と人数の関係もあり、建築模型をつくることができず残念でしたが、西洋建築に直に触れることができ、感動しました。イギリスではレンガ造の家に自分たちでペンキを塗っていて、建物をいかに大切に思っているかがわかりました。イギリスの家の寿命は約80年、しかし日本は30年ほど、イギリス人の建物に対する思いやりを見習わなければならないと思いました。

最後は現地の人たちとコミュニケーションをとれるということです。Churchill houseをはじめ、小学校の先生、生徒たち、ホームステイの家族など多くの人たちと関わることができました。私の拙い英語でも子供たちは真剣に話を聞いてくれてとてもうれしかったです。しかし、ホームステイなどでは英語が話せず、コミュニケーションをうまくとることができませんでした。これからしっかり勉強し、再チャレンジしたいです。今回はチームで活動したため、何度も助けてもらいました。チームワークの大切さも学ぶことができました。

また、フェアトレードについても学ぶことができました。熊本がフェアトレードタウンということも初めて知ったので、大変興味が湧きました。熊本の人でもまた知らない人は多いと思います。フェアトレードはとても素晴らしい活動だと思うのでもっと活動の輪が広がってほしいです。自分も機会があれば活動に参加したいです。

二週間という短い間でしたが沢山のことを学び、これからの課題も見つかりました。今回の活動に参加でき、本当によかったです。この経験を活かし、一つのことだけでなく色々なことに挑戦していきたいです。

遊びから学ぶもの

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林 理奈さん
東京造形大学造形学部2年
イギリス・2013年2月参加


今回の英国インターンで、いろいろな小学校を訪問して、たくさんの小学生と触れ合うことができました。日本の小学校とは違った、カラフルな色使いの教室や廊下の装飾が、とても魅力的で素敵でした。さらに、金髪や赤髪を生まれ持った少年少女たちをたくさん目の当たりにして、自分が洋画の中に入り込んだような気分になりました。子どもたちに、いくつか日本の文化を紹介してきましたが、中でも遊びの文化について述べようと思います。


■魔法がかかった、折り紙

日本の文化を紹介する際に、折り紙を主に担当した私は、こどもたちに楽しんでもらいたいと思い、最初の導入で「あらゆるポケットから折り紙で折ったモノを次々に取り出して見せる」という、ちょっとしたマジックのようなものをやりました。子どもたちは興味をもって見ていてくれたので、やって良かったと思っています。いくつか見せた折り紙で作ったモノの中で、より興味を示してくれたのが、羽の動かすことのできる鳥でした。本物の鳥のように羽ばたくので、みんな驚いていました。折り鶴を少し工夫して折ることで、羽ばたく鳥に作り変えることができます。私が子どもの手にした普通の折り鶴を、羽ばたく鳥に作り変えるととても喜んでもらえて、作り変えてほしいと頼んでくる子がたくさんいました。動かなかったものが動くようになったので、子どもたちは折り鶴に魔法がかかったように思えたかもしれません。私自身が羽ばたく鳥を知ったのは、中学生の時に友達が作って見せてくれたのがきっかけです。その時は羽を動かせることにとても驚き、面白いと感じました。この驚きを共有することができて良かったです。

子どもたちとメインで作った兜は、最初に折り紙で折り、つぎに新聞紙で作りました。新聞紙で折る兜は実際にかぶることができるので、出来上がると嬉しそうに作った兜をかぶっていました。兜には切り紙などを貼ってデコレーションも施して、自分だけのオリジナルを作り上げました。やはり、子どもたちにとっては作って終わりのモノより、動かしたり、身につけたりと遊べるモノを作るほうが喜んでもらえるのではないかと思います。


■かるたで出来ることを自分なりに創って、社会に広めていきたい

かるたといえば、幼稚園生の頃に「おやくそくかるた」を家庭でよくやっていました。おやくそくかるたなので、遊びながらも自然とルールやマナーなどを学ぶきっかけとなり、有効な教育道具のひとつとなっています。

サネットかるたは、かるたゲームを通して遊びを楽しみながら、サネット地域の建造物や見どころなど、地域のことを学ぶことのできる教材にもなるところが面白いと感じました。絵札を見て、知っている建物や場所があると子どもたちは反応を示していました。私自身、初めて訪れたサネット地域でしたが、サネットかるたで遊んでいるうちに、だんだんと地域のことを知っていくことができました。また、実際に街に出て絵札のモチーフを見ることで、認識がより一層高まりました。サネットかるたを使って自分の住んでいる地域を知ることで、より地域に対する愛着が湧くと思います。それによって地域全体が盛り上がり、地域活性化に繋がっていってほしいです。

かるた大会では、学校対抗で競うため仲間意識が強まり、全員でバンダナをハチマキのように頭に巻くチームがあったり、試合中に絵札を勝ち取る度にチームにVサインを送るところがあったりと、各学校それぞれに団結力が見られました。大会前に練習した時は、大賑わいで騒がしかったのですが、本番は誰もが真剣に取り組んでいて、審判をしているこちらまで緊張が伝わるようでした。ここではもう、かるたゲームは単なる遊びではなくて、判断力、瞬発力、集中力を求められるスポーツのようでした。

かるたの事を知れば知るほど奥深いカードゲームだと感じました。もっとみんなにかるたの事を知ってもらいたいです。かるたゲームは子どもからお年寄りまで、みんなで楽しむことができる点でもとても良いと思います。今後、機会があればかるたで出来ることを自分なりに創って、社会に広めていきたいと思います。


さいごに

日本文化を紹介することで、日本のことを客観的に見ることができ、改めて日本を見つめ直すきっかけとなりました。たくさんの人に出会い、言語が違う中で説明したり、言いたいことを伝えたりする機会があらゆる場面でありました。過ごした3週間は色濃く、普段はしないような貴重な経験をたくさんすることができました。

日本文化を世界へ

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島崎 梨紗さん
山形大学人文学部2年
イギリス・2013年2月参加

 


わたしの留学は大学2年生の春から始まっていた。世間では英語の重要度が高まっている。そのような世間に対応するため、また英語に関する意識を変えるために海外留学に興味をもった。『自分のお金で海外留学を経験したい。』このような思いから留学費用を賄うためにアルバイトを始めた。留学費用の目途がつき始めた頃、今回参加したコミュニティインターンの掲示がふと目に留まった。「日本文化」「イギリス」「フェアトレード」、興味のあるワードが揃うこのコミュニティインターンに参加表明の意志を出す迷いはなかった。

関連書類の提出、航空券の手配等、渡航準備を全て一人で行うのは並大抵のものではなかった。海外旅行初体験のわたしにとっては初めてだらけのことで不安や戸惑いしかなかった。しかし、その経験も今となっては小さな糧になっていると感じる。

1人暮らしをしているアパートから東京までの乗継ぎ、そして成田空港から12時間のフライト。機内ではこれから始まる憧れのイギリスでの生活に不安と期待でいっぱいだった。渡航前に購入したイギリスのガイドブックを読んで、現地での生活のイメージを巡らせた。そしてロンドン・ヒースロー空港に到着した。そこから始まる2週間の英国生活は毎日があっという間に過ぎていった。毎日が夢のようであった。インターンを行っていたこの2週間。実感したことは人との出会いと言語、日本文化の重要性である。

人との出会いは自分の視野を広げることが出来る。このインターンでたくさんの方と出会った。同じインターンを申し込んだ大学生、語学学校の先生、ホストファミリー、訪問した学校の児童と生徒たち、英国で日本語教師として活躍している方、フェアトレード関連者、多くの出会いの分、様々な生き方を知ることが出来た。イギリスで日本語教師として活躍する女性からは、同じ女性として憧れをいだいた。日本の中ではなく、世界で活躍している、好きなことを仕事としている方に出逢えたことはわたし自身の世界が広がった。

このインターンに申し込まなければ出会うことのなかった方々、たくさんの出会いは一生ものである。特に同じインターン生として毎日を共に過ごした仲間たちとは、プレゼン授業作成のためにお互いが協力し合い、仲を深めた。日本各地から集まった仲間たちであるからこそ、考えも違って当たり前である。時には意見がぶつかり合うこともあった。何でも言い合える関係であった。たった2週間での期間ではあったが、まるで家族のような関係を築き上げることが出来たことはかけがえのないものである。また同じ大学生であるのに、英語能力の差を日々感じることもあった。英語を堪能に話すことが出来ることを知り、自分がみじめに感じることもあった。この時に感じた悔しい気持ちを英語の勉強の励みにしていきたいと感じた。

イギリスでの生活を通して、やはり言語の重要性は毎日実感した。語学学校、インターン生として小学校、高校を訪問、ホームステイ先での生活、週末を利用した観光、誰かと関わる日々の中で言葉を一切使わないことはありえない。だからこそ、自分自身の英語能力の無力さと意思疎通が出来ない辛さを強く感じた。『もっと英語が聞き取れれば…。』『もっと英語が話せれば…。』と感じる日々だった。少しでも英語を話せる機会を増やしたい。そのような気持ちからホームステイ先での夕食後は毎日ホストファミリーであった25歳の女の子と会話を楽しんだ。伝えないことが伝わらない、そのもどかしさを日々感じていた。自分の英語に関する意識を変えなければならない。「世間に通用するため」ではなく、「自分のために」、英語を勉強せねばならないと感じた。伝えたいことが伝わらなければ前に進めない。わたしが何をしたいのか、何を伝えたいのかを相手が理解できないと、相手も困ってしまう。そのような危機を回避するためにも英語は必要不可欠である。コミュニケーションを円滑に行うための一種のツールとして言語を扱っていきたい。

最後に日本文化の重要性をおす。偶然ではあるが、ホストファミリーであった彼女も以前から日本文化に非常に興味を持っていた。日本の携帯ゲーム、キャラクター、映画が大好きだった。ホームステイ先の家にも日本映画のDVD や日本のアニメキャラクターのぬいぐるみがたくさん置いてあった。その様子を目の当たりにして嬉しかった。

ホストファミリーである彼女はわたしにイギリスの文化と英語を教えて、わたしは彼女に日本の文化と日本語を教えた。彼女と話をしている中で、日本文化の素晴らしさを再確認できた。
ヨーロッパは「JAPAN EXPO」の開催でも知られているように、日本文化は人気がある。「漫画」「ファッション」「ゲーム」「食べ物」「アニメ」「音楽」「キャラクター」、イギリスにも日本文化があふれていた。週末に行ったロンドンでも日本企業が軒並みあった。

日本文化は若者に人気がある。現地の高校(Dane Court Grammer School)に訪れた際も日本文化に興味を持っている高校生が多数いた。女子高生に『日本が好きですか。』という質問を投げかけた。女子高生は『好き、ファッションが好き。』と応えてくれた。

また現地の小学校(Holy Trinity & St John’s School)で、折り紙・カルタ・書道を英語で教えた際も、どの小学生も日本文化に非常に興味を示してくれた。日本から遠く離れた国の人たちが日本文化に興味を持っていることが実感出来て、日本人として単純に喜びを感じた。文化に関する価値観は世界共通だと思う。世界遺産であるカンタベリー大聖堂、エリザベスタワーを目の当たりにしたわたしも、やはり感動を受けた。おいしいものはおいしい、美しいものは美しい等、世界各国の人が感じる感情に対しては国によっての違いの差は小さい。国際理解のために、もっともっと日本文化を世界に発信したい。そして日本を好きになる人が増えてほしい。日本のよさを知るためには、日本をどこかの国と比較する必要性があることを実感した。他の国の文化も吸収しつつ、日本文化を発信したい。

イギリスだけでなくて、たくさんの国の様子を自分の目で見たい。本やインターネットの中だけでは知ることが出来ない。自分で足を運んで、自分の目で見て世界の様子を吸収したい。海外に対する怖さを少しは懸念することが出来た体験でもあった。英語が話せないから、海外に行かないのはもったいないと思う。機会があれば、海外に足を運びたい。

たった2週間の英国生活ではあったが、貴重な経験がたくさん出来た。この経験はわたしの糧になるであろう。英語に関する意識は変わった。しかし意識が変わっただけでは何も起こらない。次なるステップに向けてわたしは動く。

かるたを担当、一から説明するのに苦労

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荒又 祐太さん
金沢大学人間社会学域経済学類2年
イギリス・2013年2月参加


私は、経済系の学部で教育系や国際系の学部の人が多い中では畑違いだったわけですが、とてもためになる活動ばかりでした。

小学校での活動では、カルタや書道、折り紙といった日本文化を紹介しました。私は、カルタを担当したのだが、イギリスにはカルタのように文字と絵を合わすゲームをする文化がないので、カルタを一から説明するのに苦労しました。カルタは、ポルトガルから日本に伝わったとも思われがちですが、文字と絵を合わせるゲームをする文化は日本独自のものなのです。また、慣れない英語で子供たち相手にカルタの説明を行うのも大変でした。ここで使われたカルタは「My Thanet karuta」といい、サネット地方の町おこしのために地元の住民(小学生も含む。)やアーティストによってサネット地方を題材に作られたカルタです。さらに、地元の4小学校の児童の参加(各学校3~6年生4人ずつ)を得て、カルタ・トーナメントも開催されました。この大会は各学校のチーム制で行われ、優勝チームには景品が贈られました。この大会は、児童たちだけでなく、先生方にも好評でした。カルタは小学生の国語(英語)教育にも有効だからです。

また、イギリスの小学校の授業を見学することもでき、各教室にティーチング・アシスタントなども含めて先生が3人ずついたり、英語を第2言語とする児童(海外出身)向けのクラスがあったりと日本の小学校にはない光景が見ることができ、とても新鮮でした。

さらに、このインターンの期間中にあったサネット地方であったフェアトレードのイベントにも参加しました。私たちは、着物を着てカルタを紹介しまし、実際にカルタを行いましたが、子供だけでなく大人にも好評でした。また、着物に興味を持っててくれたお客さんもいてとても話がはずみました。

また、地元のクライストチャーチ大学のフェアトレードの講習会にも参加しましたが、そこでは、地元の高校生やフェアトレード商品の輸出先であるスワジランドなどのアフリカの方ともお話やグループワークをして交流する機会があり、とても勉強になりました。英語でのスピーチを集中して聴くことでフェアトレードだけでなく、英語のいい勉強にもなったと思います。

また、活動のない日でもロンドンやカンタベリーに行くこともでき、とても楽しかったです。カンタベリー大聖堂やロンドン塔、大英博物館などの世界遺産に行くこともでき、休日も有意義に過ごすことが出来ました。また、普段の活動においても日本で過ごすのとは比べ物にならないほど充実した時間を過ごすことが出来ました。

コミュニティーインターンに参加して

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原田優生さん
信州大学農学部2年
イギリス・2013年9月参加


私が参加した理由は、「海外での生活を体験してみたかったから」というものです。教師になりたいなどの目標はありませんでした。語学研修などでも海外生活はできるが、この企画では、海外に行ってからの活動が明確でした。そして、せっかく行くのだから何か明確な活動目的があった方が充実したものになるのではないかと思いました。さらに、子供たちに、日本文化を紹介するということはなかなかできない体験で、良い経験になり、さらに親が、教師だったので少しは親のことがわかるかなと思い参加しました。参加した理由は、あまりかっこいいものではなかったのですが、とてもよい経験になりました。

実際に活動してみて、日本では経験できないことができたと思います。まず、ホームステイでは、温かい家族に恵まれ楽しく生活できました。私が印象に残っていることは、家を出ていくときや、寝る時など、顔を見なくなるときに「Have a good day」などの言葉を、必ず言うことです。相手への思いやりの気持ちなどをストレートに言葉で表現しているところが、日本とは全く違うけど、いい文化だな。と思いました。観光に行くときも、行き方を丁寧に教えてくれました。一日の出来事を話したり、夜一緒にドラマを見たり、そんな些細なことが、とても新鮮で、楽しい時間でした。英語力がなかったので、分からないことも多かったのですが、相手の表情や目を見ることで、なんとなく理解でき、会話もできたので、良い経験になりました。観光の帰り道に、道に迷ったこともまたいい経験でした。歩道のない夜道を友人と三人で歩き、どうなることかと思いましたが、パブなどで道を聞くと、優しく道を教えてくれました。そのお店に、お昼を食べに行き、おいしい食事ができました。偶然の発見が、結果的にとても良いものになりました。現地に住んでいる日本人と偶然出会い、おいしい料理店や、パブに連れて行ってもらったり、家に遊びに行ったり、楽しかったです。いろいろな人に出会えて本当によかったと、実感できる日々でした。

授業では、英語がうまく話せるか不安だったが、事前に授業で必要な英語を教えてもらえたので思っていたよりは大丈夫でした。事前に、自分の担当していた折り紙に関しては、友人とスライドを準備していたので、模擬授業でもやりやすかったです。突然の予定変更で、新しいスライドをつくらなければならなくなっても、一回作っていたので、作りやすかったです。かるたゲームは、外国の子供は楽しめるのかな。と思っていたが、とても楽しんでくれました。子供たちは、どの学校でも素直でした。私たちにとても興味を持ってくれて、日本に関する質問にも積極的に答えてくれました。ピカチュウや、ハローキティーがとても人気で、こっちの方が驚きました。しかしこれらのキャラクターが日本からたことはあまり知られていなかったです。そして、授業をしていないクラスの子供にもお昼ご飯や、そのあとの休み時間などに話しかけられたり、一緒に遊んだりして楽しい時間を過ごせました。授業中には、子供に英語の発音をなおされ、よい経験になりました。よくできましたシールは人気でしたが、それよりも印鑑の方がリアクションが良かったです。腕や手、顔などに押してほしいと頼まれました。このような子供たちとのふれあいが、とてもいい思い出です。

そして、フェアトレードの活動をしている、タミーさんに会い話を聞きました。なにか一つのことに一生懸命に活動している人はとても尊敬できると思いました。とても情熱的で、私も何か見つけて一生懸命頑張りたいと思います。

今回この活動に参加する前は、少し不安になることもあったのですが、一歩踏み出して飛び込んでいくと様々なことが経験できて、それが自分の中で一つの自信になり、一生忘れられない思い出になることが分かりました。そして今回出会った仲間にはいつも助けられて迷惑ばかりかけ、とても感謝しています。これからもずっと友達でいたくなる、そんな人たちと出会えてよかったです。三週間とても充実していて、とにかくこの活動に参加してよかったです。

 

いかにシンプルで分かりやすく伝えるかが大切

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相川恵理さん
広島市立大学国際学部2年
イギリス・2012年9月参加


今回フロムジャパンのプログラムに参加した目的は、外国という地で日本文化を伝える授業をすることでコミュニケーション力と人前で話す度胸をつけることと、英語力を伸ばすということでした。以前外国でホームスティをした際、日本文化を紹介したらとても喜ばれ、日本文化がいかに誇れるものであるかを感じました。そのころからもっと外国の人々に日本の文化を知ってほしいという思いがあり、今回のこのプログラムに参加できたことをとても嬉しく思いました。

また、英語はもともと好きで大学でも英語を学んでいますが、なかなか実践的な英語学習の機会が少なく、本物の英語に触れて英語でコミュニケーションをとることができるようになりたいと思いました。私は人前で話すのが得意ではないですが、事前の準備をしっかりとしたため、思いのほか堂々と授業をすることができました。実際に授業をする前に語学学校で、模擬授業をして授業で使われる英語を教えていただいたり、授業を進める段取りや時間配分や役割分担を決めたり、必要な道具の準備をしたりできたのでとても有意義な時間となりました。

人前で何かを伝えるためには、分かりやすく、聞いている人を退屈にさせないように人を惹きつけなければなりません。そのようなことを意識しつつ、実際に小学校で授業をしてみて、子どもたちの興味深々な視線を感じつつ授業を進めることができ、人前で話す自信が持てました。子どもたちの話す英語は私たちにとって聞き取るのがとても難しいのですが、ゆっくり話したり、目を見てジェスチャーをしながら話したりしてコミュニケーションもとれたと思います。大学でもプレゼンテーションをしなければならない機会が多くありますが、その手助けとなる経験ができました。

そしてもう一つの目的である英語ですが、英語を使う機会は自分次第でいくらでも広げられました。小学校での授業だけでなく、語学学校で友達を作って話したり、ホームスティ先のホストファミリーと話したりすることができます。イギリスに行く前は多少は聞き取れるだろうと思っていましたが、実際に初めてイギリスについたとき自分の英語の聞き取れなさにショックを受けたのを覚えています。日本で聞く英語ではなく現地の人々の早い英語に全くついていけませんでした。しかし徐々に耳が慣れていき、最後は多少聞き取りやすくなりました。今回のインターンでは日本人の学生と過ごすことが多かったため、あまり英語を話す機会は少なかったのでもっと自分から積極的に英語を話す機会を増やしていけばよかったと思いました。ただ、イタリアの子や韓国の子と友達になることができ、英語を話すきっかけを作ることができたのはよかったです。子どもたちに授業してみても思ったのですが、英語は難しい単語や表現をしようとせずに、いかにシンプルで分かりやすく伝えるかが大切だと気づきました。そしてこのプログラムに参加したことで、今後の英語学習のモチベーションとなりました。

私が印象に残っている活動はかるた作りとフェアトレードタウン調査です。かるた作りは日本文化紹介の中で最も大変な活動でしたが、今までしたことのない取り組みでとてもおもしろかったです。郷土かるたは子どもたちが自分の住んでいる街のことを知る良いきっかけになったと思います。今回訪れた街は都会ではなかったのですが、歴史があり、調べればたくさんの素晴らしい場所やものがありました。子どもたちが学ぶことができたのはもちろんのこと、私自身も自分が訪れた場所を知る良い機会となりました。かるたと自分の暮らしている街をリンクさせて自分たち自身のかるたをつくることで、日本文化と外国の街を上手く融合させることができた活動だと思います。最初にかるたゲームをしたのでかるたの面白さを子どもたちが知って自分たちで作ることができるということに喜んでくれたのが嬉しかったです。かるたは絵が得意な子もいれば文章がうまい子もいて子どもたちの個性が非常に出ていました。一方でそれらが苦手な子にアドバイスするのが難しかったです。また終わらせる速さが違うのでその子どもたちの対応を考えるのも大切でした。

そしてフェアトレードタウンについて調査をしましたが、日本にいたころはフェアトレードを意識することはありませんでした。むしろ聞いたことがある程度で詳しくは知りませんでした。だから私が訪れた街全体がフェアトレードタウンと称されていることに驚きました。スーパーマーケットにはたくさんのフェアトレード商品が並べられており、店員の方も店にフェアトレード商品がどのくらいおいてあるかは把握されていました。しかし、街がフェアトレードタウンだということを知っていらっしゃる方はほとんどおらず、課題はフェアトレードの認知度をいかにあげるかだと感じました。さらにフェアトレードの商品の質の向上も課題としてあげられていました。またタミーさんにお話しを伺って、わざわざ現地にいかなくても商品を買うだけでその人々を救うことができるということに感銘を受けました。貧困をなくしたいけど、何をしたらいいか分からないという思いを抱えている人はたくさんいると思います。フェアトレード商品を買うという普通の消費行動が貧困で苦しんでいる人を救うことができるなんで本当に素晴らしい活動だと思いました。広島に帰って、この地で何かフェアトレードに貢献できたらいいなと思います。

英国コミュニティインターンでは現地の教育を学ぶことも学ぶことができました。日本の小学校と比較するとさまざまな違いが見られました。一番印象に残ったのはイギリスの小学校は多国籍な子どもたちが一緒に授業を受けているということです。初めに訪問した小学校にはさまざまな国の子どもたちがいて、驚くことに英語ができない子どももいました。日本の学校には日本人の子どもたちがほとんどです。イギリスのような環境で育つと多様な価値観を受け入れやすいのではないかと思いました。そのせいかいじめ防止のため子どもたちは休み時間は必ず先生の監視のもと、外で遊ばなければなりませんでした。私の印象では子どもたちは管理下に置かれていて教室での居場所があまりないと思いました。日本でもいじめが問題となっていますが、先生の子どもたちへの注意力がもっと必要ではないかと感じました。ほかにも教室の机の配置や装飾物も日本とは異なっていました。日本の教室は机が全員前を向いて並んでいますがイギリスはもともグループに分けられていました。このスタイルは非常にいいと思いました。日本でもグループワークというものが重視されていますが教室の雰囲気から変えるといいと思います。また教室の装飾もとても明るく、絵や図が重視されていました。またイギリスの小学校には掃除の時間というものがありません。イギリスのバスや道路はごみがよく捨てられていました。そして掃除専門の人がそのごみを集めていました。日本人は本当に清潔でイギリスのごみ問題は学校教育の掃除に対する考え方の違いからきているのではないかと思いました。

英国コミュニティインターンに参加してたくさんのことを学び、たくさんの素晴らしい仲間と出会うことができました。イギリスの小学校で授業をするなんで一生に一度の経験かもしれません。本当に参加してよかったです。

感じたこと:自分が人に何かの影響を与えていく立場である

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渡邊世莉奈さん
女子大学文学部2年
イギリス・2012年8月参加


8月下旬から9月末にかけての3週間に渡るイギリスコミュニティインターンを終えて今感じるのは、自分がもう人から何かをしてもらう立場ではなく、人に何かの影響を与えていく立場であるということです。思い返してみて、自分が小学生の時、イギリスやアメリカから大学生が日本にインターンで彼らの文化を教えてくれるという経験はありませんでした。英語を学ぶことが日本では一つの異文化と捉えられていることからも、彼らの伝統的な学びを得ることは彼らが日本に来るのではなく、私たち自身が外へ出ていく方が多く感じます。授業をさせて頂いたBromtone Primary School, St.Ethelberts Catholic Schoolの子供たちは、純粋に異国から来た私たちに対して強い興味を示してくれた反面、自分たちとは異なる文化を持つ私たちを見てどう感じたのか。インターンに参加する1週間程前からロンドンに滞在していたのですが、イギリスは思っていたより多民族国家ではなく、閉鎖的なイメージを受けました。以前、滞在していたオーストラリアでは多種多様な国籍が共生していたので、現地の多くの人が異文化共生というものを自然と身につけていたように思います。しかし、日本と同じ島国、EUに加盟しながらも独自の貨幣を持ち、少し他のヨーロッパ諸国とは距離置いているイギリス。そんな国で子供たちに、異文化や異民族を受け入れる、異文化を知ってもらうというプログラムに興味を持ち私はこのプログラムに参加しました。

折り紙、書道、カルタ、子供たちが本当に関心を持ってくれるのか半信半疑で初日学校へ向かいました。「子供たちの記憶に残る授業をしたい」そう思いながらも実際に授業を行ってみると実際の生徒の数が事前に聞いていたものと違っていたり、耳の不自由な子にどのようにしてカルタを行うか、準備8割、実践2割というように、どれだけ準備していても現場に出るとまだまだ経験も浅い私たちでは戸惑うことばかりでした。準備が8割もできていなかったのでは。。。と初日が終わった日、後悔と申し訳なさでいっぱいでした。ですが、回数を重ねるごとに授業のペースが掴め、よりスムーズにできるように、子供たちの声に耳を傾ける余裕もでき、異文化を持つ私たちの姿がイギリスの子供たちに「自分の知らない世界がまだまだある」ということを知り、刺激を与えることができたら嬉しく思います。3週間滞在したラムスゲートは小さな田舎街です。ロンドンとの経済格差は否めませんし、ラムスゲート入りした日は正直暗い街という印象でした。都市での生活に引け目を感じていたり、ロンドンのハイスピードで進む世界についていけないという人が多くいたり。。。 私のお世話になったホストファミリーは「もう何年もロンドンには行ってない、今更行っても疲れてしまう。」と言いましたが、ラムスゲートの子供たちが囲の中の蛙になってしまいそうな環境にあるのではないかと思いました。自分が今いる場所に安心を覚えるのは大切なことですが、向上心のない生活を送ることにも繋がってしまいます。田舎待であることを引け目に感じるのではなく、ラムスゲートに誇りを持って旅立つためにも、郷土カルタは良い教材だったのではないかと思います。私自身が自分の故郷のことを全て知り尽くしている訳ではありませんが、小さいころよく家の近くの歴史博物館や建物に両親に連れて行った思い出があります。現在では、ゲームが子供たちの遊びを占め、なかなか地域めぐりをする機会が奪われつつあるので、カルタづくりを通して、子供たちが自分のアイデンティティーを知る手がかりにしてくれたら嬉しく思います。

また、教育が進んでいると一般的に言われている英国ですが、何がどう日本と比べて進んでいるのか。現在の日本の小学校事情は全国まちまちで、これが日本の小学校教育といえるものはないと思います。イギリスの場合は、クラスヘッドティーチャーのほか、アシスタントティーチャーが2人から3人付くこと、障害時の受け入れをした場合、先生の数が増えるのではなく手当が増えるということ、イギリスのも公私の学校で教育格差が起きていること、私が感じたのはこの点です。1校目のBromptone Primary Schoolはとても親しみやすい学校でしたが、学力的なものは掴みきれませんでした。ですが、先生方の手助けがなければ生徒が静まらなかったり、興奮のあまり大人しくできなかったりといったあたりを見ると教育がまだまだ行き届いていないようにも感じました。2校目のSt.Ethelbertsでは驚くほど子供たちが聞き分けがよく、私たちが指示する前からワークシートを理解していたり、前校と比較して教えやすかったとチーム全体として話しました。ミッション系学校ということもあり、少数人数の小さな学校だからこそできる教育だったのだと思います。どちらの学校にも良い点、改善した方が良い点がありましたが、授業の内容に熱心に取り組んでくれ、準備した甲斐があったと感じることができました。イギリスの教育が進んでいるとは一概には言えませんが、日本の小学校と比べ先生の数が多いため、1人1人が過ごしやすい環境なのではないかと思いました。

インターン活動の一環として、フェアトレードの活動を斡旋しているタミーさんにお会いし、お話しできたことは大変嬉しかったです。女性の生き方のロールモデルの一人として尊敬する方でした。女性の方がフェアトレードや貧困解決の活動をする傾向があるとされながらも、それを職業として専門的に扱う人は多くありません。大抵が副職としてではないかと思います。ラムスゲート自体がフェアトレードタウンとして認証されているものの、自分のお店でフェアトレードを扱いながらもフェアトレードについてはよく知らないんだといった方もいました。しかし、それは逆に良いことなのではないかと思いました。無意識のうちにフェアトレードの商品を手に取っている、日本では意識的にフェアトレードの商品を買う方がまだまだ多いと思います。なかには、フェアトレード商品は高い割に質が良くないといった方もいました。フェアな価格で取り引きしているのだから高くて当たり前というか、そこの仕組みを理解せず、批判するのは違うのでは?と感じましたが、その不満も身近にすぐフェアトレード商品があるから抱けるものであり、ラムスゲートのまち起こしの一環ではなく、フェアトレードで活性化して欲しいなと感じました。とは言いながらも、経済状況的に考えるとフェアトレードで活性化するのは厳しい政策のようにも感じました。ラムスゲートの子供たちが胸を張って自分の故郷を誇れるような未来の政策を考えていく必要があると思いました。

3週間イギリスで過ごした日々は、どれも濃く、毎日何かしらを吸収していました。今回のインターンで自分自身のなかで見つかった課題やフェアトレードについての幅広い知識を深めていきたいと思います。