「驚いたのは、小学校に食堂があったこと」英国インターンレポート

蔵田 雄己さん
法政大学
法学部3年生
イギリス・2016年9月参加

参加して良かったですか?

良かった(評価4) ※以下、5段階評価(5が最高)

1週目の語学研修をしたことで、プレゼンのやり方や、子どもたちへの接し方などを学んでから、2週目のインターんに望むことができた。

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何事も自分から進んでチャレンジが必要

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井ノ口ひかるさん
京都産業大学3年
オーストラリア派遣
2015年8月3週間

  • 私は2015年6月頃このプロジェクトの参加することを決めました。前々から日本語や日本文化を外国人に広めるということに関して関心を持っていました。日本は世界に誇れる歴史と文化をもっています。是非とも世界中の人に知ってもらいたかったです。そのため、かるたを通して日本の文化や日本について学ぶという斬新で未知なプロジェクトに惹かれました。

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リーダーシップ=「伝える力」

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伊藤匠— 神戸大学・法学部3年 (イギリス・2014年9月参加)

 

■私がこのインターンに参加した目的について。

約二年半のこれまでの大学生活の中で、私はあるコミュニティにおける「リーダーシップ」たるものについて、常々考えてきました。その表現には様々あるというのが自分なりの結論です。 続きを読む

心に残っているのは「教員もいいな」と思えたこと

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松原萌さん
筑波大学人間学群教育学類3年
イギリス・2013年9月参加


2013年9月、濃密で衝撃的な3週間をイギリスですごしてきました。その一部始終を振り返り、時系列に沿って以下にまとめていきたいと思います。

まず、コミュニティインターンへの参加きっかけは、大学の掲示板でお知らせを見たことでした。高校生の頃から漠然とイギリスに興味があったこと、大学で留学生のお世話をしていながらも自分の英語力に疑念が湧いてきたこと等が重なり、参加を決意、両親の説得にとりかかりました。正直に話せば、参加する前のフェアトレードの知識はそれほど多くなく、日本文化の何かに秀でているわけでもなく、また、子供好きではあるものの教員になるかどうかは迷っている、そのような状態でした。ただ、

現地での生活1週目、翌週から始まる小学校での授業に向けて語学学校で準備をします。事前に配布されたスケジュールよりも前倒して進めたため、かなりハードでした。他のメンバーはお互いに初対面の人ばかりでしたが、少なくとも私は、緊張感を感じていたのは初日まででした。皆で同じプロジェクトに向かっているという仲間意識が不必要な緊張感を取り除いたのでしょう。1週目に関しては、天候は穏やかで過ごしやすかった記憶があります。

ただ、3週間を通して傘は必要です。事前にインターネット等で調べた際に「雨が降っても少し待てば止む。傘はいらない」といった情報をよく見かけましたが、私としては、降るときはだいぶ降り続いた印象があります。仮に少し待てば止むにしても、このプログラムは基本的に団体行動でバス移動のため、雨が止むまで待つことはあまりできません。私は傘を持って行かなかったため、日本にはないような傘を現地調達、そのまま自分のお土産にしました。ただ、基本的にどのお店も閉まるのが早く、平日はなかなかショッピングの時間が取れないので要注意です。

話は変わりまして、現地での生活拠点となるホームステイ先について。これは当たり前ですが家庭により様々な面で差があるようです。家族構成も多様。女性の一人暮らしだったり、他にも留学生を受け入れていたり、家族のうちの誰かが長期旅行中だったり……。生活習慣も多様。シャワーの時間について注意されたり、洗濯のルールもあったり、まったく干渉されなかったり……。私のステイ先は留学生というものに慣れていたようで、家主と留学生の生活はほぼ別々、ダイニングにあるものはいつでも何でも食べていい、と、割と放任主義のお家でした。洗濯物がいくつか返ってこないなどということもありますので、どのようなことも起こりうると覚悟しておいた方がよさそうです。


さて、いよいよ小学校での授業が始まる2・3週目。気温も下がってくる時期なので寒さ対策が必要になってきます。毎朝とても早い時間にバス停に集合して移動しました。学校に到着後、浴衣に着替えて校内を歩くととても喜んでもらえました。(皮肉なことに、私を含めメンバーの多くが渡英をきっかけに浴衣の着付けやたたみができるようになりました。)子供たちは押しなべてフレンドリーで、すれ違いざまに「ハロー!」「コンニチハ!」などと挨拶をしてくれたり、授業後には「僕のこと覚えてる?」と近寄ってきてくれたりします。また、現地の小学生はさまざまな言語でのあいさつを習うようで、スペイン語やフランス語などでもあいさつをされました。

母国でさえ行ったことのない授業を、海外で、しかも英語で展開するのには大変な勇気がいるものですが、内容はマニュアルが教えてくれるので安心です。対象が小学生のため多少ざわついたりすることもありますが、「静かにしなくてはいけない合図」がクラスによって決められていることもあります。(もとより、ざわつかないクラスもあります。)私は、クラスで声を出しすぎたためなのか単なる風邪の前兆なのか、一時期のどが痛かったことがあります。予防策として、先生を観察して「合図」を真似してみたり、教えてもらったりするとよいかもしれません。飴やマスクがあるとより安心です。また、集団を相手にするときのテクニックで私が参考になった(と振り返って思う)のは、「おかあさんといっしょ」など教育番組の「おにいさん・おねえさん」の仕切りや音楽ライブでの歌手によるMCです。その空間にいる人々の関心を集めて話を聞いてもらうには技術がいります。「おにいさん・おねえさん」や歌手の振る舞いを真似してみたところ、メンバーや景谷さんから好評をいただけて嬉しかったです。

2・3週目の活動が終わると、いよいよ帰路に就きます。私は3日ほど延泊していたのでステイ先から日本まで一人で帰りました。イギリスと日本の時差は時期により8~9時間あります。帰国後、重い時差ボケに苦しんだメンバーもいましたが、私は全くそのようなことはありませんでした。往復路ともに「飛行機でよく寝る」という対策が効いたのかなと振り返って思います。機内でよく寝るためには若干の寝不足状態に身を置く。そのためには前夜遅くまで荷造りをすれば全てOK。忘れ物はないか、空港までの道のりや時刻表の確認は済んでいるか、入念にチェックしていました。翌朝の寝坊や乗り過ごしなどの支障が出ない程度に寝不足にしておくとよいと思います。


以上が、時系列に沿った3週間の一部始終です。メインイベント—小学校での授業—をさせていただいて様々な発見がありましたが、何より私の心に残っているのは「教員もいいな」と思えたことです。教員になるかは迷っている私でしたが、「将来小学校教員として働きたい」と強く思ってしまう、衝撃的な体験ができました。

私を変えてくれた英国インターン

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小船井みず紀さん
新潟県立大学国際地域学部3年
イギリス・2013年9月参加


私がこの英国インターンに行くことを決めたきっかけは、、、、ポスターを見かけたことです。その時期、私は中・長期の海外留学を経験するのは今年の夏が最後のチャンスかもしれないと考え、自分に合ったプログラムがないか探していた時でした。偶然、私の友人に昨年参加した子がいたことで詳しく話をきくことができ、「すごく充実した3週間だった」という言葉をきいて、参加の決意を固めました。 続きを読む

“lovely” days-生きた英語に触れる楽しさ、子どもたちと関わる楽しさ―

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深澤 一菜子さん
愛知県立大学教育福祉学部3年
イギリス・2013年9月参加


私がフロムジャパンのコミュニティインターンに参加した理由は2つあります。1つは、時間に余裕がある3年の夏休みに英語圏の国で趣味として勉強してきた英語を使って生活してみたいと思っていたからです。単なる語学留学ではなく、現地の人々と関われるところがこのインターンの長所だと思います。2つ目の理由としては、現在私が小学校教諭になるために大学で勉強をしているからです。大学の講義で海外の教育法についても勉強し、刺激を受けたので海外の小学校の様子を見ることができるということは私にとってとても魅力的でした。また、小学校の見学だけではなく自分が小学生に授業をして直接関われるという点も魅力的でした。

結論からいうと、イギリスでの生活はとても良かったです。毎日が充実していて、ホストマザー(ファーザーとは別居中でマザーしかいませんでした)はとっても素敵な方でした。イギリスのご飯はおいしくないと噂で聞いていましたが、ホストマザーがつくるご飯はとてもおいしかったですし、イギリス英語の発音で苦労するかな?と不安に思っていましたが数日経てば慣れてしまって問題ありませんでした。ホストマザーと私はほぼ毎日、夕飯の後に話をしました。それもイギリス英語に早く慣れることができた理由かもしれません。おしゃべりが大好きな私を察してくれたのか、自然とホストマザーとのんびり話す時間ができていて、本当の母のようでした。ホストマザーとの話の内容は、私が発見した日本とイギリスとの違いであったり、ホストマザーの趣味についてであったり、英語についてわからなかったことを質問したり様々でした。題名に入れた“lovely”という言葉はイギリスで私がよく耳にしたのでホストマザーに意味や程度、用法を教えてもらい、覚えた私にとってとても思い入れがある言葉です。お店の店員さんや学校の先生、家族などいろいろな人に本当によく言われました。このようにそれまで知らなかった言葉や言い表したかった表現を教えてもらうことは辞書にはのっていないものばかりだったのでとても勉強になりました。また、同じ家にイタリア人の男の子2人もホームステイしていたのですが、その2人が話す英語はイギリス英語よりも聞き取りにくく、最初はかなり苦労しました。しかしよく考えてみると、英語が母語ではない人と英語でコミュニケーションをしなければならない状況はこれから先もありえることです。良い経験ができたと考えています。

英語研修後の小学校での活動でまず感じたことは子どもたちが日本もしくは日本のものに興味をもってくれているということです。特に子どもたちが興味をもっていたのは日本語や日本の文字についてでした。自分や家族の名前のカタカナ表記を知ると嬉しそうでした。また、ある子は日本の津波について心配していました。子どもたちと関わるにつれて、自分の国である日本について伝えることはもちろん大事だけれど、イギリスや子どもたち自身について私が尋ねて互いに知ろうとすることも子どもたちとのコミュニケーションにおいて重要だということを感じました。自分が知らない、わからないという状況を恐れてはいけない、知らないのは当たり前なのだから子どもたちに逆に教えてもらおう!と思うことができれば、より会話を楽しめると思います。小学校での授業においては4日間の英語研修が大変役に立ったとも感じました。like thisを使えばなんとなく言いたいことを伝えることができるかもしれませんが、やはり一度に多くの人に物事を伝えるためには簡単で的確な言葉が必要でした。そして子どもとのやりとりのなかではほめる言葉やねぎらいの言葉は欠かせません。Well doneや Good try、NearlyやCloseなどの言葉を事前に英語研修で教えてもらっていたので有効に使うことができ、子どもたちとの会話も楽しいものになりました。活動をしていて感じたことといえば、子どもたちがとってもかわいかったということも言わずにはいられません。最初は名前を覚えていないために子どもたちはインターンのことをMiss!と呼びます。しかし、名前を覚えてくれると授業が終わっても翌日になっても廊下や運動場で会うとHina!!と呼んでかけよってきてくれました。休み時間には一緒に遊んだり、ある子は弟を私に紹介してくれたり、ある女の子は恥ずかしがりながらボーイフレンドを紹介してくれました。とても素敵な交流が子どもたちとできたので素晴らしい思い出ばかりが思い浮かびます。

小学校での授業を考える際に意識したことは能動的に子どもたちが動く場面をつくるということです。私たちが日本の文化を伝えるということは、子どもたちは聞く、教えてもらうという立場になるので受動的になるのは当然のことです。しかし、受身ばかりでは子どもたちのモチベーションが下がってしまったり、インターン任せになってしまうことがあり得ると思ったので子どもが主体的になってそれぞれの個性が出せるような場面をつくろうと工夫しました。例えばワークシートに顔や体、メッセージや絵を書き込めるようにしたり、かぶることができる大きなかぶと折り紙の授業に切り紙で装飾をする作業をいれたりしました。

もちろん小学校での活動も充実していて楽しかったですが、町歩きやオフの日の生活も楽しかったです。町歩きをすることで自分が滞在している町について詳しく知ることができました。そしてオフの日にはロンドンやカンタベリー、サンドウィッチなどに出かけました。町に出ると初対面の人と話す機会が多くなります。お店の店員さんと会話をしたり、外国の人にお店の場所を尋ねられたりしました。

現地の子どもとも大人ともたくさん関われて、現地の小学校も見ることができて、観光もショッピングもできて、さらに英語の勉強もできる、私にとってフロムジャパンのコミュニティインターンは“lovely trip” でした。

ガイドブックに載っていないイギリスの魅力

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北島明子さん
熊本大学文学部3年
イギリス・2013年8月参加


私がこのプログラムに参加したきっかけは、大学、、、で案内を見つけたことでした。もともと国際交流に興味があり、外国の人に日本に興味を持ってもらいたいという思いと、外国に行って子ども達と触れ合いたいという思いからすぐに参加を決意しました。

海外に一人で行くのは初めてだったので何か失敗をしないか不安でしたが、配布資料で丁寧に説明が載せられていたり同じ便で行く(他のインターン)と会うことが出来たので、無事到着することができました。福岡から韓国、韓国からイギリスへ行く飛行機の中では、隣の席になった人といろいろな話をして、頂いた配布資料を読み直していました。イギリスに日本文化を伝えに行くと言うと、頑張ってねと言ってもらえ、さらに気持ちが高揚してワクワクしながら起きていました。

イギリスについてまず驚いたのは、空港がとても広かったことです。私達は第四ターミナルについたのですが、第三ターミナルまで行くのにかなり時間がかかり、必死で引率の方について行きました。京都での事前研修以来、みんなと会うのは二回目だったけれどすぐに打ち解け、移動のバスの中ではずっとおしゃべりをしていました。私はホームステイ先に着くのは最後だと思っていたので、のんびり頭の中でシュミレーションをしていたけれど、一番初めだったのであたふたしてしまいました。三週間お世話になったホストファミリーはとても優しくて、親切にして下さいました。事前に見ていた体験談集と違って、この家庭では特にルールがなく、門限もないしシャワーはいつ浴びても大丈夫でした。ホストマザーはとても料理が上手で、私のイギリス料理に対するイメージを覆しました。イギリス料理はまずいというイメージがあり、出国前には友達からも散々言われたけれど、料理はとてもおいしかったです。それはホストマザーの料理だけではなく語学学校の料理や給食も同様においしく、日本とは違うメニューばかりで物珍しくもありました。個人的に、Ramsgateのレストランで食べたパニーニが一番おいしかったです。ただ、お米はやっぱり日本のものがおいしいなと感じ、イギリスではあまり野菜を食べないんだなと思いました。また、子ども達が残飯を捨てている姿を見るのは悲しかったです。日本語の「いただきます」と「ごちそう様」の深さを改めて感じ、プログラムの中で子ども達にこれらの言葉を教えられたら良かったなと思います。

イギリスに滞在している間は本当に規則正しく、健康な毎日を過ごすことが出来ました。ホームステイ先が語学学校から一番離れていたので、毎日三十分ほど歩きました。歩くのもすごく楽しくて、いろんな発見がありました。車が路上に駐車されていたり、信号機の形が違うのも新鮮でした。雨の日にでてきたカタツムリが大きかったり野良猫がふさふさだったのも驚きでした。皆には日本でも一緒だと言われましたが全然違うのです。

語学学校での授業のおかげで本番への心構えができました。最初は全然話せませんでしたが、回数を重ねるごとに良くなっていることを実感できました。ルーシー先生の授業はとてもわかりやすく、英語でどう伝えたら効果的か学ぶことが出来ました。しかし、小学校で実際に授業を行った後の方が問題点が多く浮上し、ルーシー先生に質問したいことがたくさん出てきました。私達の班ではカルタの説明を大幅に変えたので、文法や語彙が合っているか確認していただきたかったです。また、小学校に行く前に名所やサネット市について知識を得て、実際に訪問しておけばよかったなと思います。週末にMargateの名所を一通り周ったのですが、カルタの題材になっている場所とは違ったので、題材になっている場所をちゃんと見て子ども達にアドバイスが出来れば良かったです。

どの活動も印象に残っていますが、一番心に残っているのはカルタmakingです。みんな一生懸命読み句と絵札を考えてくれて、カラーペンで塗ったのでとてもきれいな仕上がりになりました。早く終わった子には折り紙を教えたのですが、手裏剣作りが途中になってしまったのが残念でした。絵札を作成中、中には写真をそのまま映している子もいたので、オリジナリティを出していいと伝えたかったけれど上手く言えませんでした。また、せっかく子ども達が話しかけてくれても何と言っているのか理解できず、自分の英語力のなさを痛感しました。交流の機会を無駄にしないためにも、もっと英語を勉強してスピーキング力を身に付けたいです。プレゼンテーションでは自分で調べて来てくれた子もいたし、先生が補足の情報を付けたして下さったり、発表が苦手な子のアシストをして下さいました。イギリスの子ども達は日本の子ども達と違って積極的でみんな手を挙げるので、発表も得意だと思っていましたが、緊張していたり照れたりしていたので少し意外でした。最後に手作りカルタでゲームをするときはみんなすごく楽しそうで、自分が作ったカルタを自分で取れると「僕のだよ!」とすごく嬉しそうでした。ゲームをする上で、先頭が誰だかわかるようにかぶとをかぶってもらったり、Hereシートを作って札により過ぎないよう工夫しました。かぶとをかぶると先頭が誰だかわかりやすいけれど、動くと落ちてしまったり髪形によってはかぶりにくそうにしていたので、最後にはかぶりませんでした。また、お手つきを伝えるのは難しく、お手付きをしていない子が休みになってしまうので、間違いはカウントせずゲームを行いました。キーワードに重点をおいた説明を行うと、子供達はすぐにルールを理解してくれて次の日も覚えていました。カルタをしながら、なぜカルタが日本でしか浸透していないのか考えていました。自分なりに考えてみた結果、①日本語はモーラ言語である ②枚数がゲームをする上でちょうど良い(みんなで輪になってできる) ③和の文化である ④単一民族国家である という四つの要素が関係しているのではないかと思います。モーラ言語では音節で語を区切るため、ひらがな一音の音は変わりません。しかし、アルファベットだと単語によって音が変化してしまい、最初の文字が聞き取りにくくなってしまいます。また、ルールを守ったり、待ったり、一緒に何かをすることは集団生活を送る上でとても大切なことだし、単一民族なので文化や言葉の壁がありません。そうしたことから日本でのみ発展したのではないかと思われます。

折り紙では犬、猫、魚、かぶと、手裏剣をレベルに応じて折りましたが、どれも楽しそうに折ってくれました。休み時間にはピカチュウやキティちゃんも教えました。手裏剣ができる行程にみんなとても驚いていました。犬と猫は折方がほとんど同じなので、完成の時は犬ができた子と猫ができた子がおり、区別が必要だなと思います。

習字では清書の他にもメッセージカードを作ってもらいました。中には私達にカードをくれた子もいてとても感激しました。

どの活動にも言えることは、早く作業が終わる子と遅く終わる子の差をいかに埋められるかだと思います。私達は余裕を持って準備していたつもりでも、用意していた活動を全て終わってしまう子がちらほらいました。先を読んでいろんな活動を準備すれば良かったなと思います。また、日本から剣玉やこまなど子供達の興味対象になりそうなものをたくさん持ってきたらよかったなと思いました。

その他にも、私はフェアトレードに関する活動がとても印象に残っています。中でもタミーさんのお話を拝聴できたことで、フェアトレードにとても関心がわきました。実際に調査をした際は、店員の人が店で取り扱っているフェアトレード商品を把握していたことに驚きました。しかし、アンケートにおいて、フェアトレード商品を買っていてもサネット市がフェアトレードタウンだと知っている人がほとんどいなかったことも驚きでした。フェアトレードを推進する側と実際に買う側に意識の差があることを受け止めてその差をどう縮めるかが、今後の活動において大切なことだと思います。同様のことは日本にも言えます。私は熊本に在住しているので、自分なりに勉強したり活動に従事し、少しでも多くの人にフェアトレードについて知ってもらいたいです。

三週間はあっという間に過ぎてしまい、とても楽しくて有意義でした!この経験は、私の人生において大切なものの内のひとつです。迷惑ばかりかけていましたが、自分に足りない力を見直すことができたし、フェアトレードにも出会うことができました。また、他の参加者やホストファミリー、子供達や同じ語学学校に通っていた生徒さんなどたくさんの人と交流することができました。みんなと出会えてすごく良かったです。日本に戻ってもずっと繋がっていたいです。

帰りの飛行機で、隣の席になった同年代の女の子と仲良くなりました。お互いの思い出を話していて、その子は私が参加した活動に非常に興味を持ってくれて、自分も参加したいといっていました。もしかしたら、次のインターンシップに参加しているかもしれません!こんな風に、自然とつながりが増えていくことがとても嬉しいです。郷土カルタや日本文化を通して、子供達がたくさんつながりを増やせていけたら幸せです。ぜひまたこのプログラムに参加したいです。その際は、今回できなかった活動や新しいことにも取り組んでみたいです。

 

イギリスで教育現場を通して学んだこと

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木村友美さん
宇都宮大学国際学部3年
イギリス・2012年8月


今回のインターンシップでは、Bromstone Primary SchoolとSt Ethelberts Catholic Primary Schoolの二つの小学校を訪れ、日本文化を紹介することができました。

私は3週間、インターンシップに参加しましたが、最初の第1週目に語学学校に通い、日本文化に必要な英語表現を学び、模擬授業を実施しました。この1週間で、小学校での活動についての不安を解消し、本番に向けて自信を付けることができました。授業は、チームごとに行います。私達のチームは4人いましたが、折り紙、習字、かるたの各授業の代表を選び、各代表者が担当の授業を責任を持って進めました。私は英語教員免許取得を予定していますが、授業を考え構成していく経験が非常に有意義でした。言うまでもありませんが、授業中の使用言語は英語でしたので、英語でどのように小学生の子供たちに説明し、理解させるか、という課題に向き合うことができたと思います。語学学校の先生はとても親切で、質問には何でも答えて頂き、英語力の不十分な私たちに根気強く指導して下さり、実用的な英語を学ぶことができたと思います。チームで授業を作る上で苦労したことは、それぞれの授業のリーダーを決めて完全に分業してしまったので、担当外の授業に不干渉的になってしまったことです。リーダーはあくまでもリーダーで、他のメンバーも主体的に授業づくりに参加していくことが必要だと個人的に思います。

語学学校で学んだ後、小学校に行きました。イギリスの小学校は日本の小学校と大きく異なっていました。日本では先生が授業で黒板を使用しますが、イギリスでは黒板の代わり電子黒板(スクリーンのようなもの)が教室の正面に配置されており、チョークの代わりに繰り返し使用できる電子ペンを使います。電子黒板とPCは連動しており、PCの映像は電子黒板に反映されます。つまり、授業中に先生が必要とした情報をPCで即座に調べ、子供たちと電子黒板を通じて共有することができます。この電子黒板とPCは各教室に必ず1セット用意されていました。イギリスの公立小学校ですらこの設備であることに、日本の小学校の教育設備と比較せざるを得ませんでした。さらに、日本の小学校では通常1クラスに1人の担任の先生が常置され、クラスの状況によって2人以上の先生が授業を担当することはありますが、イギリスでは、ティームティーチングが頻繁に行われているようでした。2人、さらには3人で1クラスの授業を監督している姿が良く見受けられました。Bromstone Primary Schoolで、耳の不自由な子がいるクラスがありましたが、その子の隣にはいつでも手話のできる先生が1人付き添っていて、学習のサポートそしていました。この学校はIncludingをモットーにしている為に、様々な障害を持つ子を除外せず、他の子供たちと共に同じ空間の中で学ぶということを意識しているようでした。日本ではこのようなクラス編成は、先生の負担も考慮すると、難しいことです。さらに、St Ethelberts Catholic Primary Schoolに関して、この学校はカトリック系の学校で、知的レベルも概ね高い学校でしたが、教材としてDS(任天堂のゲーム機)を用いて数学の計算をゲーム感覚で行っていました。DSは各子供に1つずつ貸し出されていました。子供たちにとって教材が魅力的なものほど学習意欲が向上するものだと思いますが、このような電子機器を揃えられる点もまた、イギリスの教育水準の高さを物語るものだと感じました。

イギリスの子供たちは非常に積極的に授業に参加してくれました。集中して取り組んでいたのも、見慣れない日本人の授業だったということや、先生の協力のおかげもあると思います。折り紙の授業では、子供たちは初めて折り紙を見るものだと想像していましたが、クラスによってはすでに折り紙を使用した授業を、私たちが来る以前から実施して準備していて下さっていたりしていました。一枚の紙から兜を作るという作業は、子供たちのみならず先生も感激している様子でした。習字の授業では、漢字と名前のカタカナ表記を教えました。自分の名前を日本語で書くということが興味深かったようで、教えると満足そうな表情を浮かべる子もいました。そしてカルタの授業では、サネット地域の郷土カルタを子供たちが作り、最終的にそのカルタでカルタゲームをして遊びました。今回担当したカルタ作りでは、子供たちの知らない場所や歴史的人物などを敢えてピックアップして、そのトピックに関してインターネットで調べ作業をし、その後カルタ作成という流れで行いました。自分の身近にある場所さえも知らない子がいたので、こうした調べ学習を含めた活動は、サネット地域を知るという意味でも、郷土カルタの醍醐味だと感じました。カルタ作成は時間内に終えることができ、カルタゲームも何回も行い、子供達も楽しそうに参加していました。私達のチームは、最終的には全員で協力して分担作業をしていたこともあり、大きな問題もなくスムーズに授業を行うことができました。途中でマニュアル通りに進まなくとも、臨機応変に対応し、先生とコンタクトを取りながら上手く乗り越えることができました。チーム内での団結力の大切さを強く感じました。

授業はもちろんのこと、週末の町歩きもチームごとに行動することが多くありました。イギリスという異国の土地で、意見の合わない時もありましたが、お互いに協力し、足りない部分を補い合いながら活動しました。チームで活動することは難しいことも多いですか、達成した時の大きな喜びを味わうことができます。このインターンシップでは素敵なメンバーと貴重な体験ができたと思います。

商品を販売しない、フェアトレード

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糸澤文香さん
筑波大学理工学群社会工学類3年
イギリス・2013年8月参加


「最初のフェアトレードタウンはイギリスで生まれたんだよ。」大学でフェアトレードサークルに所属している私は、ある日メンバーにそう教えられた。それから「イギリス=フェアトレード先進国」というイメージが自然と出来上がっていた。イギリスに行ってフェアトレードの最先端を見てみたい、フェアトレード先進国の実情を見てみたい、それが私が今回コミュニティインターンに参加したきっかけの1つだった。イギリスで、最初に出会ったフェアトレード製品はコーヒーシュガーだった。これはイギリスへ向かう機内で出てきたものだったので、正確にイギリスで出会ったというわけではないが。日本を出発して数時間でフェアトレードが見つかったことで、私の期待はますます大きくなっていった。イギリスに降り立ってすぐにサネットへと移動し、2週間お世話になるホストファミリーの家へと向かった。サネットはロンドンの南東に位置する海沿いの街で、減少する観光客数に歯止めをかけようと、ターナー美術館をはじめとする様々な街おこしに取り組んでいる。その一つがフェアトレードタウンである。

イギリスにはフェアトレードタウンが数多く存在するが、サネットもその1つである。フェアトレードタウンと聞いて、私は町中のいたるところにフェアトレードショップが点在し、住民はフェアトレードに関心を持ち、またそのことに対して誇りを持っているものだと勝手に解釈していた。インターンプログラム初日、2日目にかけてサネット地域、特にRamgsgateの街歩きをしたが、思っているよりもフェアトレード専門店は見当たらなかった。Waitroseというスーパーマーケットには砂糖やコーヒーはもちろん、コーラやはちみつ、ワインに至るまでフェアトレード商品が数多く陳列されていた。商品の中にはwaitrose独自のものも多く、特に紅茶はティーバッグからルーズリーフティー(茶葉)まで、様々な種類が取りそろえられていた。日本では、最近イオンなどの大手スーパーの自社ブランドでも、チョコレートなどでフェアトレード商品を扱い始めてきたが、その種類はまだまだ少なく、しかもフェアトレードによほど興味がある人でないとその事実についても知らない場合が多い。ここでも日本とイギリスのフェアトレードに対する差を感じた。

プログラム後半では、Broadstairsという街をフェアトレード商品を扱う店舗を訪れ、実際にフェアトレード商品を扱っているか、売れ行きはどうかなど、直接従業員の方たちに尋ねるという機会を得た。私達のチームは美容室を2件訪問し、どのようなフェアトレード商品を扱っているかを調査した。最初に調査先を告げられた時、美容室とフェアトレードに一体何の関係があるのか、イギリスではヘアケア用品もフェアトレードなのか、と様々な想像をしていた。しかし実際に店舗に伺ってみると、ヘア用品がフェアトレードなのではなく、美容室で客に出すコーヒーや紅茶がフェアトレードであることが分かった。フェアトレードといえば、フェアトレード商品を消費者に向けて販売することだけ、といった凝り固まった考えをしていたことに気づかされ、これは素晴らしい取り組みであると思った。一見すると、全く関係のない分野でも何らかの形でフェアトレードにかかわっていけるということを教わった。商品を販売しない、という新しいフェアトレードのシステムは、フェアトレードショップよりもより低いリスクでフェアトレードを導入することができる。フェアトレードに関心を持っている人は少なくないが、フェアトレード商品を導入した際の収益の減+少や顧客からの反応など様々な障壁が考えられる。この方法なら、収益をあまり気にかけることなくフェアトレード商品(主にコーヒーや紅茶、チョコレートなどのオーソドックスな商品に限られるとは思うが)を導入できるというメリットがある。そのため、先述のヘアサロンはもちろん、大学や企業など様々な場所、場面でフェアトレード商品を導入できる。こう見ると、イギリスのフェアトレードタウンでは、フェアトレードを足がかりとした街おこしが成功しているように見える。

しかし、私達はサネットを街歩きした際に違った一面を見ることができた。あるグループがインタビューした、フェアトレード商品を取り扱っていたというカフェのオーナーによれば、フェアトレード商品は質が悪く、客からの反応も良くないということで、フェアトレード商品の取り扱いをやめてしまったのだという。フェアトレードタウンでフェアトレード商品を扱う店として、サネットのフェアトレード広報誌の中で、fairtrade directory に名前が掲載されているにも関わらず、先述の店のように取り扱いをやめてしまった店や既になくなってしまった店もあった。このように、フェアトレード商品を扱う供給側としても問題点も発見することができた。

一方、フェアトレードタウンの消費者は、フェアトレードについてどう考え、感じているのだろうか。今回は2週間にわたりRamsgateでホームステイをしたので、実際に現地の人と会話する機会が多々あり、実情を知るには最高の機会だったと思う。私がホストマザーにフェアトレードについてどう思うか尋ねたところ、何というか、イギリス人らしいユーモアと皮肉を交えてフェアトレードについての意見を語ってくれた。彼女自身はフェアトレードというアイディアそれ自体には賛成だという。まず驚いたことは、日本でもフェアトレードが浸透しつつあるとはいえ、その中心は若い世代であり、年配の方になるとその言葉自体知らない人も多いが、彼女はフェアトレードについて正確に理解していた。イギリスがいち早くフェアトレードに取り組んだことに加え、彼女は毎日新聞を読み、教養も深かったからかもしれない。彼女の話に戻ると、フェアトレードのアイディアには賛成だが、実際の活動になると話は別で、あまり好きではないという。なぜならば、少し前にイギリス国内でNPOが慈善事業を理由に市民から寄付を集めていたが、結局それは横領され、詐欺であったというニュースがあったらしく、イギリス国内で非営利団体や慈善事業に関する目が厳しくなっているのだという。また、イギリスではフェアトレードと言えば教会が主導していることが多く、日本のように企業が先行しているというイメージがあまりないので、余計にフェアトレードと慈善事業の結びつきが強い印象が残ってしまっているのではないかと思った。一口にフェアトレードタウンとは言っても、フェアトレードに賛成する市民ばかりではないということを痛感した。今回はホストマザーにしか話を聞くことはできなかったが、ぜひあらゆる年代にフェアトレードについての意見を聞いてみたいと思った。

今回イギリスの2週間にわたる滞在で、フェアトレードという言葉の認知度が日本に比べて高いことや、物を売るという形以外のフェアトレードの新しい形を知ることができたこと、またフェアトレードタウンを通したまちづくりの成功事例やその難しさを知ることができた。これは、フェアトレードに関心を持ち始めてまだ間もない私にとっては強い刺激ではあったが、それによってもっと勉強したいと考えるようになったことに加え、同じようにフェアトレードに関心がある仲間と出会えたことは大きな財産になった。また、これまでフェアトレードにあまり関心がなかった参加者もこのインターンシップを通してフェアトレードに関心を持てた、と言っていたので、それを聞いてやはり今回のプログラムは意義のあるものであったと感じることができた。