イギリスで日本文化を紹介して

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森元 彩花さん
琉球大学教育学部2年
イギリス・2012年2月参加


“日本文化を紹介しながらイギリスの子供達とも触れ合える”。これが、私がこのインターンに参加した主な理由です。子供と接することが好きで、異文化理解にも興味があった私は、将来子供と関わる仕事をしていくうえで、ぜひ一度海外の教育場面や子供達の様子を見てみたいという思いがありました。単なる観光や語学留学で海外に行くのとではちょっと目的が違うような気がしてためらっていた時、ちょうど大学の掲示板でこのプログラムのポスターを目にし、「私がやってみたいのはまさにこれだ!」と思ったのです。しかし英語にあまり自信のなかった私は、周りについていけるのか、ちゃんと英語でコミュニケーションがとれるのかとても不安でした。でも「やらないで後悔するよりは、何事も経験としてチャレンジしてみよう!」と決意し、思い切って参加することにしました。


主な活動

主な活動としては、イギリスの小学校に行ってカルタ作りやカルタ大会、折り紙、書道、紙芝居などを紹介しました。英語で授業を行うために、最初の3日間は午前中語学学校に通い、模擬授業や実践的な英語表現を学びました。私達インターンはラムスゲートという町で各々ホームステイをし、平日は徒歩またはバスを利用して小学校に通いました。また週末はロンドンやカンタベリー、リーズ城などを観光しました。


カルタゲーム

私達グループがカルタゲームを行った際に工夫した点について述べていきたいと思います。
カルタゲームでは、まず、カルタの説明をする時にルールが多くて複雑だったので、私達は大きく4つのルールに分けて説明することにしました。「1.読み札と絵札の最初の文字が一致したカードを取る。2.プレイヤーはゲームが始まる前は、ひざまずいて、手は頭の上にのせておく。3.同時にカルタを取った時はじゃんけんをする。4.お手つきをしたら、そのチームは1回休み。」、これらを英語で電子黒板に板書し、その他の細かい説明は私達が実際にデモをして見せながら教えていきました。そうすることで、子供たちがルールをすぐに理解してくれて、その後のゲームがスムーズに行えました。また、ゲームをする時は飽きる子がいないようにチーム数を多くし、一人ひとりがカルタをやる回数が多くなるようにしました。さらに、折り紙でつのこう箱を作ってカルタ入れボックスとして利用しました。「これも日本のものなんだよ」と紹介すると、結構興味を示す子がいて、余った時間に作り方を紹介してみんなで作ってみたりすることもできました。

他にもカルタ作りやカルタ大会を行ったのですが、これらの活動を通して私自身カルタの素晴らしさに気付くことが出来ました。今まで特に日本文化としてカルタを意識することはなかったのですが、イギリスの子供たちが楽しそうにカルタをしている様子を見て私も嬉しくなり、日本文化としてのカルタの良さを知りました。またカルタは、地域や学校、環境、異文化について学習したことをカードにまとめ、作った後はそれで遊ぶことが出来ます。つまり、主体的な活動を通して楽しく学ぶことが出来ます。これは教材としても非常にいいものだと感じました。今後もこのカルタでイギリスの子供達に楽しく遊んでいってもらいたいし、カルタ作りもさらに発展してほしいなと思いました。


折り紙

活動自体は割りとシンプルなのですが、説明するのに一番苦労したのはこの折り紙でした。なぜなら、私達日本人は折り紙を折る際、特に何も言われなくても普通に端と端を合わせて折ったり、折り目をつけたりします。しかしイギリスの子供達にはそのような習慣がないためになかなか上手く折れず、私達もまたそのような折り紙の細かなニュアンスを上手く伝えられなかったからです。最終的には「代わりに折って」とヘルプを求められることもしばしばあったのですが、完成するとみんな嬉しそうでした。特に手裏剣は、折るのはとても難しかったのですが、男の子からも女の子からも大好評でした。今更ながらですが、このような手先の細やかな作業が必要な折り紙は、日本だからこそ生まれた「芸術作品」なんだなと感じました。

またイギリスでは3月に母の日があるらしく、それにちなんで私達は「Thanks Card」というのを企画して作ってもらいました。これは折り紙でサクラを作り、それをカードに貼ってメッセージを書き、日ごろお世話になっている人にありがとうを言おう!というものです。この活動はクラスの先生からも「いい考えだね」と言われ、とても喜ばれました。


書道

私達グループは書道は一回しか行っていないのですが、小道具が一番多い分、事前準備が特に必要とされる活動だと思いました。全てのことに関して言えることですが、事前準備や計画の見通しがしっかりしているかいないかで、授業の良し悪しが決まると思います。
私達が書道を担当したのは結構最後の方だったので、その前にやっていたグループから色々アドバイスを頂くことが出来ました。そのお陰で、筆置きを用意したり、書いたものを一時保管しておく新聞紙と場所を確保したり、前のグループが工夫したワークシートを活用することが出来、少ない準備時間で何とか授業をやりこなすことが出来ました。また割りと活動が早く終わったので、最後に大きな色画用紙でかぶとを作り、それに筆で自分の名前を書く活動まで行うことが出来ました。子供達は初めて使う筆に始めは慣れない様子でしたが、それぞれ個性ある字を書くことが出来ましたし、おまけでやった名前入りの色とりどりのかぶとも、結構良くできていてきれいでした。


授業をしていく中で感じた子供達の様子

基本はどの子もとてもおりこうさんで、親しみやすい子達ばかりでした。授業中はとても静かでしっかり先生の話を聞いており、日本よりも発言する子が多かったです。また休み時間になるとほとんどの子が外に出て、縄跳びや鬼ごっこなどをして遊んでいました。授業と休み時間のメリハリがあるために、子供達も切り換えが早いように感じました。またもう一つ感じたことは、学校によって子供達の雰囲気が違うということです。学校の教育の仕方に違いがあるからだと思いますが、一方の学校の子供達は結構のびのびとしていて、純粋な子供らしさを感じました。他方で、もう一つの学校の子供達は、結構しつけがちゃんとされているようで、クールな大人っぽさを感じました。どちらが良い・悪いではなく、これは日本の子供達に関しても言えることですが、子供たちは周りの環境や教育に影響されて成長していくんだなと思いました。


最後に―活動を通じて学んだこと・感じたこと―

最初の頃は活動の見通しが持てず、「本当に子供達の前で授業なんて出来るのか」という不安でいっぱいでした。しかし、数をこなしていくうちにだんだんと要領がつかめ、子供達の前で授業をしていくのが楽しくなってきました。グループで何度も集まって授業計画をしていったのですが、最初はマニュアルを基に、それから創意工夫をしていったことで、自分達オリジナルの日本文化を紹介できたのではないかと思っています。もちろん、コミュニケーションが上手く取れずに悩んだことや子供達との接し方に迷ったこと、授業作りで苦労したことなどもありますが、それと同時にだんだん意見も深まり、より良い授業が実践されていく過程はやりがいのあるものでした。そのため、授業が終わった後はいつも反省と充実感でいっぱいでした。また、それぞれのグループごとにチームのカラーが出ていて、歌が上手い人、絵を描くのが上手い人、子供をまとめるのが上手な人など、適材適所でみんなの個性が光っていたと思います。このように色んな特技を持った人、色んな学部・学科の人がいたことで、私自身刺激を受けたし、子供達の対応や授業作りにおいても勉強になりました。そして様々な活動を行ったことで、日本文化の良さやそれぞれの違った学びに気付き、伝えること・教えることの面白さや難しさも実感することが出来ました。普通の観光や語学留学では味わえない、本当に良い経験をすることが出来たと思います。また得たものが多い活動の一方で、私自身の課題もはっきりとしました。それは、やはり英語力です。「もっと英語が出来れば…」「うまく英語で話せたら…」と思う場面が何度もありました。もちろん、英語が出来るに越したことはないです。でも、もし英語力が心配でこのプログラムに参加しようか迷っている人がいるなら、私は参加することをお勧めします。なぜなら、私もそうでしたが、出来ないなりに何とかやり遂げることは出来ますし、何かしら得るものはあると思うからです。この悔しさや経験を無駄にしないためにも、私自身もっと意識を高く持って英語の勉強に励んでいきたいし、今後の大学生活や将来にも活かせるようにしていきたいです。最後に、、、日本人のインターンの皆さん、イギリスでお世話になった方々など、このプログラムに関わり私を支えてくれた全ての人にお礼を言いたいです。どうもありがとうございました。

私のイギリス体験記

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堀田真司さん
中京大学法学部4年
イギリス・2012年2月参加


海外に行くのは初めてだし、そもそも飛行機に乗ったことがない。教職を目指している訳でもないので、授業なんてしたこともやり方も分からない。英語だって受験以外で使ったこともないし、私にとって初めて尽くしの参加となった。だから全ての事が新鮮で、どんな些細な事でも感情を揺さぶられ、鉛筆が倒れるだけで笑ってしまう思春期の子供の様に、条件反射的に「スゲェ!!」としか言っていなかった様に思う。イギリス風に言えば「Brilliant !!」。やたらBrilliantを多用する同参加者の彼の発音が耳に残って離れないが、彼も私と同じ気持ちだったのだろうか。

と、まあ、そんな人間が正に今、体験談として作文を書く訳だが、書きたい事が多過ぎて上手く文章に纏まらない。まだ1日1話形式で3週間分仕上げるとか本1冊分とかの方が気分的には遥かに楽である。つまり何が言いたいかと言うと、それだけ充実した語り尽くせない3週間だったという事だ。とある参加者の言い回しを借りて表現するなら「ムッッッチャ!楽しかったわぁ!!」といった所だ。私は愛知だから「どえりゃぁ楽しかったが」とでも言おうか。そう、参加メンバーも北は北海道から南は沖縄まで取り揃っており、世界の広さよりもまず、日本の広さを再認識させられたインターンだった。一部の人しか分からないであろう「しんがーそんぐりゃーたー」という言葉が生まれた方言談義も良い思い出だ。

・・・・・・・。
いかん・・・。全然イギリスの事に触れずに、話題が出国しないまま話が進みそうだ。分量は問わないって言われてはいるけど、イギリスと関係ない話で1、2ページはイケそうである、これは不味い。話題がイギリスになったらもっと長くなるのでは? という訳で、これから以下の3点に絞り、且つその中でも事柄をピックアップして述べよう。①ホームステイ先での事 ②学校での活動 ③休日の過ごし方
体験談集に載せるとの事なので、分量は控え目で参考になる内容になる様に心掛ける。


① ホームステイ先での事
まずはざっくりと。私が過ごした家は、若い夫婦に犬、そして生後間もない女の子という家族構成。そして初めの1週間はアルゼンチンからの留学生(21)と同じ部屋で過ごした。門限がある家もあった様だが、私の所は自由で、時間を気にせず毎晩パブに出掛ける事が出来た。ご飯は時間を伝えれば何時でも作って貰えたし(育児で食事時間が不規則だからかもしれないが)、シャワーも何時でも良いという事だった(中には風呂に浸かれるという贅沢な家もあった様)。他の家もそうだが、洗濯物は溜め込んで一気に洗う方針。私の所の基準は“洗濯籠が一杯になったら”。なので、ある程度の量と嵩張る衣服(防寒、乾き易いという側面からもフリース素材の物がベスト)があると良い。ネット環境にあったので持参したパソコンは無駄にはならなかった。(私は無料で使わせて貰ったが、家によっては料金を払う場合も)しかし、これは幸運な例でネット環境でないことを前提に準備をした方が良いかもしれない。が、街には意外とWi-Fi環境があるのでスマホは活躍するかもしれない。

そんな家で3週間過ごした訳だが、まず一番良かったのがルームメイトの存在。勿論、気が合う合わないによって良し悪しが変わる訳だが、幸いにも直ぐに打ち解け、家に着いてから就寝までの3時間ずっと喋りっぱなしだった。その後も毎日、折り紙や紙芝居の授業の練習相手になって貰ったり、パブに出掛けたりとイギリスでの生活をより楽しい充実したものにしてくれた。なので、ギャンブルする気で事前のアンケートのルームメイト可の欄に記入する事を私はお勧めする。同室というのは本当に話すネタに事欠かないし、会話能力が格段に上がる(私の場合は元々のレベルが低すぎたのかもしれないが)。

また、ファミリーと会話する上で重要なのはジェスチャーだ。特に日常生活でとっさに出てこない時は重要。私なんかは慣れるまで殆どジェスチャーで会話をしていた。口に出すのはIとかYouとかくらいのもので、その内に向こうもジェスチャーだけで会話し出すから、はたから見るとパントマイム状態である。しかし、下手な英語よりも通じるから馬鹿に出来ない。勿論話せるに越したことはないが、まあ、何とかなるもんだね、という事を述べておく。ただし、家の外でやるのはお勧め出来ない。間違いなく変な奴に認定されてしまうから。

2週目にホストファザーの誕生パーティーがあり、親戚を招いてのどんちゃん騒ぎになった。事前に伝えるというサービスは残念ながら無いらしく、「あれ?何時まで経っても帰ってこない」と途方に暮れていた所に「今夜はパーティーだぜ!ヒャッホウ!!俺の誕生日なんだぜ?フゥーー!!」というテンションで帰宅。というより、玄関を開けた瞬間がパーティー開始の合図というテンションの上がり方。そういうサプライズがあるかも知れないので、普段の動向には気を付けるべきである(言われてみれば冷蔵庫の中に謎の色のケーキ?が買ってきてあった様な、お菓子のストックが増えていた様な、キッチンにロウソクが転がっていた様な・・・という程度)。私は日本から持ってきていた使い捨てカイロをプレゼントしたが(突然だったので苦肉の策)、案の定カイロを知らなかったので、日本の防寒具だと説明しておいた(仕組みはジェスチャーとAir make it hot という頭の悪そうな英語で通じてしまった)。カイロの実演販売の様な事をさせられて、しかもその後もずっとそれで盛り上がるという驚愕の展開を見せたので、意外とウケは良いのかもしれない(「キャシー、それは何だい?」『あらジョン。日本の防寒具でカイロっていうのよ。使い方は簡単、袋から取り出すだけよ』「そいつは便利だね」『しかもこれはシールタイプなのよ!』「な、何だってーー!?」みたいなノリの説明。初めは一人でやる→後で何故かノリノリになった皆でやる)。
帰国時には折り紙でハート形のスタンドを作り、メッセージを挟んでさり気無く置いて去るという演出・・・をするつもりだったが、別れる直前に発見されてしまい計画失敗。まあ、形はどうあれ感謝の気持ちを伝えることはやっておいて損はないはず。


② 学校での活動
日本文化を紹介するという名目の活動だったが、私は紹介の仕方に2通りあると考えていた。1つは折り紙や書道体験といった子供達と一体となってする活動。もう1つは紙芝居や日本文化カルタにおける文化紹介などの、こちらから発信するだけの体験を伴わない活動(紙芝居は子供達にやらせたチームもあった様だが)。偉そうな事を言える立場では無いが、後者よりも前者のクオリティが高かった様に思う。要因としては教職を志望する参加者が多く居たり、個々の工夫のお陰で、全体として授業内容のレベルアップが図れたが、後者のレベルアップに関してはスペシャリストの存在が不可欠だ、という事が挙げられる。前者の肝は“共感”、後者は“魅せる”。それぞれの観点を重視して授業をする訳だが、後者の場合、寄せ集めの人材では中々それも難しい。現段階で出来る事は、もし“魅せる”特技を持った参加者がいれば、それ中心に内容を組み替える事をするという程度だろう(実際にあった例としては日本舞踊や空手など?)。
それでもスペシャリストでない私達が“魅せる”工夫としては、とにかく練習量が物を言う。私のチームでの紙芝居を例にして少し記しておく。そもそも、紙芝居は子供達の創造力を働かせる様に読むものだが、日本文化という背景を持っていないイギリスの子供達には難しい。そこで、通常と違い子供達の想像を誘導させる様に、寸劇の様に紙芝居を行った。良いか悪いかはともかくとして、そういう配慮も必要かもしれないという事だ。そして声色や捲るタイミング等、読み合わせを何度も繰り返し練習し、夜も集まって練習した(主に私が未熟な所為で、そしてチームメイトはスパルタだった)。学校への道中も練習していた。とにかくその位の情熱をもって臨んで、初めて子供達に魅せる事が出来るという事を言いたい。

カルタゲームや折り紙等の“共感させる”授業は子供達と一緒に楽しむ気持ちで臨んだら良いと思う。が、楽しむ為にも準備はしっかりとした方が良い。とにかく準備だ。

今回、朝礼やイベントで歌の発表をもって日本紹介をした。そこでは“共感”と“魅せる”2つの要素を混ぜた訳だが(身振りを交えた歌と、純粋に歌って聞かせる日本らしさを重視した歌の2曲を発表)、個人的に小細工抜きにした“魅せる”事に特化した歌の発表というのもしてみたかった。つまりは本気で練習して日本らしさを前面に出した歌である。残念ながら、私はもう参加出来そうにないので、これを読んだ次回以降の人に託したい。しかし、動きを交えた発表もそれはそれで良いので、と悩ませる様な事も言っておく。

あと、子供達は早口なので聞き取るのが非常に大変であった。事前に訓練できるものかどうかは分からないが、覚悟くらいはしておくべきかもしれない。そして、体調にはくれぐれも気をつけて(最後に私の喉が潰れてチームメイトに多大な迷惑を掛けてしまった。済みませんでした)。


③ 休日の過ごし方
休日の事を語る前に、この書き言葉を何とかしなければならない。何故ならば私にとって休日とは、全力をもってして遊び倒すものであり、その魅力的な日の事を書き表すのに、こんな堅苦しい語り口の言葉使いは相応しくないからである。

と、言う訳で。こっからはフリーな感じで、感情込めて、臨場感たっぷりに描かせて貰う!あぁ~、最初からこんな感じで書けば良かった!!楽だわぁ。 まず休日に出来る事!もう、何でも出来るわ!!ルームメイトは3日くらい家帰らずにスコットランド行ってたし、ユーロスター乗ってフランス行った人もいるし、自由度はかなり高いと言って良いです。カンタベリ大聖堂が結構近くにあったんだけど、後になって思えば自転車で行けるね、アレ。語学学校で自転車が借りれるみたいだから、体動かしたい人にオススメ。あと、電車のチケットは4人1組で買うと半額?になるよ。3人でも4人分買えば結果安くなるから良いんでないかな。
さて、ロンドンとかリーズ城とかドーバーとか、皆色んなとこに行ったみたいだけど、折角だから他の人が書かなさそうな場所を書いておこう。ずばりハートフィールド。なぜ他の人が書かなさそうかと言うと、僕ともう1人しか行っていないからだ。・・・逆に被りそうな気がしてきたけど。どんな所かと言うと、ザ・自然!という感じの場所。なんでもクマのプーさんの生まれ故郷で、ディズニーに身売りされて働くようになるまで、制服の赤いTシャツを着る事もなく転がり遊んでいた場所だとか。片道3時間で、散策するのには1日かけても足らない様な大自然。日帰りはキツイけど頑張ったぜ!という行動力と体力が試されるスポット。だから皆行かないのさ・・・。実際すごく疲れたしね。魅力としては「とりあえず行ってみ?」としか言い様が無い程大迫力の自然が広がっていて、感動の全てを伝えようにも言葉にも写真にも表し切れぬ!といったところ。プーさんが好きな人は是非行ってみて下さい。そしてプーさん達の家を探そう!←重要

もう1つ近場で。マーゲートにシェル・グロットっていう貝で出来た洞窟みたいな所があるんだけど、圧巻!もう貝しか目に入らないって位に一面の貝。気分的には完成度の高いトランプタワーを見ている時に近い。「なんでワザワザこんな事を・・・でもスゴイ!!」みたいな。 こっちには結構他の人も行ったみたいだけど、行った人は皆「行って良かった、言ってないなら絶対行くべきだ」って言う位、気持ち的に満腹になる場所。なんで作られたのかよく分かんないけど、「日本人も貝塚残す位なら、シェル・グロット残せよ」とか思ってしまう程に綺麗な装飾がされていました。

以上、簡潔ですが私の体験を纏めました。今までチームで何かをするという事をあまりせず、個人プレイに走る事の多い私ですが、本プログラムを通じて協調性を身につける事が出来ました。学生を終える前に身につける事が出来て本当に良かったと思います。

インターンで達成したこと

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廣川千歌 さん
金沢大学人間社会学域学校教育学類1年
イギリス・2012年2月参加


大学の授業でTAを経験したこと、年の離れた弟の宿題をみてやるといったくらいしか、まだ子どもに教えるという経験はほとんどしたことがなかった私が、イギリスで「先生」体験ができたのはとても貴重な経験でした。インターンを通して、私が達成できたと思うのは以下の5つの項目です。


*オリジナルな授業ができたこと

私は、日本習字で10年間習字をやっていて、高校生も指導できる資格を持っていたので今回一番楽しみにしていたのが、書道だった。水から墨ができあがるところでは、子どもたちから「マジック!」と声が上がった。子どもたち全員に墨のにおいを嗅がせ、初の試みであるメッセージカードを制作した。「祝」の文字とメッセージを書ける手作り便箋で、最後に色をつけたり台紙に貼ったりしてきれいな作品が出来上がったため、子どもたちはとてもうれしそうだった。一つ思ったのは、Year4の生徒に書道は難しいということである。「余分な墨を絞る」ことができないため、どうしても墨がぼたぼたになってしまう子が多かったし、うまく書くことができず、書いた作品をぐちゃぐちゃに塗りつぶしてしまう子、墨で遊びだしてしまう子がいた。それでも、前回のインターンから引き継いだ「静かに心を落ち着かせて書くこと、深呼吸すること」を指導できたし、教室の雰囲気も比較的落ち着いていたと思う。今回は特に他のグループとも教材や情報の共有がしっかりできていたので、同じ失敗をせずにすみ、自分たちのオリジナルの授業を展開することができた。子どもたちのあらゆる反応のパターンを想像し、教材に工夫を凝らして、授業の流れを考えた。マニュアルにはないこともたくさんした。2枚書かせてからもう一度前でうまく書くコツを伝授したら、とても上手に書けていた。「祝」の字を扱ったが、フェアトレード週間を祝うということとあまり関連性をもたせることができなかった。文字の成り立ちや意味が比較的おもしろいもの(たとえば「海」)を扱って説明を加え「日本の文字っておもしろい!」と思ってもらうこともよいのではないかと思う。


*イギリスの教育現場を見られたこと

子どもたちは意外と親に過保護にされているようで、放課後子どもたちだけで公園で遊ぶような光景はあまり見られない。その分、学校では思いっきり遊べという教育方針なのだろうか。休み時間になると、教師は子どもたちを一人残さず校庭へ出させる。外に出たくない子もいるだろうに。生徒の管理をしっかりするためであろうか。学年ごとに休み時間やランチタイムをずらしており、チャイムがない分教師の指示が大切なようであった。また、電子黒板がどの教室でも使われていた。インターネットの動画をそのまま流せたり、ワードで作ってきた教材を用いたり、ボタン一つでページ送りができたりと非常に効率のよいものだと思った。スクリーンと黒板が一体化されているような感じであった。

担任二人制がとられており、曜日によって担任が変わる教室や、TAが入り込んでいる教室もある。いずれも、教師の負担が軽減されているはずである。子どもたちのことやその日起こったことの共有は必要になってくるが、これからは日本の教育でもチームティーチングが推進されていくと思うので、いろいろと思いをめぐらせることができた。


*大切なことはなにかが少しわかったこと

大事なことは子どもの目線に立って授業をすること。私は、子どもたちにわかってもらおうと一生懸命努力していたし、いつも必死な自分が好きだった。子どもたちも自分も、充実しているつもりだった。あるとき、インターン生の仲間から言われたこと、それは「子どもたちの表情をみて授業をしていたか。」その返答に私は言葉を詰まらせた。その場その場に必死になりすぎて、子どもたちの表情までしっかりと見ていなかったことに気づかされた。そのほかにも、インターンに指摘されて自分の性格の性格について気がついたり、自分の教育観が少し変わったりもした。自分はキャパがある(?) らしいので、これからも頑張っていきたい。そして、全国から集まった意欲高い教員志望の仲間に出会えたことも、今後の人生において大きなモチベーションとなっていくことであろう。日本文化が世界に誇れる文化であることも意識させられたので、日本の子どもたちにも誇りをもつように指導する必要があるし、異文化に対する興味をもってもらいたいとも思えた。


*自分で考え、行動すること

今回のインターンでは3回の週末があり、いずれも自由行動ができた。1週目は泊りがけでロンドンへ、2週目はカンタベリーへ一人旅、3週目は仲間とユーロスターでパリへ行った。我ながら、活発的だったと思う。ロンドンは、旅行本があったため、ほとんど苦労なくいきたいところをめぐることができた。泊まってよかったことは、ピカデリーでShowを観られたこと。夜の部でシュレックを観て、本当に心が躍った。ものすごい迫力。夢のようだった。2日目も、大英博物館に3時間以上滞在してすべてのフロアを回れたし、泊まることのメリットは大きかったと思う(£17だったし)。今回行けなかったところは、また次回にとっておこうと思う。地下鉄(Tube)と市バスを駆使した。

3週目のパリでは、ルーブル美術館で大好きなフェルメールの作品に出会えたことが一番うれしかった。モナリザ等の有名どころもみられてよかった。フランスで困ったことは言葉が通じないこと(フランス語をやろうと思った )、イギリスで買った携帯電話が使えなかったこと、日本の旅行本がなかったこと、何度も騙されそうになったこと。当初はフランスに行く予定は全くなかったので、行こうと思う人はフランスの旅行本も持っていくことをおすすめする。ユーロスターで2~3時間、約2万5千円でパリに行けてしまうので、とても気軽な旅だった。一方、子どもたちが作った郷土カルタにあった場所を実際に見つけたときの感動も大きかった。Dicken’s Houseにせよ、Boating Poolにせよ。Shell Grottoにもいった。地元のすばらしい自然や場所も、観光地に劣っていないというのが私の考えだ。本当にいろんなところに自分の足で行けてよかった。英語を読んで理解して、話して、自信もついた。ただ、恐い思いもたくさんしたので、(特にパリ)気をつけてほしい。


*人とのふれあいを通して

ホストファミリーとは、とても楽しい時間を共有できた。毎日のように冗談を言いあい、大笑いした。ロンドンやパリ行きの交通手段を心配してくれたり、チャーチルで行われた一緒にバンドのライブに行ったり。イギリス人は心があったかいというのが私の見解。道を聞けば丁寧に教えてくれるし、外国人に対してもやさしく接してくれた。また、菜那さんも言っていたが、日本人が合わせられるくらいの冗談を話し、シャイな一面もあるようだ。子どもたちも、ホストファミリーも、日本文化にとても興味を持ってくれた。多民族国家であるから、異文化に関して受け入れやすいのかもしれないと思った。たくさん話そうと努力したこともあって、私のコミュニケーション能力も向上したようである。
今回のコミュニティインターンで以上のことが達成できました。これらの経験がこれからの私の人生においてプラスになることは間違いないです。また大学に戻り、将来の夢と真剣に向き合うことから始めていきたいです。

イギリスで得たもの学んだもの

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比嘉貴洋 さん
琉球大学法文学部3年
イギリス・2012年2月参加


今回の海外インターンは3週間でもともと興味のあったイギリス、時期も大学の春休みということで、とてもいいタイミングと期間だったので、友達の誘いにのっかり、参加させていただきました。自分の場合は、初海外でしかも初めて会う人達と一緒に現地の小学生に授業をするというのは、おもしろそうだと思う反面、不安もありました。しかしいざ実際に始まってみるとあっという間で、3週間という短い間でしたが本当に充実した日々を過ごせました。

学校では普段の授業を見学する機会もあり、自分は英語の教師を目指しているので英語の授業を観察したところ、小学校の授業ではありますが、参考になる部分が多々ありました。例えば、先生から生徒への発問が多く、そのやり方も上手で、生徒が積極的に授業に参加できる雰囲気を作り上げていたと感じました。実際に教育実習がこれから控えているので、ぜひ授業見学で学んだことを生かしていきたいと思います。

学校での活動で印象に残っているのは、もちろん子供たちのきらきらした笑顔もそうですが、カルタづくり、カルタ大会を仕切るリーダーに自分がなったことです。チームメンバーの中には英語が上手な人、クラスのまとめが上手い人、盛り上げるのが上手な人がいて、また逆に前にあまり出たがらない人もいました。カルタ造りの授業ではそれぞれの希望と個性を考えながら、それぞれの活躍の場があるように役割分担を工夫しました。カルタ大会では、、複数のクラスが体育館に集まってカルタをするので、移動の方法、ルールの統一、大会全体の流れと、司会、あいさつ、審判、表彰、賞品をつくる係などの役割分担をしました。一緒に活動したチームメンバーそれぞれの個性や得意な分野を考慮しながら全体に仕事を割り、その進行状況を確認しながらまとめていくのは大変でしたが、とてもやりがいがあり、楽しかったです。

全体しての授業や大会の出来は100パーセント成功とはとても言えませんが、多くのことを経験し、多くの人とかかわる機会を得ることができて自分にとってはとても意味のあるものになりました。これから先、このときのリーダーというポジションでの経験は今後の自分の活動や生き方によい影響を与えてくれると思います。これからもどんどん自分ができると思ったら積極的にリーダーになって経験をつんでいきたいと思います。


次に、自分は大学で英語を専門として学習していたので、今回は英語力の向上と英語圏の文化を学ぶも目標として掲げていました。活動自体は授業以外は日本語で話しあいをしてましたが、ホストファミリーとの会話や、観光地やパブに行くことで現地の英語話者と関わる機会を多く持つことができました。自分の英語、知っている表現が実際の場面で通じるのかどうか、確かめることができ、さらに今までの英語学習では知り得ない、現地ならではの表現もいくつか知ることができました。初めはいつも考えているアメリカ英語と慣れないイギリス英語の違いに戸惑ったり、洗濯が週に一回、夕食は6時ごろから、4時にお店がしまるなど、日本との生活様式の違いにあたふたした時もありましたが、徐々に生活には慣れていき、日常会話に関しては上達を感じることができました。苦労した点としては、やはり話しかけられて、すぐに英語で反応したり、長い文章を流暢に話すことはできませんでした。また学校での活動も英語でやるというのは、想定はしていたもののとても難しく、子供たちに自分の伝えたいことが上手く伝わらないもどかしさや悔しさを感じました。しかし自分の英語力の足りなさを痛感した半面、もし1年や半年いることができたら、上のレベルまで到達できるような手ごたえを得ることができたので、今後ぜひもっと長期での留学に挑戦したいと思います。


またホストファミリーの方々は本当に優しくいい人たちで、快適に生活することができました。また他の国からの留学生も受け入れていたのでスペイン語、フランス語、サウジアラビア語、日本語なまりの英語とイギリス英語が飛び交う多様性に富んだ食卓に参加できてとても楽しかったです。夜はほとんどパブにいき、メンバーと次の日の話し合いをし、終わったら酒を飲んでお互いのことを語りあったり、そのパブにいた現地の人にテキーラの飲み方を教わったりすることができました。ある本には、お酒が入ると、英語学習者は英語をいつもより流暢に話すことができるという説が書かれていたのですが、イギリスで実際に自分がパブで飲みながら現地の人と話すときは、普段よりすらすら英語が話せたので驚きました。間違うことはの恐れがアルコールによってなくなったためだと考えられます。


最後に、イギリスに行って、改めて知識の大切さや、必要性に気付きました。今までなんとなく学んでいた知識が実際に使える場面に出会うことで、使えると言う実感とともに勉強してよかったと思えました。また知らないことにであったときも、前よりも積極的にそれを吸収しようとし、知識を広め深めるモチベーションが上がったと感じています。また沖縄に帰ってから、英語の勉強を再開したときに、普段はあまり気の進まない単語の暗記でさえも少し楽しく感じるようになりました。今回のイギリス渡航は勉強を楽しむことを学んだいい機会になりました。またわからないことがあったら、まずは聞いてみること、異国の地で言語が違っても怖がらずに精一杯尋ねることが、外国で上手く暮らしていくコツだということがわかりました。そのような体験も含めて、何から何まで初めての経験ばかりで焦ったり戸惑ったりすることもありましたが、有意義な時間をこの三週間過ごせてよかったです。先ほども言いましたが、自分の夢は教員になることです。もっともっと世界をしり、見聞を広げ、その経験を子供たちに伝えていけるような教師になりたいと思います。

コミュニティインターンで活動して

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能勢ゆかりさん
獨協大学法学部2年
イギリス・2012年2月参加


今回私は、コミュニティインターンに参加して、日本では体験できないような貴重な体験をたくさん経験することができました。特に以前から関心のあったフェアトレードに関しては、日本との様々な違いを実際に目で見て、感じることができ、とても勉強になりました。

まず日本では、フェアトレードはまだまだ馴染みがなく、どこか遠い存在のような気がしますが、イギリスではフェアトレードがとても身近に存在していると感じました。日本ではフェアトレード商品を購入するのに、取り扱いがある一部の専門店まで行かなければなりませんが、イギリスでは町中にあるスーパーに必ずフェアトレード商品が置かれていて、その商品がフェアトレードでない商品と一緒の棚に並んでいました。また、食品だけでなくボディケア商品でもフェアトレードマークがついた商品が多数置かれており、日本とは比べ物にならないほどのフェアトレード商品が町中に存在しているということにとても驚きました。

また、ホストファミリーとフェアトレードについて話していると、フェアトレードに関する日本人との考え方の違いに気がつきました。ホストファミリーにフェアトレード商品について聞くと、「フェアトレード商品は、少し値段は高いかもしれないけど、品質がとてもいいし、買う価値があると思うので選んで買っている。」という意見が出ました。 日本人のフェアトレードに関する考え方としてよく、「途上国の人のためになるからフェアトレード商品を選ぶ」という考え方があります、しかしイギリス人は「フェアトレード商品を選んで買うということは、誰かのためにするのではなく、自分のためであり、自分のためにしたことが誰かのために役に立っている。」という考え方をしていることがとても印象的でした。

イギリスでフェアトレード商品の導入がここまで成功した理由を日本とイギリスの生活や制度で比較して考えると、まず募金や寄付についての価値観や文化の違いがあると思います。日本とイギリスのNPOなどへの寄付についてみてみると、日本では法人での寄付が多く、個人での寄付が少ないことが特徴として挙げられます。また、個人の寄付について詳しく見てみると、50代や60代の寄付が大半を占めています。それに対しイギリスは、若者からお年寄りまで、幅広い年齢層の個人の寄付が多く寄せられていることが特徴として挙げられます。今回の休暇中にマーゲートにあるターナー・コンテンポラリーを訪れましたが、ターナー・コンテンポラリーは、2011年にオープンしたばかりでとてもきれいな建物で、展示品の内容もとても充実しているにもかかわらず、入場料は無料で、誰でも自由に出入りすることができます。日本の場合はほとんどの美術館や博物館で入場料を支払わなければなりませんが、イギリスの場合は逆で、大英博物館や大英図書館など、様々な施設で入場料が無料です。もちろん無料では運営ができないので、寄付金などを募っていますが、基本的にイギリスにある多くの公共施設が、小さな子供からお年寄りまで、差別なく誰でも無料で入ることができます。募金については、自分の払える額を払えばいいので、払う場合には自分に見合った金額を、自分の価値観で払うことができます。このような募金制度をとるイギリスでは、小さなころから募金や寄付が身近な存在であるのではないかと思いました。また、このような制度をとるイギリスは、日本のように決められた料金を強制的に支払わされるわけではないので、自分の払える金額を自発的に払い、それが自分のためになる、という考え方が根付いているのではないかと思いました。

ホストファミリーやイギリスで出会った人々にフェアトレード商品の日本での課題として指摘されたのは、フェアトレード商品、マーク自体を日本でもっとブランディングする必要があるということです。スポーツ用品で有名なナイキやアディダスは、マークを見ただけでどこのブランドの商品であるか一目でわかり、有名なブランドであるため、多少値段が高かったとしても多くの人が購入します。その理由は、有名なブランドであれば、品質などがよく、安心できる、といった消費者の信頼があるからだと思います。イギリスではフェアトレード商品が、ブランド商品であると社会的に認識されているため、多少値段が高くても、品質などを信頼して購入する人々がいるという話を聞き、その商品が特殊なブランド品として社会的に認識され、消費者からの信頼を得ることができれば、商品を手に取る人が増え、日本でもイギリスのようにフェアトレードの商品がもっと身近な存在になるのではないかと指摘されました。

他にも、フェアトレードを広くいろいろな人に知ってもらうため、イギリスでは学校の生徒にフェアトレードについて知ってもらうための出張授業があります。学校側がフェアトレードについて生徒に授業をしてほしい場合に、フェアトレード機関に連絡をすると、フェアトレードについての専門知識のある人が学校に来て無料で授業をしてくれるという制度があります。フェアトレードというシステムや商品に関して、子供たちが興味や関心を持ったとき、それにしっかりと対応をすることで、その国でフェアトレードがしっかりと根付いていくのではないかと思いました。日本のように、一部の大学生や大人が知っているだけではなく、国の将来を担ってく小学生や中学生にしっかりと指導しなくては、フェアトレードのシステムや、その商品を購入するということが、将来ずっと続くことはないと思います。子供が小学生のうちからフェアトレードのシステムや商品について知ることができる環境の整ったイギリスには、たくさん見習わなくてはならない点があると思いました。

今回イギリスへ渡り、普段の生活から離れて日本の外側から日本という国や日本人について考えることができ、日本の素晴らしさだけでなく、日本の抱える問題点や課題をたくさん発見することができました。今回学んだ多くのことを忘れずに、今後の生活に生かしていきたいと思います。海外に長期滞在することや、このようなプログラムに参加することは、大学在学中にしかできないことだと思います、住み慣れた日本から言葉も生活習慣も違う異国の地に飛び出していくということは、ほんとうに勇気のいることだと思ますが、不安などを乗り越えて、得るものはたくさんあると思います。行ってみなければ、参加してみなければ、何も始まりません、何も変わりません。今後も、たくさんの大学生にプログラムに挑戦してもらいたいと思います。

最後に、今回のプログラムでこのような貴重な体験ができたこと、勉強できたことは、すべて、、、丁寧なサポートや、今回のプログラムに一緒に参加した仲間たちの協力があったからこそだと思います。限られた大学生活の中で、イギリスで過ごした三週間は一生の思い出になると思いますし、ずっとずっと大切にしたい仲間ができました。、、、また機会があれば、ぜひ参加したいと思います。

コミュニティインターンに参加して

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長嶋徳子さん
跡見学園女子大学文学部3年
イギリス・2012年2月参加


はじめに

今回私がこのコミュニティインターンに参加したきっかけは、以前参加したことのある友人に誘われたことでした。私は教育学部や国際学部などに所属しているわけでもありませんし、将来、教師や国際的な仕事をしたいというわけでもありませんでした。今まで海外に行ったこともなかったので、最初は参加するかどうかとても戸惑いました。しかし何か新しいことに挑戦して新しい経験をすることで、「今までの自分の持っていた世界の幅が広げられる」と思い、参加を決意しました。そしてその思いはこのコミュニティインターンに参加するにあたっての目標にもなりました。実際にコミュニティインターンに参加してみて、日本とイギリスの文化・人・教育などの違いを多く知ることができ、私にとってとても刺激の多い日々を過ごすことが出来ました。また、改めて日本が良い国であると感じる事も出来ました。楽しかったこと・辛かったこと色々ありましたが、総合的に見ても満足の行く知識・経験が積まれたものと思っています。


日本の文化を紹介して(書道・折り紙・日本文化かるた作り)

今回私が取り組んだ日本文化は、書道・折り紙・日本文化かるたづくりの3つでした。

書道の時間では、墨やすずり、半紙などの道具がイギリスの子供たちにとって珍しいものだったのでとても食いつきが良かったと思います。イギリスでつかう文字はアルファベットだけなのに対し、日本はひらがな・カタカナ・漢字の3種類を使う事を教えた時も、とても驚いてくれました。実際に筆と墨をつかって書道の体験をさせた時、どの生徒も思ったよりしっかり書けていたことに感動しました。日本では字を綺麗に書く意識がある中で、イギリスをはじめアルファベットを使うところでは字を綺麗に書くという意識があまり無いということもこの時初めて知りました。だからこそ字の美しさを表し、芸術となる書道は素晴らしいものだなと我ながら感じることが出来ました。

折り紙では一人ひとりに新聞紙で「かぶと」を作らせ、最後にみんなで記念撮影をしました。どの生徒もとても楽しそうに折り紙を折っていて、中にはかぶと以外の物も折れるようになるくらい上達する子もいました。

日本文化かるた作りはフロムジャパンでは初めて行うものでした。そもそも日本文化をあまり知らない(知っていてもアニメ・マンガ・寿司・忍者くらいでしょうか)子供たちに日本文化の読み札と絵札を作る体験をさせるのですから、こちら側の準備がとても重要なものでした。日本文化かるたの題材としていくつか日本の文化をパワーポイントで作り、実際に見せたりすることで理解を深めてもらう工夫をしました。個人的に思ったことは、相手が小学生ということもあったのか、日本の小学校について説明をした時はとても反応が良かった気がします。(給食・ランドセル・登下校・掃除の時間など)生徒たちが作ったかるたを含めてかるた大会をした時はとても白熱しました。中には生徒同士でかるたの取り合いの喧嘩が起きてしまったりもしましたが、それほど日本のかるたに興味を持ってくれた証拠だと思います。

この3つの日本文化を紹介する上で、授業の流れについて全体的に工夫した点もあります。一つは、説明をする場面ではところどころ生徒に質問を入れることで退屈させない授業にすることです。こちら側が淡々と説明だけするのではなく、質問を入れることで“一緒に参加する場”を作り上げることが大切だと知りました。質問は単純なものでよいので、ちゃんと聞く・話すやり取りがある方が良いことを学びました。もう一つは自分たちが日本で用意してきたキャラクターのシールをワークシートに貼ってあげたり、折り紙で花やメダルを作ってよくできた子には授業の最後にプレゼントをしたりと、生徒が喜びそうなことを自分たちなりに行なってきたことです。どれも生徒が喜んでくれ、良い経験をすることができました。


参加者達から学んだこと、チームで良い物を作り上げていく経験

今回はイギリスの現地のことだけでなく、コミュニティインターンに参加した人たちからも多くを学ぶことが出来ました。私は英語があまり得意ではなく、準備も満足にできていませんでした。現地では英語の得意な参加者に助けられたことも多々ありました。単語や文法を知っていたとしても、会話をしようとするととっさに英語が出てこなくなってしまうので、かなり苦しみました。しかしメンバーが「まずはなんでもいいから話してみないと始まらない」「中学生レベルの英語でも会話はできる」などアドバイスをくれました。それから少しずつ、日本人同士でも会話を英語だけにしてみたり、ホストファミリーと会話をする機会を増やすなど工夫しました。完璧とは言えませんが、この時にコミュニケーションをとる勇気を教えられました。

日本文化を紹介する時は数人のグループになって取り組んでいました。どのグループも「こうしたらいいんじゃないか」「ああしたらもっと良くなるのでは」とマニュアル以外のことも沢山自分の中で考えている人が多く、「チームで良い物を作り上げていく」ことの大切さにも気付かされました。自分で良く考え、それをチームに伝え、そしてよりよいものが作られていく。この環境にいた事で私は参加者達から多くの刺激を受けることができました。それ以外でもメンバーとは夜にバーに行ったり、休日にカンタベリやロンドンをめぐったりもして良い思い出ができました。オンとオフの切り替えをしっかりしていたのも良かった所だと思います。


日本とイギリスの違い、そして改めて感じる日本の良さ

私にとっては初めての海外だったので、人・文化・教育など様々なものが日本と違っていて沢山の驚きがありました。イギリスの小学生を見ていて個人的にまず思ったことは、授業中に積極的に発言をする子が多いということです。質問を投げかけていない時でも、「それ知ってる、〇〇でしょ!」「〇〇だ!」という風に何か自分の知ってることや思っていることをすぐ述べたい生徒が多かったです。その事に加えて私が印象に残ったのは、別の日に語学学校で英語を教えてくれた先生が行った言葉。「イギリスはとにかく“話す”ことが大切な文化。今日何があった?調子はどう?など、とにかく何か話をすることでお互いを理解するんだ」(というように私は先生の英語を解釈しました。多少違っているかも知れません)という言葉です。だから積極的に発言する子が多いのかなと私は感じました。日本では「言わなくてもわかる」「あうんの呼吸」というような考えがあり、必要以上に話さなくてもいいというような文化もあると思います。それに対してイギリスは話すことで相手に自分を伝えることしているのだと感じました。これらのことはコミュニケーションと言う分野で考えると、私にはとても関心が深かったです。またイギリスの人たちの会話の姿を見ていると、とにかくアイコンタクトが凄く、話す相手の目をじっとみているのが印象的でした。身振り手振りも大きく、だからこそきちんと伝える意識も強いのだと思います。

また、以下に挙げるのは私がイギリスで2週間生活をしていて個人的に感じたことです。主に日常生活についてですが、初めての海外だったので初心者なりに感じた部分です。
・電車やバスの運転が荒い ・トイレが流れない時がある ・お店の人の態度がフランク(テキトーな面も?) ・バーが多い=お酒好き?お酒に強い? ・見知らぬ人でも話しかける ・食べ物がジャンク ・ゴミの分別がされてない(地域による?)

ざっくりと挙げてしまいましたが、これらを日本の場合と比べると大きな違いがあるのではないかと思いました。総合すると、日本には「繊細さ・丁寧さ・サービス(おもてなし)の心」がある国であるということに気づきました。これは日本を離れて初めて実感しました。お店の人の対応であったり、素材を大切にする食べ物であったり…。帰国してから日本のファミレスに行った時、店員さんの対応がやけに丁寧に感じたりもしました(笑)まだまだ言い足りない事もありますが、私はイギリスで2週間生活をしてみたことで、日本という国が改めて良い国であるということを再認識することができたと思います。


終わりに

今回のコミュニティインターンに参加したことによって、私の中で得るものが沢山あったと思います。また、目標としていた「今までの自分の持っていた世界の幅を広げる」ことは、イギリスに行って様々なものを体験したことで「こういう考え方もあるんだ」「こういう人や文化がいるんだ」「こういう社会の国もあるんだ」と総合的な所で吸収することができ、幅を広げることができたので、目標は達成できたと思います。この経験を活かして今度の生活に役立てていけたらと思います。

日本とイギリスの教育

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武井理美さん
信州大学教育学部3年
イギリス・2012年2月参加


私は大学で英語教育を専攻し,将来は中学校で英語の教員になることを目指して勉強しています。しかし,これまで海外に行った経験がなく,ネイティブスピーカーの人に対して英語を使う機会もなかったため,自分の英語力に自信がもつことができませんでした。そこで,大学生活が残り一年となった3年生の春休みに,最後のチャンスだと思い,海外に短期留学することを決めました。始めのうちは留学代理店を通した一般的な語学留学を考えていましたが,大学の掲示板でフロムジャパンのポスターを見つけ,英語を学ぶことができ,更にイギリスの教育現場を見ることができるというプログラムに魅力を感じ,すぐに応募しました。


私は3週間のプログラムに参加し,2つの小学校で日本文化を紹介し,子どもたちに体験してもらう活動を行いました。その中で日本とイギリスの教育の違いを感じる点がいくつかありました。

まず1つ目は入学年齢の違いです。イギリスは日本より入学年齢が2年早く,5歳で小学校に上がります。私は最初の授業で3年生のクラスを担当しました。日本では小学1年生にあたる歳の子どもたちです。私は実習で小学1年生のクラスに配属された経験があったため,その時のクラスと同じような学級の雰囲気を想像していました。しかし,活動を行ったクラスの子どもたちは,想像以上に集中力が高く驚きました。特に,教師や発言している他の児童の話を聞く姿勢が整っていて,教室を静かにさせることに苦労した日本のクラスに比べてかなり落ち着いているという印象がありました。年齢は同じでも早くから学校という環境の中で教育を受けることで,成長が早まるのかなと感じました。

2つ目は,イギリスではティームティーチングが徹底されていたことです。1クラス約30名の学級には必ず2名の教師がいました。私が見学したクラスでは1人が主に授業を進め,もう1人は支援が必要な児童に付いて手助けするという形でした。日本でも学級の小規模化が目指されていますが実現されていない学校も多く,私の実習校でも40人の生徒に対し1人の教師が授業を行っていました。実際に授業をしてみても,40人の生徒1人1人を満足いくように指導できませんでした。ティームティーチングが徹底されているイギリスはとても良いと思いました。

授業形態については他にも日本とは異なる点がありました。日本では生徒全員が黒板の方を向いて列を作るようにしたり,コの字型に机を配置するのが一般的ですが,イギリスでは5人から6人で机を合わせたグループ学習が行われていました。日本でも必要に応じてグループ学習が行われますが,多くの場合,効率が良いとされている集団方式の授業(教師が生徒全員に対して講義する形態)が行われているので,新鮮に感じました。また,グループ学習では生徒同士が顔を合わせているため,おしゃべりなどで教室が騒がしくなるのではないかと考えていましたが,子どもたちは課題に打ち込んでおり,集中力の高さに驚きました。

また,教師たちの違いも感じました。イギリスの教師たちは子どもたちの発言や取り組みを本当によく褒めます。子どもたちを認めてやることで自信を付けさせるためだそうです。それに比べて日本の教師たちは,褒めることが少ないと思います。私は授業中,問題に正しく答えても褒められたという記憶はほとんどありません。中学校ではいちいち「すごいね!」「よくできました!」という言葉がけをすることに違和感があるからかもしれません。しかし,英語の授業なら「Good!」「Well done!」「Excellent!」などの言葉がけがとても自然に感じられるのではないでしょうか。これは英語という言語や教科の特性であり大きな強みだと思います。私はイギリス滞在中このような英語の特性を感じる機会が何度もありました。日本では知らない人に道を尋ねることができませんでしたがイギリスでは気軽に声をかけることができました。イギリス人の明るい人柄と英語の気軽な雰囲気によって積極的になることができたのだと思います。

以上が私が感じたイギリスと日本の教育の違いです。


私はこのプログラムに参加し,改めて日本の教育について考えることができました。また,日本文化を伝えることを通して日本文化の魅力を再発見しました。特に折り紙は子どもだけでなく大人にも人気があり,一枚の紙から精巧な作品が出来上がることに感動されました。この経験を生かし,子どもたちが世界の言語や文化に興味をもつことができる英語の授業を作っていきたいです。

最後に感謝の気持ちを書きたいと思います。このプログラムではとてもたくさんの人に出会い刺激を受け,助けてもらいました。他の参加者や語学学校の先生,主催者である景谷さんのおかげで日本語が通じない環境でも,なんとか授業をすることができました。そして,私を温かく迎え入れてくれたホストファミリーなしではこんなにも楽しい時間は過ごせなかったと思います。初めての海外は周りの人に恵まれ,とても良い思い出になりました。

二度目のインターンに参加して

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高野佑里 さん
宇都宮大学国際学部3年
イギリス・2012年2月参加


私がこのプロジェクトに参加したのは、今回で二度目であった。前回、最終週で体調を崩してしまったため、今回は二週間のコースに参加することに決めた。二度目参加の利点としては、すべてが同じという訳ではないが根本的なものは変化していないため、自分の心にゆとりを持つことができ、前回よりもより実りのあるものにすることができたと思う。日本での準備は完璧とまではいかなかったが、必要なものをあらかじめ買い揃えておくことができたし、事前に授業の組み立てを考えておくという時間も作ることができた。以下に夏季インターンと今回の春季インターンとの相違点を軸としてイギリスの小学校で二度目の日本文化紹介について述べて行きたい。

まず、飛行機であるが、今回は春季ということで夏季よりも直行便の価格が安価だったため日本航空の直行便を使用した。前回は合計2回の乗り換えを体験していたため、移動が非常に楽に感じた。入国審査も滞ることなく、一言二言の質疑のみでスムーズに入国することができた。直行便の都合で一泊ヒースロー空港の近くのホテルを取り、次の日の午前中に到着予定の参加者と落ち合ってラムスゲートへと向かった。夏季インターンでは、夕方にヒースロー空港に到着し、そこからラムスゲートへ向かった為ホームステイ先に到着したのが夜10時頃であった。今回は3時頃にはホームステイ先に到着し、ホストファミリーとも挨拶をし、周辺を散策することもできて良かったと思う。

今回と夏季インターンの一番の相違点は人数である。前回の参加者に比べ3倍近くの人数であった。人数が多ければ多いほど、様々な意見やアイディアが出てくるという長所があるのだが、同じく意見の対立が生まれるということや、すべての参加者とコミュニケーションを取ることが不可能になるという短所も同時に存在した。そのため、グループ内での関係だけでなく、その他のグループとの関わり方も個々人で考えなければならなくなり、気疲れしてしまったということもあった。それに少人数の方が移動する時に便利であるということもある。しかし、一つのことをやるのにもグループごとにまったく違うやり方や工夫をしていたり、自分とは異なる視点から物事を考えているということが解ったりと私にとっては非常に勉強になった。一つの偏った視点からだけでなく物事を多角的に見ることができた。そのため、私としては人数が多いということは利点であったと思う。

まず第一週目は語学研修であったが、人数が多いためクラスが二つに別れてしまい、自分のクラスの参加者とはコミュニケーションが取れたが、他のクラスの参加者は何をしているのか全く見えない状態であった。先生が異なっていたため、やることも異なっていたのではないかと思うが、その意見交換などをする時間がなかったのは少し残念であった。しかし私たちのクラスでは、日本文化かるた作りを行う予定のチームが多数だったため、日本文化について題材ごとにプレゼンテーションができるようにパワーポイントの作成とスピーチの練習を行うことができた。このことによって「神社」や「寺」の違いなどをもう一度自分の中で考え直すこととなり、日本文化の再発見に繋がった。自分では漠然と理解しており、それが日本にいると当たり前だと思ってしまっているようなものでも、いざそれを「何だ」と問われた時に答えることができないということがイギリスに居る時によくあった。「私は彼女が好きだ」という文があった時に、「私は」というのが主語で「好きだ」が述語であるということは日本人であれば誰でも解るだろう。しかし、「彼女が」というのがなぜ主語でないのか?「が」と付けば主語になるのではないか?と中国人の友人に問われた時に私は説明することができなかった。このように日本語の文法だけでなく、私たちは自国の文化について知らないことがまだまだたくさんある。それをもう一度勉強し直すことによって自国文化の再発見にもつながるということを改めて感じた。

小学校に行き始めてからは毎日が非常に充実しており、あっという間に毎日が過ぎていった。私たちの班は書道、折り紙、かるた作りを実施したがそのどれもが楽しかった。前回と比べると自分の英語力が上がっていることも実感でき、子供たちの英語や先生ともコミュニケーションをたくさん取ることができた。今回行った小学校では子供たちが積極的にスキンシップを取ってくれ、知らないことをもっと知りたいという意欲が強く、たくさん質問を投げかけてくれた。そのため、小学校では自然といつも英語を話しているという状態になり、毎日自分の気持ちや日本文化をどう子供たちに伝えられるかということを考えて頭の中で英語を組み立てていた。今回はただ文化を紹介するだけでなく、いかに自分らしさを付け加えていくかということが自分の中で大きな課題となっていった。特に、日本文化かるた作りは新しい試みだったため手探り状態のものも多かった。そのときに先生の手を借りたり、時には子供たちの手を借りたりすることで成し遂げられることも多かった。少し失敗したり、うまくいかなかったことがあっても、子供たちの明るい笑顔を見ていると気分も晴れ、次に頑張ればいいという気持ちになることができた。

休日には、カンタベリやロンドン、ラムスゲート周辺の散策などをして過ごした。一週間頑張ったからこそ、土日の休暇は嬉しいものであり、充実した一日を過ごすことができと思う。そしてホストファミリーであるが、今回は本当に良い家庭に恵まれたと思う。ファミリーは四人家族であったのだが、日曜日や水曜日には友人や家族を家に招いて夕食を皆で取った。そのため、街の中心地に歩いていくと毎日誰かとすれ違うくらい色々な人と知り合いになることができた。一番嬉しかったのは、ゲストだからと言って特別待遇することなく、お皿を洗ったりテーブルセッティングをしたりということを私に手伝わせてくれたということである。役割を与えられるということは私にとって家族の一員として認められたと感じることができたし、気を使うことなく接することができた。そのため、今回は家の居心地がとてもよく、夜に積極的に外出するという意欲があまり湧かなかった。しかしその分、ホストファミリーと充分にコミュニケーションを取ることができた。一緒にテレビを見たり、ラジオを聴いたりすることによって新しい単語や言い回しを学び、それを次の日小学校で教える時にいかせるようになったため、ホームステイによって私のイギリス滞在はより楽しく、より有意義なものとなった。

最後に、二度のインターンに参加し、その活動を振り返った結論として日本の文化を教える為には自分たちも日本の文化をしっかり理解していくことが大切であるということをしみじみと感じた。教えるもののことを自分が理解していなければ説明することも難しく、ましてや突然の質問に答えられるはずもない。それから小学校で教えるうちに「常に挑戦し続けること」も大切であると感じた。ただインターンに参加し、チームの中の自分の役割に甘んじるだけでは新しい立ち位置からものを見ることはできない。もしかしたらできないかもしれないけれども、とりあえず挑戦してみる。その為には努力を惜しまない。その姿勢が必要であると思う。これは今回のインターンだけでなく、これから様々なことを学んでいくことに対する姿勢として必要なものではないだろうか。イギリスのラムスゲートは私にとって、思い出深い土地となった。これから様々な困難にぶつかった時、このインターンのことを思い出すだろう。そしてどのように乗り越えたか、と思いだすことでその困難を乗り越えることができるのではないかと思う。

日本文化カルタ作りに挑戦して 

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鈴木大智さん
東北大学教育学部2年
イギリス・2012年2月参加


学部の掲示板に貼ってあったチラシを偶然見かけたことから始まった。もし、あのとき休講の掲示を他の人に見に行ってもらっていたら私はイギリスには行っていなかっただろう。図らずも、希有な体験を春休みにできそうだなと思った。

あのときの期待どおり、このプログラムはとても有意義なものだった。活動した内容が多岐にわたったため、私は日本文化カルタに関して書くこととする。

日本文化カルタは今回が初めてであった。フロムジャパンに限らず、なんと外国で日本文化のカルタを作ること自体が世界初であったようだ。したがってマニュアルはあり、地域カルタづくりの前例はあるものの、日本文化カルタづくりの前例はない。日本にいる間に班員でテーマ、大まかなやり方は共通認識として持っていたが、この授業を成功させるのは困難に思っていた。カルタを作ることだけなら簡単だが、日本文化となると子どもたちが知っていることはほとんどないのではないかということがまず挙げられた。しかし、カルタのテーマとして日本文化を紹介するのであれば、それは異文化交流というには時間が足りなすぎる。飛行機の中ではそう考えていた。

しかしそういった不安は、語学学校の教師ケビンによって半分は吹き飛んだ。ケビンは僕の故郷と同じ岩手県に10年も住んでいた日本マニアだった。彼が我々の日本文化紹介文(英文)を添削し、彼なりの日本文化への見解を入れ、さらに子どもに分かりやすい内容にしてくれたのだ。ケビンには東西文化の根本的な違い、日本文化へのコメントなど非常に楽しませていただいた。彼は初めて見たタイプの外国人教師であり良き日本の理解者であり、彼から学んだものは大きかった。

ケビンの添削が授業を進めるうえでの重要な材料となり、あとは手法を我々で考えなければならなかった。クラスは30名であるが、多様な日本文化のテーマが出ることを見越して40以上のテーマと紹介の英文を用意した。しかし、そんなに多くのテーマを紹介する時間はないし、子どもにとっては飽きてしまいかねない。そこで、我々は日本文化を代表するものとして、できるだけ子どもに分かりやすい、または学校に関係しているものに絞った。また、紹介時間の約30分間を飽きさせないようにこまめに質問、映像、そして実演を入れることにした。実演するものは分かりやすく、印象の強いもので、空手の型やコマ回し、福笑いなどにした。大体のタイムテーブルは班員で共有したが、質問への反応や机の移動などは計算が難しいため、柔軟に対応できるようにと確認し、本番の授業を迎えた。

当日の子どもたちの反応は素晴らしかった。最初に実物のかるたで遊んでみたこともあり、我々の予想以上にカルタづくりに対して意欲を持ってから日本文化紹介に聞き入ることができていたように思う。我々の文化紹介の進行も滞りなくいき、子どもたちの興味を引きつけることができた。途中クラス担当の先生が何度も代わったり、子どもたちの書いた字が読めなかったりなど我々にはどうしようもないトラブルがいくつかあったが、2日間の授業を通して、読み句作成、絵札作成、写真撮影などほとんど滞りなく進めることができた。最後には子どもたち一人一人が各自の読み句、絵札について発表をし、我々日本人への質問タイムを設け、クラス全員で写真を撮影し、非常に気持ち良く終わることができた。

子どもたちは翌日隣のクラスと合同でカルタ大会を行った。ゲームはもちろん大盛況だったが、自分の作ったカードを見つけると喜んでいる子ども、これはどういったものなのか聞いてくる子どもなどゲーム以外でもカルタに対する反応は良く、このときカルタが日本について学ぶ良い機会になっているなと感じた。

カルタ作りの活動を振り返って、良かったと思うことと、改善してほしい点を述べる。まず良かった点として、カルタはクラス全員の作品を会わせて1つの作品として楽しめるということだ。私は個人作品は何度も作った思い出があるが、このようなクラスで何かを合わせて作る経験と言うのは覚えていない。しかもカルタのように反復して遊べるようなものならなおさらだ。また、カルタの読み句作成を通して、子どもの発想が我々と全く違う着眼点でできていたことを発見した。大人には大して重要でない内容も、子どもはこの内容がいいと言っていた。もし我々が読み句を作れば、全てそのテーマの解説のような、wikipediaカルタになっていたかもしれない。しかし、子どもの作った読み札はそれぞれ個性的でカラフルな内容になっていた。

次に改善点として、各カルタに与えられる賞で、絵札の上手さが重視され、読み札が考慮されていなかったように思えることだ。子どもが選ぶ賞なので絵に傾倒してしまうのも分かるが、詩のような読み句を作ってくれた子もたくさんいたので、そこは次回のインターンには説明を詳しくしていただきたい。また、我々が日本文化カルタの授業をする目的を考えた時に、日本文化を紹介したい意識が強く、時間が許すのであれば、ぜひ文化紹介の際に実演を多く取り入れ、子どもの体験等も入れるべきだ。そうすれば、これは非常に高度な異文化交流の授業になり得ると感じた。

このプログラムに参加したことで得られた経験は相当たくさんある。月並みだが、英語力が足りず苦労したこと、日本ほど几帳面でない文化に困惑したことなどである。また、今回文化を紹介する身で派遣されたわけだが、日本について無知であると自覚した。これからは英語、海外の文化だけでなく日本のこともしっかりと学んでいきたい。

Looking Back Over the Days of Community Internship

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杉谷絵梨花 さん
神戸大学国際文化学部1年
イギリス・2012年2月参加


今回のインターンシップを振り返るに当たり、1つずつ思い出しながら振り返ろうと思う。

○なぜ―きっかけ
私がこのインターンシップに参加したきっかけは、大学に貼ってあった1枚のポスターを目にしたことだった。大学生になったら海外に行きたい、でも留学は勉強に限られてしまう気がして何だかもったいない、と思っていた私はインターンシップという言葉に惹かれ、ポスターをしばらく眺めていた。「日本文化を教える」「イギリスのまちづくり」「フェアトレードに貢献」これら3つの言葉をみて更に興味を深めた私は、さっそく資料を申し込んでいた。今考えるとそれら3つのどれに関しても知識があいまいで、しかし忙しさを理由にそれをほったらかしたまま渡航してしまったのは大変残念なことだったと思う。


○どこで―イギリスの港町で
イギリスに降り立った日、空港からバスに乗り見えた景色はほとんどが牧草地や畑。本当に人が少ないんだなぁと感じていたものの、Ramsgateに着いてみると茶色いブロックでできたかわいいお家がずらり。同時に路面駐車が気になりはしたが、人が住んでいる、生活を感じるまちだった。Ramsgate、BroadstairsとMargateはどこも海、港を中心ににぎわっており、天気のいい日には多くの人がTown centre で買い物や散歩などを楽しんでいた。またTown centreだけでなく住宅地の中にも多くのパブが点在しており、夜中まで地元の方々の愉快な声が響いていた。Churchill Houseが提供しているパブも地下には学生がおり、1階には地元の方が集っていた。私はあちらこちらへと出かけていき、気のいいマスターにお金の数え方を教えてもらったり、94歳のおじいさんのベルギーに行った話を聞くなどまた別の出会いの場があり、いい交流の機会を得たと思う。Ramsgateのレストランやパブでは「あの語学学校の学生さんね?」と尋ねられることが多く、Churchill House自体もまちの活気をもたらす一因になっているのではないかと思った。


○何を―日本文化、まち、Fair Tradeを
日本文化、と一口に言っても食事・芸能・言語・習慣・宗教・衣服・住居・年中行事など多くの切り口がある。今回のようなプログラムでは多くを伝えることは難しく、私の気持ちとしては日本文化というよりも「イギリスのまちにない何か」を紹介しようと考えていた。

折り紙に関して言えば、折り紙自体を知っている子は多く、2校目では事前にChinese Fortune(私の地元ではぱっくんちょと呼んでいた)を作っていた。しかし予想していた通り端と端をきっちり折る子はなかなかおらず、後々の工程でうまくいかなくなってしまうこともあった。そんな場合はヘルプで呼ばれたときに”Sorry, but I can make it stronger.” などと言いつつ一度開いてやり直してから次の工程を教えるなどしていたが、折角折ったものを開くというのは本当に残念で、うまい方法はなかったのかと思う。また折り紙でかぶとのつのを折る工程や“袋を開く”工程では難しかったのか近くの子やインターンにすべて任せてしまう子が多く、どの程度手を貸してあげるのかなど、共通にするとまではいかなくとも一度確認しあうことは必要だったように感じる。6年生の授業でかぶとだけでは時間が余ってしまうためもう1つ何か作ろうということになり、遊べる折り紙として手裏剣を紹介した。予想以上にニンジャの人気が強く、Ninja Star(手裏剣)を作るよ、といった瞬間の子供たちの目の輝きは忘れられない。それを見ただけであぁやってよかったと思うくらいだった。先生にも折り紙を渡し、こどもに教える手伝いをしてもらいつつ先生自身にも作ってもらうようにしたので、先生も心なしか楽しんでいるように感じた。

かるたゲームは大いに盛り上がった授業の1つだ。1校目では思っていたよりもすぐにルールを理解してくれ、混乱なくゲームを楽しむことができた。しかし2校目では先生が勘違いをしており、先生がこどもたちに間違ったまま伝えてしまい、それに私たちが気付かないままだったことにより不平が出てしまった。ゲームの中で疑問に感じたのは果たしてこどもたちはSentence の内容を聞いているのか、ということだ。最初の音に注意しすぎて文章全体を聞いていないかも、絵と文がつながっていると意識して取っているのかと思ったのは、かるたの内容に関してこどもから反応をもらえなかったからだ。予想としては、「ここ知ってる」「私ここ好きだよ」などといった言葉があると思っていたのだが、初めにLocal Karutaだと言ったからなのか、ゲームに集中しすぎていただけなのか、いずれにしろゲームの後にカードについて質問を投げかけるとよかったかもしれない。

かるたづくりはまちづくりの一環として行うと聞いていた。私がLocal Karutaに取り組んだのはRamsgateのまちだった。1週間滞在したとはいえまだまだ知らないことばかりで、わくわくしながらかるたづくりに取り組んだ。語学学校の先生から、こどもたちはあまり外で遊ぶことが許されておらず、家の中で遊ぶことが主だと聞いており、また公園を見ても遊具の周りにはフェンスがあるなど自由にまちを歩くことが少ないのではないのかという予想を抱いた。その真偽は確かではないが、かるたのトピックとして「私しか知らないお気に入りの場所」が出なかったことを残念に思った。まち、自分の住むまちのことをこどもたちには知ってもらいたかったのだが、「知る」「再確認する」というよりも「現在ある知識だけで考える」作業になってしまった。それでも、1時間目の終わりに「かるたのトピックを考えといてね」と投げかけたところ、休み時間が終わると私が何も言わなくともすっ、すすすっ、と多くの手があがったのをとてもうれしく思った。その後の質問でもこちらから提案することがないように、全員に発言をしてもらうようにと努め、うまくいったと思う。私が担当したテーブルでは活動に対してみんな積極的で、フィールド、トピックを決めたり、私が決めかねていることがあると「こうしたらうまくいくよ」と提案までしてくれたりと、1番こどもたちと仲良くなれた授業だった。

Fair Tradeに関して私はあまりいい結果が得られたとは思えない。Tea Partyで何が行われるのか、時間・場所も把握していなかったばかりか、Fair Tradeに対する自分の役割をつかむことができずに、どのような姿勢で臨んでいいものかずっと悩んでいたのだ。私たちがTea Partyのメインの出し物であり、人を呼ぶために招かれたのであれば、小学校での授業で宣伝し、まち歩きの際にもお店の人にポスターを貼らせていただくなどの努力もできたと思う。私がそれに気づいたのがTea Partyの後であり、最大限の努力ができなかったことに対して悔しく思っている。


○誰に―こどもたちに
こどもはどこの子でも元気がいっぱいで、毎日顔を合わせるだけでこちらも元気をもらった。ゲスト慣れしているのかはわからなかったが、私たちが校内をうろうろしていてもいたずらに話しかけたりそわそわしたりすることもなく、やんちゃだった自分の過去と比べるとみんないい子にしてくれたと思う。特に発言をする際には挙手をする子が圧倒的に多く、一斉に話し始めるということが少なかった。”Do you know what it is?” とみんなが知ってるキャラクターを見せるとぱぱぱっと一斉に手が上がり、とてもうれしくなった。

私たちが何もしないとおしゃべりが始まるが、話を始めると興味を持ってみてくれる子が多く、またそれぞれの作業にヘルプで回った時には一人ひとりが真剣な表情で取り組んでくれていた。私たちの説明が分からなかった子や、うまく作業に取り組めない子には近くの子が積極的に教えてあげていた。”You are a good teacher!” と声をかけるとえへへ、とはにかんだ笑顔を見せてくれたのが印象に残っている。

こどもたちの英語は本当に速く、聞き取れないことが多かった。授業中などは時間も限られているためじっくり聞いている暇もなくごめんね~と言いつつ流してしまうことが少なくなく、自分の語学力を腹立たしく思うと同時にこどもに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになった。伝えたいことがあるのに無下にしてしまったわけだから。

授業の中で対象としていたのは子供たちだったが意外なところで先生からの反応も得ることができた。鳴き声クイズをした授業の後にこそっと言われた、本当にそんな声で鳴くの?という言葉や、着物の話をしているときにこども以上に食い入るように見入り、後から素敵だわ、それから…、と2、3個いただいた質問などこどもたちとはまた違ったり、同じ目線だったりと貴重なものに感じた。
 授業のそと、例えば夜のSocial clubやFair Trade Tea Party、ステイ先などでの交流の中でも多くの人に出会う機会があった。日本のことを知っている方、行ったことがある方、折り紙が得意な方、苦手な方いろいろな人がいた。中でも私のホストファミリーは日本人の友人がおり、京都へ旅行したことがあると聞いた。”We don’t like tofu because it is like a rubber.” と言われて反論しない私ではなかったが、 意見を揺るがすことはできず、悔しく思った。


○誰が―日本各地の学生が
このプログラムで1番の収穫だともいえるのが、かけがえのない仲間たちとの出会いだ。半ば偶然にも私の友人も同じプログラムに参加していたが、その他北は北海道南は沖縄まで全国から集まったメンバーはこのプログラムがなければ一生出会うことはなかっただろう。仲間として一緒に授業を作っていく際にも、この人はこういう役割が得意だ、このような仕事はこの人に合っている、自分はこのような立場だからいま全力を尽くそう、といった「適材適所」なチームプレイが3週間の間に実現できたことは素晴らしいと思う。それぞれが(かなり濃い)個性を持ち、かつ柔軟に周りとの協調を図ることができたからだろう。チームプレイということで同じチームにならなかったメンバーとあまり時間を共有できなかったことが残念に思われる。しかし限られた人数とはいえ、3週間という時間の中でお互いの目標を話し、国際協力やフェアトレード、このプログラム自体の在り方などについて語り合えたことはこの上なく勉強になるものだった。それぞれが自分の目標、思いを持ち参加しており、教育に興味を持った人、国際協力に関心がある人、いろいろだった。そんな中で自分の価値観を見つめなおし、相手の意見を考え、さらに悩んでいくことが大事だと感じた。もっとも身をもって感じたことは「人は見た目じゃない」ということではあるが。


○どのように―授業を通して
このプログラムではこどもたちに「授業」を通じて日本の文化を教えていった。授業の流れ、子供たちの反応を予測し、できるだけ楽しく伝わるように工夫した。説明の時に視覚情報を入れる、単に説明するよりは質問を投げかけてみるなどの配慮はしたつもりである。授業内容やインターンの人数にもよるが少人数のグループごとにインターンを置く形にすると、個別対応がすぐにでき、授業から少し離れた質問、例えばこのあいさつはなんていうの?などこっそりと教えてあげることができる。どうしてもクラス全体対インターンの講義のような形ではちいさな疑問を流さざるを得ないことが多いように感じた。

授業では大まかな流れをマニュアルに従って作っていった。もともとこどもたちに体験してもらうことを重要視しているようだったので、聞くだけの授業、にはならなかった。始めて聞く言葉、日本からやってきたんだと知った驚き、面白いこと、わからないこと…、こどもたちの表情が気持ちを代弁して、私に多くのことを伝えてくれた。楽しいんだ、よくわからなかったかな、感じたことに対して臨機応変に的確な対応ができたとは思えないが、最低限のフォローはできたのではないかと思う。


○何をした―伝えた、知ってもらった、感じた
以上のような活動の中で日本の文化を伝え、自分の住んでいる町のことを知ってもらい、またほんの少しではあるがフェアトレードについても知ってもらい、自分自身もイギリスという国、Ramsgateというまちの空気を感じ、そして1人ひとりとの出会いのかけがえのなさを実感した。自分1人の力で相手に伝えられることには限界があり、仲間と集まって話し合い、分担し、相談しあってこそひとまわり多くのことを伝えられるのだと思った。

あたたかな人々に迎えられ、力強い仲間に支えられ、新たな挑戦を繰り返したこの3週間は私の大切な経験の1つとなるだろう。3週間の間に感じたつらさ、苦しさ、悔しさをばねにし、今回得ることができた喜び、感動、笑顔を胸にこれからの人生で自分が他人に何をしてあげられるか、何を求められるのかを考えていこうと決めた。


○最後に
私と出会ったみなさん、自分を一歩成長させてくれてありがとうございました。そしてこれから参加しようかなって皆さん、このプログラムは自分で造り上げるものです。マニュアルなんてありません。どう「マニュアル」を壊し、発展させるかです。自分の時間をどう生きるか、限られた時間の中で考えてみてください。